Sunday, July 03, 2005

総括

土曜、日曜と連戦。
タマリバクラブのメンバーとして、初めて試合に出場することができた。

7/2 ピッグノーズ10's @岩崎電気(株)茨城製作所ラグビー場

午前10時頃に自宅を出て、電車に揺られること2時間半、茨城県真壁郡大和村というところに向かう。大和村は予想以上の田舎で、無人駅を降りるとすぐ目の前はもう林だ。脇の小道を15分ほど歩き進めると、岩崎電気のグラウンドが見えてくるのだけれど、それ以外には本当になにもない村で、コンビニはおろか、道といえる道がないんだからね。もともと何も知らなかったおれは、出場の意思表示をした時には、東京で開催される大会だと思い込んでいたんだ。まさか遥か茨城まで来ることになるとは思ってもいなかったのだけれど、こういうのもクラブラグビーの醍醐味かもね。

肝心の結果はというと、優勝。
あまり強いクラブもなくて、順当に勝利した感じだった。
おれ自身はというと、1回戦から決勝までの3試合全てで、前半のみの出場。ハーフの7分(決勝は10分)に集中して、とにかく走り廻るようにとの指示があったので、そのことだけを考えてプレーした。
全体としての出来は、まずまずかな。特にミスもなかったし、タマリバでの初めてのゲームにしては、コミュニケーションもスムーズに取れたように思う。ただ、相変わらずフィットネスが足りてないね。いつも課題は同じ。とにかくフィットネスが戻っていない。たかだか10分なんだからさ、もっと自分から仕事を探していかないとね。
ちなみに、この日は2つ嬉しいことがあった。
ひとつは、また知り合いが増えたこと。この日初めて会ったSHの泰さんは、学生時代にヤオさんや作田さんと一緒にプレーしていたんだよね。試合が始まる前にいろいろと話をしたのだけれど、こういう瞬間に、社会人での3年間がおれの可能性を拡げてくれたことをすごく実感するんだ。おれにはこれまで、ラグビー界の知り合いが全然いなかったのだけれど、社会人ラグビーを経験したことによって、こうしてクラブに来ても、思わぬ方向から繋がっていったりするからね。
もうひとつは、素晴らしいタックルを見たこと。BKの中心メンバーのひとり、竹山選手の抜群のタックル2発ね。
これには痺れた。決して身体は大きくないけれど、抜群のタイミングで刺さっていた。なにが凄いって、ターゲットを決めてからツメ切るまでのスピードと加速力が際立っている。先にスペースを奪って、相手のパワーが最も弱い瞬間を狙って矢のように刺さるあのタックルは、相当のものだったよ。あの感覚を、おれも盗んでいきたいね。

大会の決勝は、T2K(Team 2000)との試合になったのだけれど、このチームはなかなか面白いメンバーだった。東田さんとか、三洋電機の21歳の新外国人とか、社会人のトップチームのOBが多数名を連ねるチームで、とても豪華な顔ぶれだった。T2Kは毎年この大会に参加しているそうで、昨年の決勝では、オト3兄弟の活躍もあって、タマリバを29-14で破っているらしい。今年はオト3兄弟も参加していなかったし、40歳以上のメンバーもいて、平均年齢もだいぶ高かったので、全体としてのチーム力でタマリバが上回ったということだと思う。

そんな訳で、なかなか楽しい大会だった。
でもやっぱり、おれには15人制の方が向いているような気もするね。


7/3 vs立正大学 13:00K.O. @立正大学熊谷グラウンド

昨日からの連戦。
昨日は10人制だったこともあって、実質的にはタマリバクラブでの「緒戦」だと思って、気持ちを引き締めてゲームに臨んだ。インサイドCTBでの出場ということもあって、とにかくタイトで激しいプレーをしようと。そして、秋の公式戦でチャンスをもらう為に、なんとかアピールしようと狙っていた。

結果はというと、残念ながら負けてしまった。
正確なスコアは覚えていないけれど、36-19くらいじゃないかな。

悔しい。絶対に勝ちたかった。勝てるゲームだと思う。
でも、結果がすべてを物語っている。悔しいけど、まだこんなものなんだね。
確かにスカーという外国人FWはパンチのあるプレーヤーだったし、密集でもしつこいプレーをしてくるチームだったけれど、でも敗因はきっとそこじゃない。正直言って、どこで負けたのか反省がきちんと出来ていないのだけれど、タマリバ側のちょっと緩い部分を、相手はきちんとスコアにしていった、というだけのことだと思う。
おれも、いちど抜かれた。SO福田さんのキックをキャッチして突進してきたスカーにやられた。膝に飛び込んだけれど、すり抜けられてしまった。あのレベルの選手は、今はどのチームにもいる。再来週には八幡平遠征があって、釜石SWとのゲームが組まれているけれど、あいつが倒せなかったら、釜石SW戦も同じことになるよね。だから次は、もっと集中力を持って、もっと踏み込んで、もっといいタックルをしたい。
それから個人的には、絶好のトライチャンスをひとつ逃してしまった。
敵陣ゴール前の右オープンから、昨年までのチームでいう「B」で完全に抜けたのだけれど、スピードに乗り過ぎて、転んでしまった。ここは大事なポイントなので繰り返しておくけれど、「スピードに乗り過ぎて」転んでしまった。自信を持っているプレーだし、我ながら切れてたんだけどね。あれは惜しかった。

とにかく、まだまだです。
もっと仕事して、もっと走って、もっとアピールしないと、タマリバでのチャンスは掴めそうにないね。そんな訳で、これからもモチベーションを高く持って、「上手くなる為に」練習をしていこうと思ってます。