Wednesday, July 07, 2010

ENGLISH

最近、英語の社内公用語化が話題になっている。
楽天やファーストリテイリングといった企業の事例が報じられているが、企業活動の全面的な英語化については賛否両論あるようだ。

今日、担当しているお客様の常務を訪問する機会があった。
サービス事業を担当しているアメリカ人の専務自らが、お客様先を訪れた。
外国人役員との同行コールは、営業職としての8年間で初めての経験だった。

お客様も最初はやや緊張気味だったが、既に馴染みのある日本人の執行役員が同席していたことに加え、通訳の方の丁寧な対応もあり、お客様コールそのものは穏当に流れ、申し分のないものとなった。英語そのものを極めて慎重かつ緩やかに話してもらったことも大きかったと思う。ただ、こうして実際にコールに同行してみて、自分自身の置かれた状況が明確に変化してきていることを改めて実感した。大きな潮流としては随分前からはっきりしていたことで、今更気づくようなことでもないのだけれど、ドメスティックにビジネスを展開されている企業の役員に対して、このようなコールをセットする機会は極めて稀なのが正直なところだ。それゆえに、ある意味では「保護されていた」にすぎないのだけれど。

要するに、お客様へのサービスを組成する上で、重要な決定権限を持つ人間が、外国人役員にシフトしている訳だ。ほぼ国内市場に閉じたビジネスを展開されているお客様であっても、外国人役員が総責任者として「お客様のダイレクトな声」を聞こうとするのは、会社が提供する「サービス」自体がグローバルの枠組みの中で組成されているからに他ならない。システム開発の世界では、中国やインドの技術者を活用したオフショア開発が既に一般的になっているが、こうしたデリバリー・スキームのグローバル化に留まらず、プライシングやマネジメントそのものがグローバル化している。

国内をメインとする「現場」では、 英語への抵抗は依然として強い。
「英語はできても、仕事ができない人間」というのが、格好の標的にされている。
でも、もう今後は逆が成立しなくなるかもしれない。つまり、「英語ができなくても、仕事ができる」という状態が想定しづらくなるかもしれない。
英語ができないということは、ドメスティックなビジネスを展開されているお客様に対してさえ、必要な「サービス」を組成するための直接交渉力を、社内で持っていないということだ。自分の担当するお客様にとってのベストを纏め上げるために、英語ができる人間による代理交渉が必要になる。正直、これでは仕事の醍醐味も、更には「仕事力」そのものさえ、大きく毀損してしまうだろう。

英語公用語化の是非は知らない。
ただ、安易な批判の前に、個人としての準備が必須かもしれない。
なかなか巧くならないけれど。

Saturday, July 03, 2010

ALL




7月3日、土曜日。
オール東大 32-7 Imperial College London(16:00K.O@駒場ラグビー場)

ずっと楽しみにしていたゲーム。きちんと勝利できて、まずは良かった。
怪我人が出たこともあって、CTBで80分間フル出場となったが、フルでプレーするのは本当に久しぶりで、さすがにかなり疲れた。ノックオン2回、イージーなタックルミスもあって、個人的な出来は散々だったけれど、最低限の仕事はできたかなとも思う。

こういう体験を、東大ラグビー部として大切にしていきたい。
一昨年のエジンバラ大戦に続いての国際交流マッチ。まさにラグビーの醍醐味だ。
そして、現役・OB混成チームで戦うということ。これも極めてラグビーらしい、素晴らしいことだ。急造メンバーでも本気で勝ちに行く。難しいことはできないけれど、低いタックルと素早い出足で止める。OBはフィットネスに不安があろうとも、自分達が学生の頃に練習してきたプレーに拘って、今できることをする。今の東大にとって、様々な意味で経験値を積むきっかけになったのではないかと思う。
スターター15人の中で、現役のメンバーは4人。留年組を含めると7人になる。最近は現役のレベルが落ちてきていると言われているけれど、今日のゲームでは皆、良いプレーをしていた。周囲のプレーヤーが変わると、発揮される個性・パフォーマンスも変わってくる。OB側にとっても、普段は共にゲームに出ることのない現役メンバーとプレーすることで、彼等からエネルギーをもらうことができる。現役の選手と一緒に本気でゲームをできるのは、おれたちにとっても嬉しく、そして単純にとても楽しいことだ。

同期では、宋が前半のFLで出場した。
開始早々のキックオフであまりに美しいアーリータックルを決め、即座にシンビンを喰らっていたけれど、グラウンド内外での存在感は相変わらずだった。今でもプレーを続けている最後の同期。一緒に試合をする機会はめっきり減ってしまったが、そういう意味でも今日は楽しかった。

また次の機会のために、トレーニングしないと。
こういう貴重なゲームに召集してもらえることを幸運と思って。

高校時代

昨晩は、久しぶりに高校時代のラグビー部の仲間数人が集まって、東京駅構内の蕎麦屋で軽く呑んだ。おれは少々遅れて参加したのだが、ラグビー部時代の思い出話が次々に飛び出して、かなり楽しかった。感傷ではなくて、高校ラグビーというのは、何度聞いても笑いが止まらない逸話が本当にたくさんあるものなんです。これは母校時習館だけではなくて、多くの高校チームには、似たようなエピソードが幾つも転がっているだろうと思う。

