Tuesday, May 21, 2013

『ランドセル俳人の五・七・五』


本日読了。素晴らしい1冊だった。
本書については、まずは成毛さんのレビューを。きっと、心を掴まれるはずなので。
そして、もちろん本書そのものを。きっと、心に何かを残してくれるはずなので。
http://honz.jp/26182

凛くんがこれまでに小学校で受けてきたいじめには、本当に胸が痛む。教師が現実を見ない学校は、地獄だ。小さな身体につまった決して小さくない魂が受けた傷を思うと、言葉が出てこない。わずか11歳で消せない想いを幾つも背負わなければならなかったのだから。

それでも、凛くんに俳句があって、その感性を閉じ込めずにいてくれる人がいて、本当に良かった。実際は、そう簡単に言ってしまえるようなものではないのだろうけれど。

ちなみに俺は、本書を読んでいて、ハンナのことを思った。

まだ4歳。遠くない将来、彼女も小学校に入学する。そこがどんな世界か、どんな友達がいて、どういう関係が生まれていくのか、今は誰にも分からない。でも、いつだって最後は、彼女を肯定してあげたいと思う。彼女の表情も、言葉も、まっすぐに受け止めてあげたいと思う。親にできることなんて、突き詰めればきっと、ただそれだけなのかもしれないんだ。

そらまめ

昨日は休暇をもらって、ハンナの保育参観に行ってきた。
保育参観といっても、参加したのは俺ひとり。正確には、保育「参加」といった感じで、ボランティアとして子どもたちと1日を過ごすんだよね。1家族につき1人の親が、日程を決めて参加することで、子どもたちの日常を、そして先生たちとのふれあいを知っていく。まあ実際には、とにかく子どもたちと一緒に遊びまわって、一緒に昼ごはんを食べて、一緒に絵本を読んでいるだけで、ボランティアといっても「お仕事」をしている感覚は全くないけれど。

とにかく楽しかった。いい経験になったかな。
親になるまで、自分でも全然気づかなかったけれど、子ども、大好きです。