Sunday, June 25, 2006

photograph #2

随分遅くなってしまったけれど、撮る方ね。

もう1ヶ月近く前になるけれど、2つのカメラを買ったんだ。
ひとつは、マニュアルフォーカス一眼レフのフィルムカメラ「Nikon FM10」。
比較的安価な一眼レフの入門機で、一眼レフ特有の物々しさがないのがいいね。
そしてもうひとつは、実はポラロイドカメラ。
日本ポラロイド(株)の「One600 Pro」というやつで、一応Series最上位のモデルだ。

これがどちらも、ものすごく楽しいんだ。
自分でも驚いてしまうくらい、撮ることが楽しくて堪らない。

量販店の店員はもしかすると、「何故今更この2台なのか」と思ったかもしれない。
でもね、実際に撮ってみると、フィルムカメラには、デジタルカメラでは絶対に味わうことの出来ない魅力がたくさん詰まっているんだ。そして、フルマニュアルというのがまた味わい深い。自分の手でひとつひとつ焦点を合わせ、絞りとシャッタースピードで露光を調節して、丁寧にシャッターを切っていく感覚がたまらない。ひとつひとつの写真を自分自身の手で産み落としていくようで、デジタルカメラの写真では感じることのない「愛着」が湧き上がってくるね。

つい昨日のことだけれど、初めて撮った36枚のフィルムが現像されてきたんだ。
部屋の中、パートナー、神田のスタバ、小伝馬町、いろいろなものを撮った。
当然思うような仕上がりのものばかりではなくて、焦点の合っていない写真や手ブレした写真もたくさんあったけれど、それでもすごく嬉しかった。
現像代はちょっと痛いけれど、ファインダーを通して覗いた「自分にとっての世界」がアナログの写真となって像を結ぶ、というその魅力は、ちょっと代えがたいものだね。

また、写真を撮りに行こう。
タマリバの練習が終わった後の、土曜日の昼下がりに。