Monday, September 13, 2010

トイレの神様

植村花菜さんというシンガーのことが、以前から好きだった。
荒井由美の名曲『やさしさに包まれたなら』のカバーを聴いたのが最初だった。
http://chainmusic.blogspot.com/2006/05/blog-post.html

先日、日本経済新聞社の現役デスクと元記者の方による社内研修があった。
その時に配布されたテキストの末尾に、日経MJヒット商品番付が掲載されていたのだけれど、2010年上期のランキングの一番下に、小さく彼女の名前があった。
「トイレの神様(植村花菜)」って。

研修の中で触れられることも、グループディスカッションで誰かがコメントすることもなかったけれど、とても気になった。『やさしさに包まれたなら』のシングルを買って何度も聴いたのは、もう4年前のことだった。最近では声のない音楽ばかりを聴いていて、あの時買ったシングルを聴くことは、もうほとんどなくなっていた。その後、成長著しい帆南がCDの棚に手を延ばしてしまうこともあって、リビングに置くCDの枚数を減らしてしまい、もう今では、日常的に流しているCDの棚に置いてさえいない。でも、素敵な声の女性だったなぁと、とても嬉しい気持ちになった。

今日、折角の日曜日にも拘らず、軽井沢で合宿研修があった。
アントレプレナーセンター代表取締役社長の福島正伸氏による講演を聴いて、本当は1泊した後、翌日のセッションに臨むところを、業務が入ってしまった為に、夕方過ぎで軽井沢を後にした。新幹線で東京に戻り、晴海のビジネスホテルにチェックイン。晩ご飯をコンビニで買った弁当で済ませると、PCを立ち上げてちょっとした仕事に取り掛かった。

そうしたら、何故だかトイレの神様のことが気になって。
You Tubeで聴いたんだ。

トイレの神様/植村花菜
http://www.youtube.com/watch?v=Z2VoEN1iooE

泣けてしまうような、とても素晴らしい曲だった。
だから今晩は、もう十数回もこの曲をリピートしてしまっている。
4年前にblogに書いた感想は、今でも変わっていなかった。
じんわりと沁み込んでいくような歌声。声そのものが、もう本当に魅力的だ。
詩も勿論良いのだけれど、ただの詩ならば読めばいい。
やはり声だと思う。声が、詩を本当に良いものにしているような感じがする。

聴いてみてください。
きっと、何度も聴きたくなってしまうと思います。