Wednesday, September 26, 2007
Tuesday, September 25, 2007
憑依のタップ -熊谷和徳
昨年の4月以来、約1年半振りとなるタップ鑑賞。
ずっと楽しみにしていた熊谷和徳のソロ公演『TAP SOLO』を観に行った。
場所は、東京国際フォーラムのCホールね。
熊谷和徳のタップをライブで観るのは、今回が2回目となるのだけれど、前回の公演が「コラボレーション」に軸足を置いたパフォーマンスだったのに対して、今回は完全なるソロ公演だ。それがチケットを取りたいと思った最大の理由でもあるのだけれど、「ソロ」という形式こそが熊谷和徳という1人のタップダンサーを特別な存在たらしめるのだという確信めいた思いがあって、タップダンサーとしての彼の魅力が純化され、昇華していく瞬間に思いを巡らせながら、この日を待ち望んでいたんだ。
そんな熊谷和徳のタップ・ソロ公演。
そのパフォーマンスは、期待に違わない本当に素晴らしいものだった。
約1時間半の公演で彼は、その独自の世界観で完全に観衆を呑み込んだ。
ここから先は、完全におれ自身の勝手な解釈になるのだけれど、今回のソロ公演の全体を振り返ってみた時に、おれとしては、全体を貫く1つの大きな流れを感じた。
最初はその流れを、ある意味で脚本的なものと受け止めていた。つまり、タップを1つの媒体と捉えて、その枠組みの中でストーリーテリングをしていく方向性なのだと。
例えば、オープニングのパフォーマンス。
一切の音楽がなく、極めてシンプルなライトに照らされたステージの上に、彼のタップシューズが床板を踏み、擦れる音だけで、ある種の世界が構築されていく。
このオープニングを観ていておれは、「形なきものとの対峙」なのだと考えた。
猛獣のようでもあり、或いは駿馬のようでもあり、獰猛な野生と、人間が失くしてしまった狂気を備えた形なき存在。熊谷のタップによって、形を持たない霧のような何か、でも対峙することさえ覚束ないような圧倒的な迫力とオーラを持った何かが、ステージの上で足音を立てる。小刻みに連続するタップシューズのリズムは、そんな形なき存在の足音だ。熊谷は、戦う訳でもなく、逃げる訳でもなく、その存在と、ただ「対峙」していく。ある意味でそれは、不可視なものとのコミュニケーションかもしれない。
そして、全てを振り絞った渾身の対峙の中で疲弊しきった彼に、夜が訪れる。
青の照明が降り注ぎ、ひそやかな雨音が響き始め、静かに音楽が流れ出す。
ここからが第2のパフォーマンスだ。
この時、おれの脳裏には「夜の酒場」のイメージが想起されてくる。
夜の暗闇と、優しい雨音が、熊谷を包み込んでいく。
彼は救われ、先ほどの対峙が意味していたものを、自分の中に落とし込んでいく。
そして、朝を迎える。
より厳密にイメージを言葉にしようとするならば、夜明けを迎えようとしている。
勿論、あくまでおれ自身のイメージだ。
熊谷和徳の胸の中に、このような世界観や構想は存在していないかもしれない。
いや、間違いなく存在していないのだろう。
それでもおれは、特に公演の前半を通じて、1日に満たないレベルの時間軸と、ある種のストーリー性を持ったパフォーマンスなのかもしれないと勝手に解釈した。
脚本的、というのはそういうことだ。
でも、最後のパフォーマンスを観て、全ての印象が覆った。
結局のところ、この瞬間の為に全てはあったのだと。
それは脚本ではなくて、周到な準備のようなものだったのだと。
ラスト・パフォーマンス。
どこか神々しくもある音楽と照明のもとで、熊谷の表情が明確に変化していく。
初めて熊谷和徳のタップを観た時の感覚が蘇ってくる。
まさに「憑依」のタップだ。
彼自身が踊っているというよりも、彼の身体に憑依した何かが、彼の身体を踊らせているとでもいうような、渾身のタップが繰り広げられていく。全身が繰り出す高速のリズム、飛散する汗の飛沫、しなやかな指先、恍惚と忘我の表情。その全てがどこか神々しく、シャーマニズムの世界を想起させる強烈なパフォーマンスとなって、ステージ全体を支配していくんだ。
憑依というのは、全ての要素が周到に整えられた極めて特殊な状況でしか起こり得ないことなのかもしれない。熊谷和徳はきっと、約1時間半の公演の中で、「憑依」の為の準備を周到に重ねていったんだ。