初めての試合でチャンスにふとボールが渡ってしまい、どうすれば良いのか分からず、まだディフェンダーは誰も来ていないのに、何を血迷ったかいきなり地面に倒れ込み、「ラック」と叫んで綺麗なダウンボールをした後輩がいた。「1人ラック」というこの伝説のプレーは、今でも語り草になっている。ラックドリルに忠実にプレーするのは、如何にも真面目な時習館らしい。

モールサイドを突破しようと、ボールを持ち出してサイドアタックを仕掛けようとした瞬間、先輩の発した「行くな」の声に気圧されてすごすごとモールに戻り、アクシデンタル・オフサイドを取られた同期がいる。彼は、意図的に笑いを取るのは全くもって不得手だが、行動そのものが誘う笑いには素晴らしいものがある。とある練習試合で彼は、ポスト正面からの相手コンバージョンをチャージしようと果敢に走り出した。次の瞬間、相手キッカーの明らかなミスキックが超低弾道で彼の頭を撃ち抜き、どう考えても入るはずのなかったキックが、見事に上方へと弾道を変化させて入ってしまった。この奇跡は「ラグビー界初の自殺点」と呼ばれ、おそらくギネスブックにも申請できるだろう。

自分でも忘れていたエピソードも出てきた。当時おれはチームのキャプテンをしていたのだけれど、ある時、試合中の「チャンス」コールについて、みんなに提案をしたんだ。俺達は、相手がミスすると「チャンス」と言うが、実際にはほとんどチャンスになっていない。俺達レベルのチームにとって、相手のミスは本当は"Chance"ではない。"Opportunity"でしかないんだ。「オポチュ」なんだ、と。それで俺達は、暫くの間、練習の時にミスが起きると「オポチュ」と叫んでいた。今聞いても本当に馬鹿らしくて、また当時のおれがいかにも言いそうなことで笑えてくる。

東大ラグビー部に入ってから宋に聞いた灘高のエピソードも面白い。
当時はショートラインアウトが流行り出した頃で、4menや5menといった配置をどこのチームも取り入れていたのだが、灘高では、それならば2men(ツーメン)でもいいじゃないかという話になったそうだ。そこから議論は更に発展し、極論すれば1men(ワンメン)でもいいのではないか、と言い出す奴が現れた。すると「いや、ワンはメンじゃねえよ」という適切な突っ込みが入り、一旦「ワンマン」となったところで、「その場合はa man(アマン)じゃないのか」という灘高らしい知的な突っ込みが続いて、最終的に「アマン」というサインが生まれたそうだ。ラインアウトはルール上、1人では成立しないので、ゲームでは勿論レフリーに止められたという。

他にも次から次へとエピソードが溢れてくる。
高校ラグビーほど愉快な場所はないかもしれない。本当に楽しい思い出ばかりだ。
当時は「本気で勝負する」ということの意味を、まだ知らなかった。勝利に対して本気で拘っていたとは言い難く、気づきさえあれば、本当はもっと違うラグビーが出来たのかもしれない。でも、自分達で創っていったチームは、とても楽しかった。自由だったし、(自分自身を含めて)脇道が好きなちょっと独特なキャラクターが多かった。そして、少なくとも一生懸命ではあった。
あの自由気儘な学校で偶然始めたラグビーを、今でも続けているのだから、人生は分からない。「オポチュ」コールを採り入れていたような人間が、大学・社会人での決定的な体験を通して、一廻り下の学生と今でも一緒にグラウンドにいられるのだから、ラッキーだったなあと思う。

いつか機会があれば、高校ラグビーの世界もいいかもしれない。
今度はコーチとして。

Tuesday, June 29, 2010

小さくても。

何人かの友達から、パワハラ被害の経験を聞いたことがある。センシティブな話題なので具体的なことを書くつもりはないけれど、少なくない数の同年代の仲間が、近しい境遇を経験しているような気がする。

自分自身は、今のところ幸いにも内輪でのハラスメントはなく、個人の裁量をある程度尊重してもらいながら仕事できる状況ではある。別の要因で生じた軋轢で苦しんだことはあり、それは個人的にはとてもしんどい経験だったけれど、逃げ場を見出せない内部のハラスメントの辛さはきっと比較にならないレベルのものだろうと思う。

今まさに悩んでいる友達もいる。
本当に酷い。許しがたい環境に置かれている。

正面切って戦えない状況にいることを知った上で、そういう人だけを確信犯的に狙い撃つように人格攻撃を仕掛ける。パフォーマンスそのものではなく、人格にまで踏み込んでくるのが、この手のハラスメントの常套手段だ。おれの友達のケースに関して言えば、パフォーマンスにさえ問題があったとはとても思えない。

思い出した言葉がある。
観点は違うのだけど、宋文洲さんの言葉だ。

『信じていたことも、信じなくなることも、いいことだ。
それが真剣に考えた結果であれば。』

逃げられるならば、逃げるのも大切な選択肢だと思う。真剣どころか、絶望的な状況で苦しんだ末の逃避を、否定するものなんて何もない。でもきっと、すぐには逃げることさえできないことの方が多いような気がする。
だからこそ、せめて「気持ちの逃げ場」だけはあってほしいなあと思います。小さくても、ひとつだけでも。


Thursday, May 13, 2010

ボルダリング

先週のことだけれど、初めてのボルダリング体験に行ってきた。
折角取った休暇に雨が降ってしまったので、屋内で楽しめることをしようと思って。
探し当てたのは、名古屋市天白区にある「クライミングジム・エイム」だ。
http://www.climbing-aim.jp/index.html

