3月15日、土曜日。
名古屋大学ラグビー部のグラウンドに初めて足を運んだ。
名古屋での練習環境を探そうと思って。
昨シーズンの1年間は、コーチとして東大ラグビー部に携わってきた。
ラグビーを通じて学生と向き合う作業は、とても楽しく、貴重な体験となった。
名古屋への転勤で、彼等とグラウンド上で接する機会は限られたものになってしまうけれど、今シーズンも出来る範囲で、学生との接点を継続していくつもりだ。
でも、とにかく生活の拠点は名古屋に移ったのだから、新たな土地で、新たな環境を探していこうと思っていたんだ。駒場WMMで迎える今シーズンの公式戦の為にも、自分自身のコンディションを作っておく必要があるしね。
実は、転勤が決まった時に、すぐに思い浮かんだチームが2つあるんだ。
1つは名古屋クラブ。全国クラブラグビー選手権にも出場経験のあるチームだ。
そしてもう1つが、名古屋大学ラグビー部。
東大ラグビー部とは定期戦での交流があって、馴染みのあるチームなんだ。
もう2週間ほど前になるけれど、名古屋クラブの練習には顔を出させてもらった。
バイスキャプテンの服部君を宋から紹介してもらって。
結論としては、とても楽しかった。
2時間程度の練習にたった1度参加しただけで、このクラブが好きになった。
ラグビーが好きな人間が、自分自身の自由な意志で、自然と寄り集まっているという雰囲気を、ものすごく感じるチームだね。日程が合えば、今後も参加するつもりだ。
ただ、おれにとっての難点は、土曜日の練習がないこと。
その分、水曜日/金曜日にも平日練習をしているのは素晴らしいけどね。
もう1つは、自分自身が車を持っていないこと。
練習場所によっては、車がないと参加しづらいことも多いみたいで。
さて、もう1つの候補として考えていた名古屋大学ラグビー部。
東大ラグビー部との定期戦を見ているので、おおよそのレベルは分かっている。
トップレベルのラグビーとはいかないけれど、学生は一生懸命で、よく走るからね。
コーチとしてではなくて、プレーヤーとして、一緒に練習させてもらうことが出来れば、学生と触れ合う良い機会になるし、自分自身のトレーニングにもなると思って。
更に、名古屋大学のグラウンドは、八事から自転車で行ける距離なんだよね。
2年ほど前に人工芝化されたそうで、練習環境としては申し分ない。
そんなことを勝手に考えながら、飛び込みでグラウンドに足を向けてみたんだ。
自転車に乗って、パートナーと2人でグラウンドまで出掛ける。
綺麗な人工芝のグラウンドで、沢山の学生が練習をしていた。
この日はちょうど高校生との合同練習で、基本プレーの確認が中心だったね。
自分自身は練習には参加しなかったけれど、見ていて楽しかった。
暫く練習を眺めていると、知った顔を見つける。
先日、名古屋クラブの練習でお会いした福嶋さん。
名古屋大ラグビー部のヘッドコーチをしている星野さんにも挨拶させてもらった。
その後、可愛らしいマネージャーの大野さんを紹介してもらって、今のチームの状況を教えてもらったり、キャプテンでCTBの中村君に簡単に挨拶させてもらったりして。
1時間もいなかったけれど、ラグビーを通じて、また新しい出会いがあった。
コーチとしてではなく、プレーヤーとして、名古屋でも学生とバトルしよう。
来週末の練習から、早速参加してみようと思っています。
ちなみに肥後さん。
名経大の練習にも必ず参加させてもらいますので。