ひとつひとつ、丁寧に。霊媒師が香を焚くようにね。
素晴らしかった。
彼と同じプロトコルでコミュニケーションできるタップダンサーは、多分いないだろう。
タップの世界を知らない人間にもそう感じさせる圧倒的なパフォーマンスだった。
また観たいです。
ずっと楽しみにしていた熊谷和徳のソロ公演『TAP SOLO』を観に行った。
場所は、東京国際フォーラムのCホールね。
熊谷和徳のタップをライブで観るのは、今回が2回目となるのだけれど、前回の公演が「コラボレーション」に軸足を置いたパフォーマンスだったのに対して、今回は完全なるソロ公演だ。それがチケットを取りたいと思った最大の理由でもあるのだけれど、「ソロ」という形式こそが熊谷和徳という1人のタップダンサーを特別な存在たらしめるのだという確信めいた思いがあって、タップダンサーとしての彼の魅力が純化され、昇華していく瞬間に思いを巡らせながら、この日を待ち望んでいたんだ。
そんな熊谷和徳のタップ・ソロ公演。
そのパフォーマンスは、期待に違わない本当に素晴らしいものだった。
約1時間半の公演で彼は、その独自の世界観で完全に観衆を呑み込んだ。
ここから先は、完全におれ自身の勝手な解釈になるのだけれど、今回のソロ公演の全体を振り返ってみた時に、おれとしては、全体を貫く1つの大きな流れを感じた。
最初はその流れを、ある意味で脚本的なものと受け止めていた。つまり、タップを1つの媒体と捉えて、その枠組みの中でストーリーテリングをしていく方向性なのだと。
例えば、オープニングのパフォーマンス。
一切の音楽がなく、極めてシンプルなライトに照らされたステージの上に、彼のタップシューズが床板を踏み、擦れる音だけで、ある種の世界が構築されていく。
このオープニングを観ていておれは、「形なきものとの対峙」なのだと考えた。
猛獣のようでもあり、或いは駿馬のようでもあり、獰猛な野生と、人間が失くしてしまった狂気を備えた形なき存在。熊谷のタップによって、形を持たない霧のような何か、でも対峙することさえ覚束ないような圧倒的な迫力とオーラを持った何かが、ステージの上で足音を立てる。小刻みに連続するタップシューズのリズムは、そんな形なき存在の足音だ。熊谷は、戦う訳でもなく、逃げる訳でもなく、その存在と、ただ「対峙」していく。ある意味でそれは、不可視なものとのコミュニケーションかもしれない。
そして、全てを振り絞った渾身の対峙の中で疲弊しきった彼に、夜が訪れる。
青の照明が降り注ぎ、ひそやかな雨音が響き始め、静かに音楽が流れ出す。
ここからが第2のパフォーマンスだ。
この時、おれの脳裏には「夜の酒場」のイメージが想起されてくる。
夜の暗闇と、優しい雨音が、熊谷を包み込んでいく。
彼は救われ、先ほどの対峙が意味していたものを、自分の中に落とし込んでいく。
そして、朝を迎える。
より厳密にイメージを言葉にしようとするならば、夜明けを迎えようとしている。
勿論、あくまでおれ自身のイメージだ。
熊谷和徳の胸の中に、このような世界観や構想は存在していないかもしれない。
いや、間違いなく存在していないのだろう。
それでもおれは、特に公演の前半を通じて、1日に満たないレベルの時間軸と、ある種のストーリー性を持ったパフォーマンスなのかもしれないと勝手に解釈した。
脚本的、というのはそういうことだ。
でも、最後のパフォーマンスを観て、全ての印象が覆った。
結局のところ、この瞬間の為に全てはあったのだと。
それは脚本ではなくて、周到な準備のようなものだったのだと。
ラスト・パフォーマンス。
どこか神々しくもある音楽と照明のもとで、熊谷の表情が明確に変化していく。
初めて熊谷和徳のタップを観た時の感覚が蘇ってくる。
まさに「憑依」のタップだ。
彼自身が踊っているというよりも、彼の身体に憑依した何かが、彼の身体を踊らせているとでもいうような、渾身のタップが繰り広げられていく。全身が繰り出す高速のリズム、飛散する汗の飛沫、しなやかな指先、恍惚と忘我の表情。その全てがどこか神々しく、シャーマニズムの世界を想起させる強烈なパフォーマンスとなって、ステージ全体を支配していくんだ。
憑依というのは、全ての要素が周到に整えられた極めて特殊な状況でしか起こり得ないことなのかもしれない。熊谷和徳はきっと、約1時間半の公演の中で、「憑依」の為の準備を周到に重ねていったんだ。
