11月25日(土)
タマリバ vs 三菱重工相模原(11:00 K.O. @三菱重工相模原グラウンド)
前半のみの出場。その前半のスコアは12-14、1ゴール差で敗れた。
自分自身、上手くいかないけれど、なんとかするしかない。
主将が試合後に言っていたように、もっと泥臭いプレーしないと。精神論ではなくて。
Saturday, November 25, 2006
Friday, November 17, 2006
無力感のキープ
11月12日(日)東日本トップクラブリーグ決勝。
タマリバ 28-24 北海道バーバリアンズ(12:00K.O. @秩父宮ラグビー場)
酷いゲームだった。
後半ロスタイムに辛うじて逆転して勝利を拾ったものの、内容は完全に負けていた。北海道バーバリアンズが終始ゲームを支配し、「タマリバのラグビー」なんてものは、80分間の何処にも存在しなかった。「結果的に負けなかった」というだけで、負ける時の典型的なパターンだった。
タマリバの現時点での実力は、このラインだということだね。
それ以上でも以下でもなく、このゲームのパフォーマンスが全てだ。
単純に実力が足りないんだ。意識の問題だけではないと、おれは思う。
勿論、まずは自分自身を変えていくしかないのだけれど。
そういえば、村上龍さんの小説『ラブ&ポップ』の中に、印象的な言葉があったんだ。
「何かが欲しい、という思いをキープするのは、その何かが今の自分にはないという無力感をキープすることで、それはとても難しい」
(村上龍『ラブ&ポップ』、幻冬社文庫、221頁)
小説の主人公である裕美は、15万の指輪を欲しいと強く思い、援助交際をする。結果的に指輪を手に入れることは出来ないのだけれど、お金さえ準備できれば、すぐにでもその指輪を買うことが出来たんだよね。
もしそれが「スキル」や「フィットネス」だったら、或いは更に踏み込んで「地力」や「タフネス」だったとしたら・・。
そういうことを考えながら、1月の全国大会に向けて、練習がまた始まります。
タマリバ 28-24 北海道バーバリアンズ(12:00K.O. @秩父宮ラグビー場)
酷いゲームだった。
後半ロスタイムに辛うじて逆転して勝利を拾ったものの、内容は完全に負けていた。北海道バーバリアンズが終始ゲームを支配し、「タマリバのラグビー」なんてものは、80分間の何処にも存在しなかった。「結果的に負けなかった」というだけで、負ける時の典型的なパターンだった。
タマリバの現時点での実力は、このラインだということだね。
それ以上でも以下でもなく、このゲームのパフォーマンスが全てだ。
単純に実力が足りないんだ。意識の問題だけではないと、おれは思う。
勿論、まずは自分自身を変えていくしかないのだけれど。
そういえば、村上龍さんの小説『ラブ&ポップ』の中に、印象的な言葉があったんだ。
「何かが欲しい、という思いをキープするのは、その何かが今の自分にはないという無力感をキープすることで、それはとても難しい」
(村上龍『ラブ&ポップ』、幻冬社文庫、221頁)
小説の主人公である裕美は、15万の指輪を欲しいと強く思い、援助交際をする。結果的に指輪を手に入れることは出来ないのだけれど、お金さえ準備できれば、すぐにでもその指輪を買うことが出来たんだよね。
もしそれが「スキル」や「フィットネス」だったら、或いは更に踏み込んで「地力」や「タフネス」だったとしたら・・。
そういうことを考えながら、1月の全国大会に向けて、練習がまた始まります。
Tuesday, November 07, 2006
東京人生
11月4日(土)、ある写真展を観に行ってきた。
江戸東京博物館で開催されている荒木経惟さんの回顧展『東京人生』ね。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2006/1017/1017.html
感動した。
「シャッターを切る」という単純で誰にでも出来る行為の結末が、何故これほど違うのだろうと、何度となく息を呑んでしまった。持っている幾つかの写真集に収められている作品も何点かあったけれど、回顧展という全体のなかに位置づけられることによって、それぞれの作品がまた違った面持ちを浮かべていて、新鮮であり、作品の魅力を再発見したような感覚だった。
以前にも書いたけれど、荒木経惟という人は、とてもやさしいのだと思う。
写真を観ていると、対象との抜群の距離感が伝わってくるんだ。
ぬくもりとやさしさ、そして生まれ持った親近感をもって、すっと相手との心の距離をすり寄せていくような、アラーキーの人間的な暖かさを、どの写真からも感じ取ることが出来る。当然会ったことも話したこともないわけで、全ては作品からの勝手な想像にすぎないけれど、それでもどうしたってそう思ってしまう。そして、魅力的な写真の数々を観ているうちに、やがて自分自身の内面にベクトルが向いていく。すぐに自分の殻に閉じこもって、相手との距離感をつめていけない自分の弱さに対して、強烈なメッセージというか、変わるための最初の一歩への励ましをもらっているような気がして、うれしさと、人のあたたかさと、むずがゆさとが織り混ざったような気持ちになるんだ。
紛れもなく天才。
自らを「写神」といって憚らないそのバイタリティと想像力は、感動的です。
江戸東京博物館で開催されている荒木経惟さんの回顧展『東京人生』ね。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2006/1017/1017.html
感動した。
「シャッターを切る」という単純で誰にでも出来る行為の結末が、何故これほど違うのだろうと、何度となく息を呑んでしまった。持っている幾つかの写真集に収められている作品も何点かあったけれど、回顧展という全体のなかに位置づけられることによって、それぞれの作品がまた違った面持ちを浮かべていて、新鮮であり、作品の魅力を再発見したような感覚だった。
以前にも書いたけれど、荒木経惟という人は、とてもやさしいのだと思う。
写真を観ていると、対象との抜群の距離感が伝わってくるんだ。
ぬくもりとやさしさ、そして生まれ持った親近感をもって、すっと相手との心の距離をすり寄せていくような、アラーキーの人間的な暖かさを、どの写真からも感じ取ることが出来る。当然会ったことも話したこともないわけで、全ては作品からの勝手な想像にすぎないけれど、それでもどうしたってそう思ってしまう。そして、魅力的な写真の数々を観ているうちに、やがて自分自身の内面にベクトルが向いていく。すぐに自分の殻に閉じこもって、相手との距離感をつめていけない自分の弱さに対して、強烈なメッセージというか、変わるための最初の一歩への励ましをもらっているような気がして、うれしさと、人のあたたかさと、むずがゆさとが織り混ざったような気持ちになるんだ。
紛れもなく天才。
自らを「写神」といって憚らないそのバイタリティと想像力は、感動的です。
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