Tuesday, November 22, 2005

「最悪」じゃなくて

11月3日に行われた秩父宮での東日本トップクラブリーグ決勝以来となるゲーム。
タマリバ vs 関東学院大C @釜利谷G(12:00K.O.)

相手は2.5本目くらいのメンバーだと事前に聞いていたのだけれど、おそらくは3本目だと思う。それでも、リーグ戦の優勝争いが佳境を迎えるこの時期に、3本目とはいえゲームを組んでもらえたのは大きい。大学の強豪校とゲームを組めるチャンスも決して多くはないので、その意味でも貴重なゲームだったと思う。

結果はというと、39-12での勝利。
ゲーム全般でみれば、特に危なげなく勝利できたと思う。
ただ、出来が良かった訳じゃない。特にこのゲームでは、残念ながら、個人としてのパフォーマンスが問題だった。

最近いつも同じことを繰り返している気がする。練習でも試合でも、自分の課題として浮き彫りになるのはいつも同じだ。パスを正確に放れない。ラインディフェンスが上手く出来ない。タックルの瞬間に一歩踏み込むことが出来ない。そういう諸々のことが、悔しいけれど改善されていない。今回のゲームでは、特にディフェンスについて、その事実を改めて突きつけられることになった。

いつも同じだ。
例えば普段の練習後。練習を終えて、帰りの電車の中でいつも反省する。
「今日の練習の出来は最悪だった」って。
最近では、自分が納得出来るだけのパフォーマンスを発揮して練習を終えることが、一度だってなかったような気さえする。
でも、今回のゲームを終えて、はっきりと分かった。
今までの出来が最悪だった訳ではなくて、最初からその程度の実力なんだ。
悔しいけれど、それが現実。
「最悪」という言葉には、自分の能力は本当はもっと高いけれど、たまたまそれを出せなかっただけだ、といったニュアンスがある。でも、それはきっと違う。一度きりの練習、一度きりのゲームの中で、パフォーマンスをきちんと発揮できないことこそが、自分の今の限界なのだと思う。

正直言って、状況は厳しい。
2月の選手権までに残された時間は決して多くはない。今のレベルのままでその日を迎えたならば、きっとチームはおれを信頼しないと思う。チームの求めているレベルに対して、はっきりと達していないからね。

上手くなりたい。もともとタマリバに入ることを決めた最大の理由は、上手くなる為のラグビーを出来るチームだと思ったからだ。チームのメンバーに信頼されるように、そして日本選手権の舞台に立って、自分のベスト・パフォーマンスを発揮できるように、その瞬間の為に、もっと上手くなりたい。