ひとつひとつ、丁寧に。霊媒師が香を焚くようにね。
素晴らしかった。
彼と同じプロトコルでコミュニケーションできるタップダンサーは、多分いないだろう。
タップの世界を知らない人間にもそう感じさせる圧倒的なパフォーマンスだった。
また観たいです。
Sunday, September 23, 2007
武蔵大戦
9月23日(日)、対抗戦第2戦。
東京大 29-19 武蔵大(14:00 K.O. @駒場ラグビー場)
昨年12-14で敗れている相手に、まずは雪辱。
それにしても、内容は悪かった。「しょっぱいゲーム」という感じだよね。
選手自身も分かっていると思う。
チームの地力は明らかに東大の方が上だったからね。
今日の試合で満足している選手は、おそらく1人もいない。表情をみれば分かる。
でも、それこそが、苦しみ抜いたチームが勝ち得た自信であり、成長なんだ。
彼等はきっと、秋シーズンを通じてもっと強くなります。
次のゲームは2週間後、昨年Bリーグ2位の学習院大だ。
この試合に勝てば、入替戦出場に大きな道が開かれる。
今年の東大ラグビー部にとって、最も重要なゲームとなることは間違いないね。
この2週間の過ごし方が大切です。
自分達の積み上げてきたものを信じて、突き詰めて、徹底する。
修正すべきポイントを明確にして、致命的な課題をひとつずつ潰していく。
今から特別なことは要らない。
とにかく地道に、細部にまでこだわりながら、練習を重ねていくだけだね。
最高の2週間にしよう。
そのための道筋をつけてあげることが、コーチとしてのおれの役割です。
ある程度のイメージは、もう既に出来ているけどね。
東京大 29-19 武蔵大(14:00 K.O. @駒場ラグビー場)
昨年12-14で敗れている相手に、まずは雪辱。
それにしても、内容は悪かった。「しょっぱいゲーム」という感じだよね。
選手自身も分かっていると思う。
チームの地力は明らかに東大の方が上だったからね。
今日の試合で満足している選手は、おそらく1人もいない。表情をみれば分かる。
でも、それこそが、苦しみ抜いたチームが勝ち得た自信であり、成長なんだ。
彼等はきっと、秋シーズンを通じてもっと強くなります。
次のゲームは2週間後、昨年Bリーグ2位の学習院大だ。
この試合に勝てば、入替戦出場に大きな道が開かれる。
今年の東大ラグビー部にとって、最も重要なゲームとなることは間違いないね。
この2週間の過ごし方が大切です。
自分達の積み上げてきたものを信じて、突き詰めて、徹底する。
修正すべきポイントを明確にして、致命的な課題をひとつずつ潰していく。
今から特別なことは要らない。
とにかく地道に、細部にまでこだわりながら、練習を重ねていくだけだね。
最高の2週間にしよう。
そのための道筋をつけてあげることが、コーチとしてのおれの役割です。
ある程度のイメージは、もう既に出来ているけどね。
Wednesday, September 19, 2007
かさなり
Monday, September 17, 2007
東日本クラブ選手権
ラグビー漬けの3連休。
東京都のクラブリーグを制した駒場WMMにとって、来年のトップクラブリーグ昇格をかけたトーナメントが、遂に幕を開けた。
9月16日(土)
東日本クラブ選手権 2回戦(11:00 K.O.@熊谷ラグビー場Bグラウンド)
駒場WMM(東京都) 43-10 FIRST(長野県)
9月17日(日)
東日本クラブ選手権 3回戦(11:00 K.O.@熊谷ラグビー場Bグラウンド)
駒場WMM(東京都) 59-11 白楊クラブ(栃木県)
炎天下の連戦で体力を消耗しながらも、なんとか無難に乗り切った。
内容はともかくとして、まずは勝って良かった。負けてたら話にならないからね。
それにしても、まだまだだなーと。
次の試合では、チームのハンドリング・エラーを数えてみよう。
余りに多すぎるよね。来年トップクラブリーグで戦うことを目標にするとして、挑戦者がミスを重ねたら、絶対に勝てないからね。
ならば、どうするか。
選択肢は2つあって、リスクの少ないアタックオプションを選択するか、練習するかのどちらかしかない。クラブ随一の経験値と運動能力を持つタマリバを相手に、リスクを取らずに勝つことは、まず無理だよね。それに、そもそもそんなラグビーはつまらない。だから、練習して上手くなるしかないね。
