Saturday, March 17, 2012

『非常識な読書のすすめ』


非常識な読書のすすめ ―人生がガラッと変わる「本の読み方」30




  • 作者: 清水 克衛、「元気が出る本」出版部

  • 出版社: 現代書林

  • 発売日: 2012/3/13


本日読了。久しぶりに「ビジネスブックマラソン」から買ってしまった。
俺は本が読みたい訳で、読書本が読みたい訳ではないのだけれど、これは読書本であるだけでなくて、ただ「本」として面白い1冊だ。ちなみに、まさに本書のタイトルが示しているように、読書本もちょっと非常識なものは概して面白いものだ。(例えば成毛さんの『本は10冊同時に読め!』なんかは、かなり刺激的で面白かった。)

もう、ページを繰るごとに「そうだよなあ」と思いながら、読書を楽しむことができた。
唯一違和感を感じたのは、本書のタイトルだ。本書に綴られている読書の考え方は非常識でも何でもなく、ある意味では王道中の王道だと思ってしまった。本なんて、堅苦しく読むようなものではないよね。つまらなければやめてしまっていい。生きていくうえで直接的にはほとんど何の関係ないようなものばかりを読んでいてもいい。人生を深めるかどうかを考えながら読む必要も、正直なところ特にないと思う。(例えば、『さまぁーずの悲しい俳句』という非常に面白い(と個人的に思っている)本が、うちの本棚にはずっと置いてあったのだけれど、あれなんかは個人的には十分に「いい読書」だったなあと。)

いいなあと思ったのは、例えば「疑り深い読書」をしないという指摘だ。
批判的に読む。これは随所で指摘されている読書のあり方で、「本に読まれない」という点で正しい姿勢だと思うけれど、疑り深い読み方というのは、やっぱり違うんだ。どんな本にも良いところがきっとあって、それを探していくように読めばいいじゃないか、と。
ほんと、そう思います。要するに、素直に読めばいいのだと。

篠崎でユニークな書店「読書のすすめ」を運営されている著者の清水さんは、数多くの良い本を、数多くの人に届けてあげたくて、「どんな人に読んでもらいたいか」「どんな人の心に響いてくれるだろうか」といったことを考えながら、読書をするそうだ。
素敵なことだと思います。その域の読書家に、いつかなれるかなあ。

そんな訳で、まずは本書をおすすめしてみよう。
箱崎界隈で仕事をしていて、篠崎へのアクセスは悪くなく、金曜日の夜に帰宅して部屋に放り投げたままの通勤バッグの中に、本が1冊も入っていない人へ。