初めて中古カメラ店に行った時の雰囲気に、少し似ていた。クライミングをこよなく愛する人達が、静かに大切に守っている場所のような感じがして、門外漢の素人に邪魔されたくないといった空気をどこか感じてしまう。
クライミング用のきつめのシューズとチョークを借りて、ジムオーナーの少々分かりづらい説明を受けると、あとはただ登るだけ。数メートルの壁を前に、初心者向けのコースを探しては登り、また次のコースを探しては、登る。壁そのものは数面あるのだけれど、初めての人間が登れるコースは限られてくる。少しでもコースの難易度が上がるともう登れなくなってしまうので、結果的に何度も1つのコースに挑戦することになる。

この極めて単純な営みが、やり始めてみると、とても楽しかった。
最初に感じた若干の据わりの悪さのようなものも忘れて、熱中してしまった。
わずか数メートル、1つのコースで利用するホールドは数個程度のものなのに、とても難しく、そしてかなり疲れる。特に、握力と前腕部の消耗が激しい。結局、2時間近くも続けてしまったのだけれど、休憩を挟みながらでないと、とても続かない。
でも、やっぱり楽しいんだ。
悪戦苦闘しながら1つのコースを登り切れた時の、嬉しさと爽快感。
ただ登る、というシンプルな身体動作の中にある、遊びの原点のような感じ。
ある種の人達が取り憑かれてしまうのも頷ける。
帆南を連れていったので、残念ながらパートナーと一緒に登ることはできなかったけれど、家族や友達、仲間と一緒に挑戦すると、もっと楽しめるような気がする。
いつか帆南も登るかなぁ。

ちなみに、ボルダリングはラグビー選手のトレーニングとしても良いかも。
基礎的な身体能力と、身体の使い方を体得できるのではないだろうか。
ウェイトトレーニングを否定するものではないのだけれど、本当にグラウンドで要求されるパワーや身のこなしというのは、こういったより原始的な所作の中にこそあるような気がします。元木さんが穴を掘ったように。

Saturday, April 10, 2010

Taga

Tricycleって、知ってますか。
パートナーがずっと欲しがっていたオランダの子乗せ三輪車が、遂に届きました。
http://www.taga.nl/intro.asp

車を持たない生活をしているので、子供が産まれてからは、パートナーの行動範囲がとても狭まってしまっていた。帆南も1歳を過ぎて、普通に歩けるようになったし、電車に乗ってもおとなしくしているので出掛けることは出来るのだけれど、ちょっとした日々の生活の中で、気軽に足を運べるエリアとなると、どうしても徒歩圏内となってしまっていた。気分転換も難しかったみたい。
育児の苦労も絶えない日々に、少しでも潤いと楽しみを添えたいという思いもあって、ずっと前から2人で自転車を色々と探していたのだけれど、世界には本当に沢山の子乗せ自転車があって。
Zigo、Nihola等、見ているだけで楽しくなるデザインに憧れていた。
http://myzigo.jp/
http://nihola.info/da/nihola+cykler/nihola+low/

そんな中、最終的に選んだのがTaga。デザイン性やサイズを考慮すると、最も実用性を備えていると感じたのが決め手になった。前方が二輪なので、当然ながら通常の自転車と比較すると幅も広くて場所を取るのだけれど、Tagaの場合はベビーカーとしても使えるようになっていて、ベビーカー・モードにしてしまえば、比較的狭いスペースでも置いておける。一応、実車も確認した上で購入したのだけれど、実際に届いてみると、さほど不便なく使えるレベルかなと感じている。
名古屋の市街をどの程度走れるものか多少の不安はあったけれど、今のところ特に問題もなく、気持ちよく走れている。帆南も心地よいらしく、一度乗せて街を走り出すと、もう降りたくないようで、降ろす時にはいつもぐずっている。

自転車道がきちんと整備されているオランダで生まれた製品で、まだ日本では取扱いも少ないのが現実だ。国内の販売代理店も数店あるけれど、結局は個人輸入で購入した。現在の為替だと、代理店経由よりも遥かに安価に購入できるし、対応してくれたオランダのセールス・マネージャーはとても丁寧で親切だった。納期も非常に短くて、送金完了から1週間以内で届いてしまった。便利な時代になったなぁと、本当に驚いてしまった。

パートナーがよく言うのだけれど、日本の子乗せ自転車は「母親が乗る」ことを前提に作られているものばかりだ。いわゆるママチャリのハンドル部分に子乗せシートを装着して街を走る母親の姿はよく見掛けるけれど、父親が子供を乗せて自転車で走っている姿はまずお目にかかれない。
勿論、Tagaのメインターゲットも母親だろうけれど、父親が乗って格好良いデザインだと思う。日々の暮らしの中では主にパートナーが使うことになるけれど、週末はおれが乗り廻したい。サイドバックにマグを入れて、ロディのヘルメットをかぶせたら、名古屋大が練習している山の上グラウンドまで、帆南を連れていけるかも。

Sunday, March 28, 2010

cycling

3月29日、日曜日。
パートナーと一緒に、帆南を連れて名城公園に遊びに行ってきた。
多くの花見客が昼下がりの時間を過ごしていて、なかなか賑やかだった。
帆南には離乳食のお弁当を持っていって、自分達にはパンを幾つか買って持っていって、ささやかなランチだけれど気持ちよく楽しめた。帆南は最近になって食欲が旺盛になってきたけれど、屋外に出ると、一層元気よく食べる気がします。外の空気は、やはり気持ちいいんだろうね。

