Tuesday, June 14, 2005

再挑戦

昨日のことだけれど、初めてタマリバの練習に参加してきた。
結論からいうと、とても刺激的な2時間になりました。

タマリバクラブというのは、現在日本で最も強いラグビーのクラブチーム。早稲田大学のOBが中心となって立ち上げたクラブだけれど、今は早稲田以外の出身の選手も多く在籍していて、一般的に抱かれているイメージよりもオープンなクラブだと思う。東大出身のメンバーもふたり所属しているし、これまで練習に参加させてもらっていたWMMのキャプテンも、実は以前はタマリバのメンバーだったんだ。そういう意味では、おれにとっても比較的なじみのあるクラブ、ということになるよね。
(ちなみに、WMMのキャプテンは東大時代のひとつ先輩。大学卒業後、タマリバでのチャレンジをしていたのだけれど、自分が骨を埋めるクラブはここじゃないという思い、そして東大の魂を結束させればタマリバを越えるチームを創り上げることだって出来る、という思いから、タマリバを離れて新たなクラブ「WMM」を立ち上げたんだ。この先輩には、やっぱり他の仲間とは違う思いを持ってます。)

今のおれは、実はどのチームにも選手登録がない。まったくもってフリーの状態なんだ。クラブチームの選手登録はとても厳格らしくて、登録がなければ公式戦にはとても出場できない。だから、練習に参加していても、ゲームをする機会は多くは得られなかったのだけれど、この間のタマリバ戦の後に、現在はタマリバの練習に参加している後輩のミヤハラが、いいことを教えてくれたんだ。

東日本クラブトップリーグの選手登録は、まだ間に合うんだって。

これを聞いた瞬間、俄然闘争心が沸き上がってきた。ちょうどタマリバ戦を通じて、自分にまだチャレンジできる余地が残っているんじゃないかと思えたこともあって、今シーズンの可能性を探りたい、という思いが抑え切れなくなってしまった。練習したい。クラブチームとはいえ、上手くなる為の練習が出来る環境がほしい。そして秋に、公式戦を闘ってみたい。そんな思いは、あっという間に自分の感情を支配していったんだ。

昨日の練習は、そのための1歩目。
日本で最も強いクラブの練習に参加させてもらったのは、単純にいい経験になった。
練習は、今のおれにはかなりしんどかったけれど、それ以上に面白くて、とても刺激的だった。とにかくよく走ってる。昨年までいたチームのメンバーに話したら笑われてしまうだろうけれど、練習であれだけきちんと走るクラブは殆どないと思う。状況やルールを変えながら、常にゲームを意識して繰り広げられるタッチフット。そしてその後は、10分×3本のガチンコ勝負。自分たちのスタイルが明確に意識された、素早い出足とタックルが随所にみられて、久しぶりにかなり燃えたよ。
確かに練習中のミスもかなりあった。タマリバが日本一のクラブといっても、学生トップにはまだ勝てない。でもさ、やっぱりいいチームだと思うよ。限られた自分の時間を惜しみなくグランドに持ってくるやつらの集団なんだ、ということがはっきり分かるクラブだからね。

そんな訳で、今のおれは、タマリバに選手登録する方向で話を進めようとしています。いろいろと調整しなければいけないこともあるのだけれど、やる場所があるなら、やっぱりやりたいと思っている。ただ、タマリバで試合に出られる保証はどこにもない。どこまで出来るか分からないけれど、ここからは自分のチャレンジ。なんのとまどいもありません。

楽しみで仕方ないよ。