自分自身は、1つだけ意識していることがある。
それは、同じ練習時間であっても、誰よりも長い時間ボールに触れること。
練習開始前の30分。或いは、練習メニューの合間に集合する時間。いつもボールを触っているようにしている。ストレッチの合間にも触っていたりする。
結構ボールが馴染んでくるものです。昔よりはハンドリングミスが減ったかな。
勿論、社会人ラグビーと比較するとプレッシャーが全然ない環境でプレーしていることが最も大きいのだけれど、それでも多少は効果があるような気がする。
とはいえ、下手糞だけどね。
東大ラグビー部をコーチングしながら、学生に混ざってもっと自分も練習しよう。
東京都のクラブリーグを制した駒場WMMにとって、来年のトップクラブリーグ昇格をかけたトーナメントが、遂に幕を開けた。
9月16日(土)
東日本クラブ選手権 2回戦(11:00 K.O.@熊谷ラグビー場Bグラウンド)
駒場WMM(東京都) 43-10 FIRST(長野県)
9月17日(日)
東日本クラブ選手権 3回戦(11:00 K.O.@熊谷ラグビー場Bグラウンド)
駒場WMM(東京都) 59-11 白楊クラブ(栃木県)
炎天下の連戦で体力を消耗しながらも、なんとか無難に乗り切った。
内容はともかくとして、まずは勝って良かった。負けてたら話にならないからね。
それにしても、まだまだだなーと。
次の試合では、チームのハンドリング・エラーを数えてみよう。
余りに多すぎるよね。来年トップクラブリーグで戦うことを目標にするとして、挑戦者がミスを重ねたら、絶対に勝てないからね。
ならば、どうするか。
選択肢は2つあって、リスクの少ないアタックオプションを選択するか、練習するかのどちらかしかない。クラブ随一の経験値と運動能力を持つタマリバを相手に、リスクを取らずに勝つことは、まず無理だよね。それに、そもそもそんなラグビーはつまらない。だから、練習して上手くなるしかないね。
自分自身は、1つだけ意識していることがある。
それは、同じ練習時間であっても、誰よりも長い時間ボールに触れること。
練習開始前の30分。或いは、練習メニューの合間に集合する時間。いつもボールを触っているようにしている。ストレッチの合間にも触っていたりする。
結構ボールが馴染んでくるものです。昔よりはハンドリングミスが減ったかな。
勿論、社会人ラグビーと比較するとプレッシャーが全然ない環境でプレーしていることが最も大きいのだけれど、それでも多少は効果があるような気がする。
とはいえ、下手糞だけどね。
東大ラグビー部をコーチングしながら、学生に混ざってもっと自分も練習しよう。
Sunday, September 09, 2007
秋を戦うベース
9月9日(日)、ラグビー漬けの1日。
まずは、東日本クラブ選手権を来週に控えたWMMの、最後の練習試合だ。
駒場WMM vs 曼荼羅クラブ(10:30 K.O. @駒場ラグビー場)
正確な最終スコアは分からないけれど、20点差近くをつけての勝利。
曼荼羅はメンバーが揃わず苦しんだみたいだけれど、相手云々は関係なくて、WMMにとっては有意義なゲームになったと思う。東日本制覇に向けて、良い流れを作ることが出来たし、チームの今の強みと課題がはっきりしたからね。
自分自身としては、まずは単純なミスを減らすこと。
プレーの質がまだ低いので、出来る限り修正していきたい。
もうひとつの課題は、タックル。今シーズンに入ってからは、受けるタックルが増えてきている。きちんと踏み込んで、相手に強い圧力をかけていくディフェンスが全然出来ていない。身体の芯が弱くなっていることもあるのだけれど。
春からずっと自覚していることなので、きっかけを掴んで自分を変えていきたい。
そして午後。
東大ラグビー部2007-2008シーズンの開幕戦。
今年の秋シーズンの流れを生み出す為にも、絶対に落とせないゲームだった。
東京大 37-14 成城大(14:00 K.O. @駒場ラグビー場)
良いゲームだった。
まだ緩い部分も勿論あるのだけれど、気持ちの伝わるゲームだった。
メンバーに選ばれた15人全員が、春から練習してきたこと、今自分達に出来ること、そして今自分がすべきことを強くイメージして、しぶとくプレーした結果だと思う。