さて、本題はランチの後のこと。
名城公園内には全長1.3kmのサイクリング・コースがあるのだけれど、このコースを活用して、日曜日には「名城自転車天国」という催しが行われているんだ。
http://www.keirin-njk.com/nasiro/index.html
パートナーは以前から知っていたようだけれど、おれ自身は今日までこの催し自体を全く知らなかった。公園内に足を踏み入れてみると、ナンバープレートをつけた自転車が至るところを走り廻っていて、結構すごい台数だった。
受付会場で聞いてみると、わずか500円で何度も自転車を借りて遊べるとのこと。
勿論、やってみました。
まずは、以前から乗ってみたかったタンデム。パートナーが以前欲しがっていたタイプの自転車なのだけれど、乗ってみると結構難しい。本来2人乗りのところ、チャイルドシートまで装填して3人で乗ってみると、特に後部側(ストーカーというらしい)がバランスを保つのに、少々苦戦する。そういう意味では、実用性は高くないだろうし、スピードを出して街を颯爽と走るようなものではないけれど、ただ、とても楽しい。チャイルドシートもレンタルできるので、家族で一度乗ってみるのはお勧めです。
そして、ジョイフル。ペダルとサドルがなく、身体をスプリングのようにしながら後輪を回転させて走る自転車で、これも初めて乗ってみた。小学生くらいの子供達が見事に乗り廻しているのが本当に楽しそうで、見ているだけで微笑ましいのだけれど、乗ってみるとこれも結構難しい。子供の方がかなり上手くて、おれは相当下手だった。悔しいので、一応おれの中では「体重が一定以上あると不利な自転車だ」という結論にしている。ちなみに、パートナーは結構上手だったね。
更には、前輪車軸にペダルを取り付けたミショー型と呼ばれる自転車まであって。
http://www6.atwiki.jp/piro/pages/1332.html
事務局の方に「何でも挑戦するねぇ」と笑われながら、勿論乗ってみた。
そして、これまた面白い。結構ぶれるけれど、十分走れる。ブレーキが片側しかないので最初は少し不安になるけれど、そもそも前輪しか廻らないのだから当然だ。これも街では走れないだろうけれど、乗っているだけで厭きない。

そんな訳で、1時間近くも自転車で遊んでしまった。
こういう遊びがやはり一番面白い。
ただ「乗る」というとても原始的な行為なのだけれど、それがとても心地よい。
また行ってみよう。

Friday, February 19, 2010

ロッカー

同期と珍しく食事をして、また終電。
終電に乗ると、blogを書きたくなります。

東京で午後から予定されていた社内会議のために、少し早めに新幹線で移動。日本橋まで足を延ばして、1人で鶏料理「ぼんぼり」のランチを食べていると、店内に流れてきたのは川村結花さんのカバーによる『夜空ノムコウ』だった。
この曲を書いたシンガーソングライター、知ってますか。
ちなみに作詞はスガシカオです。

カウンターで食事をしていたのが自分ひとりだったこともあって、妙にしんみりしてしまった。学生の頃、今ではさっぱり使われなくなったMDで何度も聴いた川村結花さんのカバーも懐かしくて。『unforgettable』とか、すごく好きだったのを思い出します。

「あの頃の未来に、僕等は立っているのかな」とスガシカオは問いかけるけれど、あの頃の自分には未来なんてなかった。本当に、ただ「今」しかなくて、今を必死に生きていた。言葉にしてしまうと恥ずかしいけれど、本当にそんな感じだった。とにかく喰らいついていかなければ、明日は自分のロッカーがなくなっているかもしれない。大柄な男の身体ひとつと、多少の荷物が収まる程度のほんの小さなロッカーを守るために、毎日がバトルだった。
小さなロッカーが、当時の自分には全てだった。
そして掛けられたネームプレートは、ある種の自己証明だった。
おれ、まだここにいます、って。

もっと必死に生きられる。
フィジカルな世界よりも多少分かりづらいけれど、自分の居場所はやっぱり、自分で掻き分けて、掴んで、喰らいついて、そして繋ぎとめるものだ。
居場所は、そこにずっとある訳じゃない。
スガシカオのように感傷はできない。妥協も感傷もしている余裕さえなかった当時が、今の自分の原点のはずなんだ。20代の貴重な時間を捧げて学び取ったはずのことを、簡単に忘れていてはいけない。

妥協している暇さえないような人生を。
妥協しない、ではなくて。

Wednesday, February 10, 2010

No Excuse

Twitterでつぶやかれた孫正義さんの言葉。

『言い訳は、解決への執念を鈍らせる。』

まさしくその通りだと思う。
「執念」という言葉の選択が、孫正義さんのイメージにとてもしっくりと馴染む。

自分の日々の言葉を思い返すと、幾つ言い訳があるだろう。特にステークホルダーが多岐に渡る仕事をしていると、前提であったはずのことが、いつしか「できない理由」へとすり替わっていく。

