Sunday, December 04, 2005

責任について

1月の全国クラブ選手権に向けての最後のゲーム。
12/3(土)タマリバA vs 早稲田大C @早大上井草G
12/4(日)タマリバB vs 法政大 @法政大学八王子G

早稲田Cとは9月にも試合をして、24-31で敗れている。今回のゲームはその雪辱戦であり、日本選手権で早稲田Aと戦い、勝利することを最大の目標に据えるタマリバにとっては、絶対に落とすことの出来ないゲームだった。

結果はというと、53-22での勝利。
ゲームに対するチーム全体の集中力も終始途切れず、悪くない内容だったと思う。
3ヶ月前の敗戦の頃とは全く違うレベルのパフォーマンスを発揮した選手もいた。メンバーが揃っての練習は週末にしか出来ないけれど、その限られた練習時間の中で、ラグビーに対して真摯に取り組んできた人間は、そのことをプレーできちんと証明していて、タマリバというチームの成長に大きく貢献していた。
そういうやつが仲間にいるのだから、おれ自身も応えないといけない。

正直に言うと、チームがいい流れを創り出していたのに、自分自身のパフォーマンスは全然納得できないようなものだったんだ。ミスがあった。ボールを2度落とした。タックルを外されたシーンもあった。そういう精度の低さはもちろんだけれど、本当に納得できないのは、そういうことではないんだ。
ウォーミングアップの時から、どこか身体が重かった。タッチフットをしていても、上手くボールに絡んでいけなかった。そういう自分自身で分かり切っていたことに対して、自らの意志で修正していけなかった。これが最大の問題だ。
ミスはきっと、起こるべくして起こったんだ。

チームのことに話を戻すと、タマリバにとっては収穫の多いゲームだった。これまでの練習の成果に自信を持つことが出来た。幾つかのプレーは、このレベルの相手であればはっきりと通用することを示すことが出来た。3ヶ月前の雪辱を果たして、ようやくタマリバはひとつ上のレベルに向かえることになった。
でも、目標はここではないね。
ここまで来るのに3ヶ月かかった。目指す選手権までは、あと2ヶ月です。


そして日曜、みぞれ混じりの悪天候の中、Bチームと法政大学のゲームがあった。
結果はというと、残念ながら5-63での敗戦。前半は随所にしぶといディフェンスが見られて、スコアも拮抗していたけれど、後半に入ると一気に離されてしまった。

試合終了後に、このゲームのキャプテンを務めた先輩がメンバーに言った。
「プレー責任を持たなければいけない」って。
おれはこの試合に出場していないけれど、この先輩の言葉を忘れません。普段の練習から責任感溢れるプレーを続けている人ゆえの言葉だった。

学生の頃、コーチの水上さんにも何度となく言われた。
スキルもフィジカルの強さも勿論大切なのだけれど、それだけじゃない。
グラウンドに立つ以上、決して忘れてはいけない「前提」は、いつだって同じだ。
そのことを、改めて自分の意識の奥底に刻み込んで、今日は寝ることにします。