観ていて、本当に嬉しかった。
やっと、本当の意味でスタートラインに立てたね。
選手にも話したけれど、東大はこのゲームで、2つの大きな収穫を手にしたんだ。
ひとつは、公式戦を戦うメンタリティを作れたこと。
前日の練習、ゲーム前のウォーミングアップを経て、選手の表情が変わっていくのがはっきりと分かったからね。プレッシャーの中での厳しいゲーム経験に乏しい東大の選手達にとって、ゲームメンタリティを意識的に作っていくことは簡単ではない。
こういう経験のひとつひとつが、絶対にチームを成長させてくれるんだ。
もうひとつは、練習してきたプレーを徹底した先に、結果がついてきたこと。
皆が一生懸命積み上げてきたものに自信を持つ為の、良いきっかけになったと思う。
この2つが、秋を戦う上での全ての根底。
だからこそ、今日の勝利がスタートラインです。
ここからチームが更に成長していく為の、揺るぎないベースにしていかないとね。
勿論、修正すべき点も多い。
幾つかの課題点は、今後致命的になる可能性もある。
ベストゲームとは言い難いよね。自分達の実力の全てを発揮できている訳じゃない。
でも、きっと選手は「きっかけ」を掴んだと思います。
まずは次のゲーム。
課題を明確にして、練習にこだわって、確実に目標に向かって進んでいこう。
まずは、東日本クラブ選手権を来週に控えたWMMの、最後の練習試合だ。
駒場WMM vs 曼荼羅クラブ(10:30 K.O. @駒場ラグビー場)
正確な最終スコアは分からないけれど、20点差近くをつけての勝利。
曼荼羅はメンバーが揃わず苦しんだみたいだけれど、相手云々は関係なくて、WMMにとっては有意義なゲームになったと思う。東日本制覇に向けて、良い流れを作ることが出来たし、チームの今の強みと課題がはっきりしたからね。
自分自身としては、まずは単純なミスを減らすこと。
プレーの質がまだ低いので、出来る限り修正していきたい。
もうひとつの課題は、タックル。今シーズンに入ってからは、受けるタックルが増えてきている。きちんと踏み込んで、相手に強い圧力をかけていくディフェンスが全然出来ていない。身体の芯が弱くなっていることもあるのだけれど。
春からずっと自覚していることなので、きっかけを掴んで自分を変えていきたい。
そして午後。
東大ラグビー部2007-2008シーズンの開幕戦。
今年の秋シーズンの流れを生み出す為にも、絶対に落とせないゲームだった。
東京大 37-14 成城大(14:00 K.O. @駒場ラグビー場)
良いゲームだった。
まだ緩い部分も勿論あるのだけれど、気持ちの伝わるゲームだった。
メンバーに選ばれた15人全員が、春から練習してきたこと、今自分達に出来ること、そして今自分がすべきことを強くイメージして、しぶとくプレーした結果だと思う。
観ていて、本当に嬉しかった。
やっと、本当の意味でスタートラインに立てたね。
選手にも話したけれど、東大はこのゲームで、2つの大きな収穫を手にしたんだ。
ひとつは、公式戦を戦うメンタリティを作れたこと。
前日の練習、ゲーム前のウォーミングアップを経て、選手の表情が変わっていくのがはっきりと分かったからね。プレッシャーの中での厳しいゲーム経験に乏しい東大の選手達にとって、ゲームメンタリティを意識的に作っていくことは簡単ではない。
こういう経験のひとつひとつが、絶対にチームを成長させてくれるんだ。
もうひとつは、練習してきたプレーを徹底した先に、結果がついてきたこと。
皆が一生懸命積み上げてきたものに自信を持つ為の、良いきっかけになったと思う。
この2つが、秋を戦う上での全ての根底。
だからこそ、今日の勝利がスタートラインです。
ここからチームが更に成長していく為の、揺るぎないベースにしていかないとね。
勿論、修正すべき点も多い。
幾つかの課題点は、今後致命的になる可能性もある。
ベストゲームとは言い難いよね。自分達の実力の全てを発揮できている訳じゃない。
でも、きっと選手は「きっかけ」を掴んだと思います。
まずは次のゲーム。
課題を明確にして、練習にこだわって、確実に目標に向かって進んでいこう。
Saturday, September 08, 2007
ギャラリー
パートナーの新しいギャラリーを作ってみたんだ。
http://treasuryuka.smugmug.com/