前提を理由にしてはいけない。
学生時代にラグビーで学んだことだ。
同じことを繰り返さないためのプロセスを、日々同じように繰り返す。
これもラグビーで学んだ。

もう学んでるはずなんだ。
砂場ではなく、駒場のグラウンドで。

Friday, February 05, 2010

confidence

毎朝楽しみにしているメールマガジン「ハロー!株式」で見つけた名言を。

人を信じよ、しかしその百倍も自らを信じよ。― 手塚治虫

学生時代に肌身で知ったことがある。
自信を持つのは簡単じゃない。より正確には、自信を裏付けるのは簡単じゃない。
恐怖や不安、苦悩や絶望の淵に足が掛かり、心が折れそうになった時に、それでも最後まで自分を支え、拠って立つべき根拠として自らを奮い立たせてくれるもの。
自信とはつまり、そういうものだと思う。
生半可な自信など役に立たない。自尊を守れない自信に何の価値があるのか。
だからこそ、本来の意味での自信を持つのは容易ではない。
努力というと誤解を招くかもしれないが、自分自身の寄る辺を確立するための不断のプロセスがあって初めて、自信は裏付けを持つのだと思う。
そしてそれは、きっと一般的に想像されるような苦行ではないんだ。苦行でないからこそ、苦しいことに向かっていけるのだと思う。このニュアンスが重要なところだ。

手塚治虫さんは、人よりも百倍も濃厚なプロセスを生きていたのだろう。
この短い言葉の裏に、その熱く深い裏付けを感じずにはいられない。

Wednesday, February 03, 2010

シナリオ

iPhoneアプリから初めての更新。
これで書ければ、更新しやすくなるかも。

東京駅から、最終の新幹線で名古屋に向かっている。最終電車というのは、それだけでどこか感傷的なところがあって、どうしても1日を振り返ってしまう。勿論それは、悪いことではないけれど。
毎日色々なことがあるけれど、思惑通りに進むことは殆どなくて、いつも自分の算段を越えたところで物事が動いていく。営業の仕事をしているとよく「シナリオ」という言葉が使われるのだけれど、シナリオ通りに事が進まないのは、シナリオの練り込みが足りないのかもしれない。

「シナリオ通りの人生はつまらない。」
どこかで聞いたようなフレーズだ。
きっとそうだろう。
でも、シナリオを描こうとさえしない人生だって、きっとつまらない。
うまく描けなくても、自分の進む道筋は自分で描きたい。外れてばかりのシナリオだったとしても、描き続ける意志を放棄したくはない。
スタートはいつだって、ドラフト版のシナリオなのだから。

Tuesday, February 02, 2010

英語

久しぶりの更新。
随分書いていなかったなぁ。

つい最近のことだけれど、英語の勉強を再開した。
何度も挫折しているのだけれど、もう一度きちんと挑戦しようと思っている。
毎日英語に触れるつもりで、特にリスニングを改善していきたい。

本当は、英語で読んでみたい本が沢山あるのだけれど、ずっと怠っていた。
最近は小説を読む量が随分減ってしまったけれど、学生の頃、ポール・オースターの『幽霊たち(Ghosts)』を原語で読みたくて、ペーパーバックを買った記憶がある。
読み切れなかったなぁ・・・。

NYで活躍する大学ラグビー部の同期の言葉で、とても印象的だったものがある。
随分前のことだけれど、彼の一時帰国の折に、東京で仲間が集まって呑んだのだが、broken Englishでも十分にアメリカ人との交流はできるし、心を通わせることができるはずだと語る仲間の1人に、こう応じたんだ。
「でもそれは、ある一線を越えない。」

表現は正確ではないが、発言の主旨ははっきりと覚えている。
そしてその時に、そうだよなぁと素直に感じ入ってしまったことも。
言葉では表すことのできないことは、きっと沢山あるだろう。
でも、言葉でしか表すことのできないものだって、沢山あるはずだ。
言語化を志向することで初めて気づく非言語の領域。
その深さと繊細さを伝えることができるのは、結局のところ言葉かもしれない。


そこまで辿り着けなくてもまずはいいので、もう一度、英語を勉強してみよう。
1年後にはポール・オースターを読みこなせるように。

Monday, January 11, 2010

WMM

1月10日(日)
全国クラブラグビー選手権、準決勝。
駒場WMM 22-19 タマリバクラブ

本当に良かった。
スタンドで応援できなかったのが残念だけれど、本当に素晴らしいです。
スコアからも、なんとなくゲームの雰囲気が伝わってくる。きっと泥臭いラグビーで、小さな幸運を手繰り寄せて、底力を全て出し尽くして勝ったのだろうと思います。
六甲との決勝戦が楽しみです。
またきっと、全てを出し尽くして、勝ってくれるだろうと期待しています。
宋、おつかれさま。ラストゲームまで、頑張ってください。

Wednesday, December 30, 2009

iphone

ちなみに2日前、今年の総決算として、私用携帯を水没させてしまった。
忘年会の帰り際のことで、メモリも全て失われてしまった。
これから少しずつ、友達の連絡先を回復させていかないと・・・。

Softbank Shopで相談すると、修理に8,400円必要とのこと。
ちょうど端末分割払いも満了していたので、思い切ってiphoneに機種変更した。
在庫切れが続くiphoneだが、偶然にも即日入荷のモデルが1台あって。
そんな訳でこの2日間は、使い慣れないiphoneで、色々遊んでいる。
今更iphoneのレビューコメントなど古いと思うけれど、感じたことを書いておきます。

