Wednesday, March 21, 2007

スタートコーチ

3月21日(水・祝)
関東ラグビーフットボール協会が主催する「新スタートコーチ講習会」を受講。
平成18年度としては最後の講習会。場所は流通経済大学龍ヶ崎キャンパスだ。

現在の日本ラグビーにおいてチーム登録をする際には、日本ラグビー協会(JRFU)の認定するコーチング資格保有者を含むことが義務化されているのだけれど、その最初の入り口となるのが「新スタートコーチ」だ。3,000円の受講料を払って、1日の講習を受講すれば、基本的に誰でも認定を受けることが出来る。
その後の指導者のステップとして育成コーチ、強化コーチ、トップチームコーチと3つのパスがあるのだけれど、それら全ての受講資格として、今回の「新スタートコーチ」資格の保有が前提となっている。そういう意味では、まさにラグビーのコーチを目指す人間のスタートラインだね。

実際には、チーム登録におけるJRFU認定資格保有者の所属の「義務化」の流れを受けて、必要に迫られて受講を申し込んだ人が大多数だったと思う。トップチームからの参加者も数人いたけれど、現役学生やクラブチーム関係者が非常に多かったのは印象的だった。ラグビースクールでプレーする子供のお母さんもいたりしてね。

さて、受講してみて。
実は、思ったよりも面白かった。
受講する前は、もっと形式的なものかなと思っていたんだけどね。

改めて重要だと思ったのは、安全面への配慮だ。ラグビーの危険性をきちんと認識した上で、正しい判断を行うことが極めて重要だと感じた。脳震盪や頚椎損傷、或いは熱中症のような重症事故については、リスクと対処法に関する正しい知識を持っていなければ、いざという時に迅速に対応できない。コーチの役割のひとつに、「選手の安全を確保する」という重要な側面があることを、改めて感じた1日だった。