Saturday, April 23, 2005

すいか

今日は、たくさんの人に出会い、たくさんのことを教えてもらった。
そして、改めて思った。
ラグビーって、すごいね。

きっかけは、先輩の祐造さんが中心となって始めたクラブ、「駒場すいか畑」。女の子や子供を交えながら、皆で週末にタグラグビーをしてるクラブなんだけど、その活動に初めて参加したんだ。「すいか畑」はもう1年くらい活動してるんじゃないかと思う。おれたちが学生時代の大半の時間を過ごした駒場のグランドで、結構な人数を集めて活動の輪を広げていることは聞こえてきてたけれど、今まではなかなか参加する機会がなくて。
今日は東瀬谷中学校のラグビー部の子たちが駒場に来てくれて、30人近い人数だったんじゃないかな。その他にも、「すいか畑」のメンバーやWMM(学生時代の先輩・仲間が作り上げたクラブチーム)の選手、祐造さんの高校時代の同級生の方も来ていて、トータルではたぶん50人以上だったんじゃないかと思う。
今日まではお互いにまったく知らなかった人たちが、これだけ駒場に集まって、いっしょにグランドを走りまわる。
そのことがおれは本当にうれしかったし、なにより楽しかった。
さらに、今日うれしかったのはそれだけじゃなくて、今日の駒場には、刺激的なゲストが来てくれてたんだよね。
ひとりは、リコー主将の田沼さん。
そしてもうひとりが、プロラガーの勝野さん。
シーズン中の週末にこうして駒場に足を運んでくれた田沼さんは、やっぱり本当にラグビー好きなんだって思った。車と同じナンバーを背中に着けてジャパンで活躍する姿を、秩父宮に見に行きたいと思ってます。
勝野さんとも、少しだけど会話が出来てよかった。話している中で、小寺さんや小川さんのことが話題になったりして。ふたりは、昨シーズンまでおれがプレーしていたチームの先輩。小川さんは一線を退いてしまったけれど、小寺さんは今でもバトルしてます。ラグビーやってると、こうやって思わぬ方向から繋がっていくからおもしろいよね。

タグラグビーに話を戻すと、中学生のみんなはとても元気で、すばしっこくて、うまかった。すごくちっちゃいけれど、抜群のステップ切っちゃうやつとかもいて。でも、それ以上に驚いたのは、女の子が廻りの子と全然遜色ないプレーをしてたこと。おれのチームにもケーティさん、マーイちゃんってふたりの女の子がいたけど(ケーティさんは「女の子」って感じじゃないね)、トライも決めちゃうし、かなり活躍してました。

それから、マリエ様がいた。楽しかったから、こうして書いてるとどんどん思い出すね。「すいか畑」では、お互いの名前を呼んでもらう為に、ガムテープに自分の名前を書いて、それぞれのジャージに貼るんだけど、この子のテープには「マリエ様だ!」って、かわいい字で書いてあった。だから、マリエ様。
彼女は、女子ラグビーの日本代表を目指しているんだって。終わった後で、祐造さんから聞きました。彼女の動きはかなり速くて、トライも何度も決めてた。そこらの男より全然うまいね。実は、タグのゲームを始める前のボール遊びで、いちど彼女と組んでエクササイズをしたんだけど、全然ボールを落とさなかった。まわりは結構落としてたのに、うまいなって思ったよ。
しかも、とてもかわいい。
日本代表、なってほしいです。

うちのチームには、タクマってやつがいた。カキウチってやつとふたりで大活躍。
タクマは全ゲームが終わった後、みんなの前でこう言った。
「最初は個人だったけど、だんだんチームになってきて、うまくいくようになって、よかった。」

いろんな人がいた。サトリさんといって、川合さんの兄貴をよく知ってる、という人がいて、ひとしきり会話が弾んだ。直接会話はできなかったけれど、祐造さんの高校の後輩で、ERで働く研修医という方もいた。絵里子さんにも、久しぶりに会った。(機会があれば、今日の写真を見せてほしいです。)
こういうすべてを、祐造さんと、ラグビーボールがつないでくれた。
本当に、楽しかった。

祐造さん、ありがとうございました。
今度は赤津さん、誘わないとね。