現時点の感想としては、かなり素晴らしい。
流行る理由がよく分かります。
まず非常に便利なのがWi-Fi接続。自宅が無線LAN環境だと、かなり快適な使用感だ。初期設定も非常に簡単で、WEPの設定さえ済ませればすぐに接続できる。
これをベースに考えると、Webの利用形態は今後大きく変わってくるかもしれない。iphoneに限らず、携帯の最大の魅力は起動が早いことだ。ブラウザ環境も美しく、画面サイズの制約はあるにせよ十分利用に堪えるレベルなので、一般的なインターネットアクセスにPCを利用するメリットは薄くなりそうだ。GmailやHotmail等のポピュラーなメール環境もセットアップが容易で、返信を書くのは多少手間にせよ、メールの閲覧に関しては、iphoneだけでほぼ十分だと思う。
RSSリーダーもかなり便利だ。今はブラウザ(Sleipnir)組み込み型のRSS Pluginを活用していて、これも非常に便利なのだが、iphone上でRSS feedを活用できるメリットは相当に大きい。特にオフラインで閲覧できれば、自宅のWi-Fiで最新記事をアップロードしておくことで、通勤等の移動時間帯にかなりの情報を捌けるだろう。首都圏の地下鉄ユーザーなどにとっては、非常に強力なツールになってくると思う。
echofon for twitterも導入してみたが、これも興味深い。twitterは、PCのブラウザから利用している限り、正直何が面白いのか全く理解できなかったけれど、iphoneのような携帯端末からクイックにアクセスできると、twitterの本来目指している面白さが出てくるのかもしれないと感じる。
ニュースサイトが提供している無料アプリケーションも非常に便利だ。新聞大手三紙が軒並み赤字になるのも頷ける。この流れは間違いなく加速していくだろう。特に速報性の求められるニュースなどは、iphoneのような端末からアクセスした方が圧倒的に早い。ちなみに、産経新聞に至っては、実際の紙面イメージそのままを閲覧することができる。ここまで来ると、産経は今後どうやって収益性を確保するつもりなのだろうかと、勝手に心配してしまう。まあ、紙媒体の方がやはり読み易いけれど。

いずれにせよ、このアプリケーションの充実度を見る限り、他携帯が追付いてくるのは当面難しいと思う。先行してオープンな開発プラットフォームを拡充して、開発者を囲い込んだことが大きい。無料アプリケーションだけでもかなりのことが出来てしまう状況になっているので、優位性はより強まっていく感じがする。
セカイカメラのようなアプリケーションまで無償提供されているのだから。

入力系は心配だったけれど、日常的な使用には問題ないかなと。
もう少し使い込んでみようと思います。

2009

ようやく2009年も仕事納めとなった。
残っていた重要事項も無事にクローズして、まずはほっとしている。

それにしても、この1年間は本当に色々なことがあった。
特に仕事ではとにかく苦悩した1年間で、何をやっても上手く行かず、お客様の信頼を大きく損なってしまうような重大なトラブルも重なり、初めて前が向けなくなりかけた。今日現在も全ての問題が解消した訳ではなくて、本質的な課題は来年度以降も続いていくのだけれど、これ以上の底はないのだから、少しずつ這い上がりたい。
辛かった時、沢山の人に支えてもらったことが、今年の貴重な経験であり、財産だ。
特にパートナーには、心から感謝しています。
第一子が産まれて、彼女自身が大変だった時に、ビジネスの場でダブルバインドに嵌まり込んでしまい、最悪の状態だった頃には、自分の目の前で子供が泣いていることにさえ気づけなかった。自分自身のミスから最初のボタンの掛け違いが生じて、板挟みの板を破ることも、逃げ道を見出すことも出来ず、完全に落ちていた。
初めての育児に悪戦苦闘しているパートナーをサポートしなければいけないのに、むしろ負担をかけてしまい、本当に申し訳なかったなぁと。でも、あの時支えてもらったからこそ、また前に進めるようになった。
本当にありがとう。

他にも、会社の携帯電話を水没したり、様々な場所で忘れ物をしたり、プレゼンテーションの場にPCを忘れたり、重要な案件で苦戦を強いられたりと、大小様々なミスやトラブルがあって、とても苦労した1年間だった。
まあでも、過ぎてしまえば全てが糧。この経験で、次また跳べばいい。

ちなみに昨日、そんな2009年を振り返りながら職場で雑談していたら、秘書さんがYahoo!の「0学占い」でおれの運勢を調べてくれたんだ。
http://legacy.fortune.yahoo.co.jp/fortune/zero/index.html
その結果がこれなのだけれど、見事なものでした。(赤が2009年)


2010年は、上昇気流の1st phaseです。
五里霧中の30代を、全速力で駆け抜けてみせます。

Monday, December 14, 2009

駒場

12月12日、土曜日。
前日が東京出張だったこともあり、随分久しぶりに駒場まで足を運んだ。
東大ラグビー部は入替戦観戦のため不在で、WMMの練習に参加してきた。
宋がいなかったのは非常に残念だったけれど、本間や山崎に久しぶりに会えたのは良かった。光将さんにも随分会っていなかった気がする。今年は本当に数える程しか練習に参加していないので、致し方ないけれど。

10時の練習開始に向けて、9時30分過ぎにグラウンドに到着したのだが、驚いた。
CTBの阿部選手が、フィットネスを兼ねて、ハンドダミーへのヒットを繰り返していた。
悲壮感のようなものはなくて、楽しそうだった。
あれ見て、他の選手はどう思ったんだろうか。楽しそうだと思わないのかなぁ。

ああいうのが、クラブにとっては最高だと、おれは思う訳です。
何にも強制されず、自発的意思に基づいて、楽しいから集まってくる。
そうすると、個人練習しているやつがいる。
それがなんだか、楽しそうだ。真剣な遊び感覚でやっている。
あいつも好きだなぁ、みたいな感じが、やはりクラブの魅力だと思います。