HTMLやCSSの知識があれば、もっとカスタマイズできるみたい。
きちんと勉強して、自分でデザインすることができれば、結構楽しいかもしれない。
最近のパステル作品も載せてます。
彼女にとっての新しいスタイルが確立されつつある感じがします。
http://treasuryuka.smugmug.com/
HTMLやCSSの知識があれば、もっとカスタマイズできるみたい。
きちんと勉強して、自分でデザインすることができれば、結構楽しいかもしれない。
最近のパステル作品も載せてます。
彼女にとっての新しいスタイルが確立されつつある感じがします。
Monday, September 03, 2007
対抗戦
来週から、いよいよ東大ラグビー部の2007-2008シーズンが開幕する。
開幕戦は9月9日(日)、駒場グラウンド。相手は昨年の開幕戦と同じ、成城大だ。
あと1週間だね。
今の東大は、春とは全然違うチーム。皆が成長の手応えを感じているはずだ。
怪我人がいようが関係ない。今のベストメンバーが、東大のベストです。
今まで皆が積み上げてきたものを、全て出し尽くして、最高のゲームをしよう。
まずは開幕戦。今年は負けません。
開幕戦は9月9日(日)、駒場グラウンド。相手は昨年の開幕戦と同じ、成城大だ。
あと1週間だね。
今の東大は、春とは全然違うチーム。皆が成長の手応えを感じているはずだ。
怪我人がいようが関係ない。今のベストメンバーが、東大のベストです。
今まで皆が積み上げてきたものを、全て出し尽くして、最高のゲームをしよう。
まずは開幕戦。今年は負けません。
Sunday, September 02, 2007
ローライ
もう2週間近く前になるのだけれど、新しいカメラを買ってしまった。
Rolleicord Ⅳという二眼レフのクラシックカメラだ。
http://www.k5.dion.ne.jp/~tlr/pqrst/rolleicord4-main.html
当然ながらフルマニュアルで、露出計も内臓されていない。
一枚の写真を撮るのに、とても時間のかかるカメラだ。
でも、それが楽しくて仕方ない。
ファインダーを上から覗き見る感覚や、チャージしてからシャッターを切る感覚には、一眼レフにはない独特の魅力がつまっているね。撮っているだけで嬉しくなる。
まだフィルム1本を試し撮りしてみただけで、プリントも出来ていないので、どんな雰囲気の写真になるのか分からないけれど、いずれにしても、きっと今までとは違った色の写真になるんじゃないかと思っている。中古のライカを買った時もそうだったし、50mm/F1.2のNikkorレンズを初めて使ってみた時もそうだったけれど、モノが変わると映り方も変わってくるからね。
ローライはブローニーフィルムを使うので、現像・プリントが高いのが難点だけれど、ストラップをつけて、ローライを肩から提げて、また街に出て写真を撮りたい。
写真を撮るようになって、本当に良かった。
Rolleicord Ⅳという二眼レフのクラシックカメラだ。
http://www.k5.dion.ne.jp/~tlr/pqrst/rolleicord4-main.html
当然ながらフルマニュアルで、露出計も内臓されていない。
一枚の写真を撮るのに、とても時間のかかるカメラだ。
でも、それが楽しくて仕方ない。
ファインダーを上から覗き見る感覚や、チャージしてからシャッターを切る感覚には、一眼レフにはない独特の魅力がつまっているね。撮っているだけで嬉しくなる。
まだフィルム1本を試し撮りしてみただけで、プリントも出来ていないので、どんな雰囲気の写真になるのか分からないけれど、いずれにしても、きっと今までとは違った色の写真になるんじゃないかと思っている。中古のライカを買った時もそうだったし、50mm/F1.2のNikkorレンズを初めて使ってみた時もそうだったけれど、モノが変わると映り方も変わってくるからね。
ローライはブローニーフィルムを使うので、現像・プリントが高いのが難点だけれど、ストラップをつけて、ローライを肩から提げて、また街に出て写真を撮りたい。
写真を撮るようになって、本当に良かった。
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