Wednesday, December 09, 2009

16th

名古屋大ラグビー部を今シーズンで引退した4年生のマネージャー2人と食事。
もう2年間も練習に顔を出していながら、ゆっくり会話する機会もなかったので、とても新鮮で楽しかった。特に今シーズンは、練習やミーティングを進める際に、いつも親切にフォローしてもらって、本当に感謝しています。

「マネージャー」の位置づけは、結構難しいところがあると思っている。
自身が過去に所属したチームは、いずれも「勝利」を明確に志向するチームだった。
そういうチームで10年近くプレーを続けてきた経験上、「マネージャー」に対して、ある程度のイメージを自分の中に持ってしまっているのが、正直なところだ。
ただ、所詮それは、特定のバックボーンを持ったチームにおける「イメージ」でしかなくて、ラグビーのスタイルに色があるように、組織のあり方や、マネージャーの役割等も、当然チームカラーがあるものだし、むしろ本来そうあるべきだと思う。
自分達の価値観に正直に、「マネージャー」の何たるかは自分達で決めればいい。
その一方で、どこかに一線というか、考えるべきラインはあるのだけれど。

でも、名古屋大ラグビー部の場合は、あまり考えることもないかなと。
とても献身的で、一生懸命なマネージャーばかりだ。
どちらかと言うとむしろ、こうしたマネージャーの献身に安易に甘えがちな傾向が垣間見える選手の側に、もう少しコントロールが必要かもしれない。

4年間頑張ってきたのは、選手だけではないんだよね。
本当におつかれさまでした。

Tuesday, December 08, 2009

椿山荘にて

12月5日、土曜日。
目白の椿山荘で、従弟が結婚式を挙げた。
親族25名のみが参列した結婚式・披露宴は、とても距離感が近くてアットホームな雰囲気だった。これまでにも多くの結婚式に出席してきたが、親族として出席するのはやはりどこか特別な感じがする。
改めて、結婚おめでとう。

実は披露宴では、初めての司会をしたのだけれど、なかなか難しかった。
新婦方の親族は初対面だけれど、基本的には気心の知れた方ばかりの披露宴。
それでもイメージ通りには行かないものです。
親族らしく形式ばらずに進行しようと思いながら、棒読みしてしまったりね。
でも、椿山荘の皆様のお世辞にも救われて、とても良い経験になった。
これまで何気なく聞いてきたプロ司会者の澱みない進行に、今更ながら脱帽です。

Saturday, November 28, 2009

back to school

11月26日、木曜日。
元世界銀行副総裁の福井博夫さんによる講演に参加してきた。
結論から言うと、とても愉快な方だった。愉快という表現は多少語弊があるかもしれないが、スピーチはとても上品ながらユーモアがあり、気の向くままに自由に話されている印象だったけれど、その指摘は随所に興味深いものがあった。

個人的に、印象に残った言葉がある。
"back to school"、もっと日本人は学ぶべきだと。
外資系企業とはいえ、入社以来ずっと国内で勤務している。社内に海外からの出向者が溢れるほどいるにも関わらず、業務上の接点は皆無に近い。また、自身が日々向かっている市場そのものもドメスティックで、ある意味で閉じた世界だ。
でも、それが今後も続くとは限らない。
自分自身のポジションや環境は、自身が変えていくしかないけれど、市場や業界そのものは、間違いなく不可逆的で抗えない大きな変化の波を受けて、否応なく変わっていくだろうと感じる。今のスタイルは、数年後にはもう成立し得ないかもしれない。

結局、学ぶしかない。
ただそれは悲壮感ではなく、義務でも強制でもないけれど。
国際機関の最前線で活躍された方のシンプルな一言は、なかなかに感慨深かった。

Saturday, November 21, 2009

到達点

11月22日、日曜日。東海地区A2順位決定リーグ 最終戦。
名古屋大 17-3 名古屋商科大(12:15K.O. @名商大グラウンド)

今シーズンのラストゲームは、自分達のプレーできちんと掴んだ勝利だった。
敗れれば入替戦に廻る状況だったけれど、選手はタフに戦ってくれた。
ラストゲームでも彼等は成長した。「きちんと」勝利を掴んだ、というのはそういうことだ。今年のチームにとって、1つの到達点となったゲームで、とても嬉しかった。

4年生/大学院生には、本当にお疲れ様と言いたい。
結局のところ、大学ラグビーというのは「4年生のチーム」なんだ。
彼等の4年間が、彼等の日々の努力と結束が、チームに1つの形を示してくれた。
3年生以下にとっては、はっきりと来季に繋がるゲームになったね。
来シーズンは、もう1つ上を目指そう。
A1リーグに昇格して、その時には今年の4年生に「ありがとう」と言おう。

そして、マネージャーのみんなにもお世話になりました。
4年間ずっと頑張ってきた2人のマネージャーの涙は、とても印象的だった。
一生の思い出になったね。

Saturday, November 14, 2009

今更

恥ずかしながら、「フェルミ推定」というものを初めて知った。
東京出張の折に寄った日本橋丸善の平積みに、フェルミ推定を扱った書籍があったのを立ち読みしたのがきっかけなのだけれど、思わず購入してしまった。
フェルミ推定 - Wikipedia

就職活動の際に、あるコンサルティング会社の面接で問われたんだ。
今でも鮮明に覚えている。
「都内で1日に消費されるトイレットペーパーの量はどの程度だと思うか」

その場で色々考えて、仮説を立ててみたのだけれど、我ながらチープだった。
面接官のコンサルタントと会話していて、その方の思考の筋道を示してもらった時に、コンサルティング・メソッドの一端というのはこんなところにあるのかなあと感じた記憶がある。結果的には、順当に落とされたけれど・・・。

それはともかく、フェルミ推定というのは面白いかもしれない。
この手のものはすぐにビジネス・ツールとして、あるいは思考訓練ツールとして実利的に取り扱われてしまうのだけれど、そうした風潮にはやや辟易している。
もっとシンプルに、クイズのように遊ぶのが良いかなあと。

入門書を衝動買いしてしまったので、これで少し遊んでみようと思います。

Tuesday, November 10, 2009

システム

更新がある度に欠かさず読んでいる藤島大さんのコラム『友情と尊敬』。
http://www.suzukirugby.com/column/index.html
最近アップされた第79回「非・ジム・モンキーズ」を読んで感じたことがある。

『システムとは「個人のスキル不足を補う」ための装置でもある』かもしれないけれど、「個人のスキルを最大化する」ための装置でもあり得るのではないか。

おそらく藤島大さんは、確信犯的に「システム」を簡略化しているような気がする。
システムの功罪をもっと深いレベルで読み解いた上で、あえて「個」との二項対立に仕立てている。あえて、というのが重要なポイントだ。

日本国内でも、トップリーグや大学の上位クラスに対しては、そうかもしれない。
このレベルのゲームを見る限り、個人的にも、まさに同様の思いを抱くことは多い。
ただ、ある意味ではその水準に達しているチームはごく一部でしかない。
国内で活動する殆ど全てのチームにおいては、「システム」というものを、もうひとつ手前の水準で考えた方がいいような気がしている。

社会人/大学/高校を問わず、下部リーグにも素晴らしい選手は沢山いる。
でも、多くの場合において「個」はシステムを破らない。もっと言うならば、破られるべきシステムが、そもそも確立されていないケースが大半だと思う。いわゆる「ワンマンチーム」というものの典型は、ほぼこのタイプだと感じる。
また一方では、やはり「突出した個」では戦えないチームもある。
チームのメンバー構成を考えた時に、各プレーヤーの個性・適性から導かれる相対的な優劣は必ずあるけれど、対戦相手を凌駕する「突出した個」であり得るレベルのプレーヤーが、残念ながら見当たらないチームというのは、星の数ほどあるだろう。

この現実に、どう向き合うか。
そういうチームこそ、「システム」をもっと丁寧に考えた方が良いのではないか。

あいつはチームで一番足が速いから、あいつに勝負させよう。
これは構わない。むしろ当然の選択だと思う。重要なのは、もう一歩先だ。
彼が自慢のスピードを最も生かせるフェーズを、どのようにお膳立てするのか。
彼が自由に勝負できるのは、どの間合いでの、どんなパスなのか。
彼が思い切り勝負することを、チーム全員が共通認識として理解しているのか。
彼の癖を知っているのか。彼はいつも、何を狙って走るのか。
他の14人のプレーヤーは、彼をどうサポートするのか。
こういう小さなことに、徹底的にこだわる。具体的なフェーズを想定しながら、15のピースを丁寧にひとつずつ組み合わせていくことで、初めて彼のスピードは「戦略的に」生かされる。「突出した個」ではないかもしれないけれど、間違いなくチームの強みとなってくれる選手を、全員で本当の「切り札」に仕立てていくんだ。それこそが、ただのワンマンチームではない、戦略的に「彼に賭ける」チームだと思う。

そしておそらく、「システム」の原初的な形態というのは、こんなところにあるんだ。
何のために「システム」を志向するのか。丁寧に考え抜いた先にこそ、「個人の能力を最大化する装置としてのシステム」があるのだと思う。

無謀なるワンマンの前に、「丁寧な構想による個の最大化」を。
少なくとも、無印ながらも青春のある一時期をラグビーに賭けて、日々努力している国内の多くのチームにおいては。
本当に難しく、まさにラグビーの醍醐味に満ちた作業だから。

Sunday, November 08, 2009

本当のベスト

久しぶりの更新。
ちゃんと書かないと・・・。

11月8日、日曜日。東海地区A2順位決定リーグ 緒戦。
名古屋大 35-14 名古屋経済大(14:00K.O. @名商大グラウンド)

社会人時代の先輩が監督を務める名古屋経済大学とのゲーム。
結果的には、まず緒戦をきちんとモノにすることができたのは良かった。
試合後、先輩に挨拶して少しだけ会話したけれど、フルタイムコーチとしてグラウンドの内外で日々格闘の生活も4年目とのことで、本当に苦労は絶えないだろうと思う。
今回は名古屋大が勝たせてもらったけれど、名経大ラグビー部の強化・発展を願うばかりだ。同じ東海リーグに所属する仲間として、この2チームが今後更に成長して、リーグ全体を盛り上げていく台風の目になってほしい。

一方、名古屋大。
正直な感想としては、「つまらない」ゲームだった。
誤解を招く表現かもしれないけれど、他に適切な言葉が思い当たらない。
折角の勝利に水を差すようで申し訳なかったのだけれど、選手にもそう伝えた。
「つまらない」というのは、凡庸ということではないんだ。
週末の限られた時間を共に過ごしている選手達の勝利は嬉しかったし、彼等がシーズン当初よりも大きく成長しているのは誰よりも知っている。選手達のそうした姿を観るのはやはりとても楽しいことで、その意味では皆から多くの「喜び」を貰っている。
でも、それだからこそ、選手達のことを過小評価もしない。
今日のゲームでは、彼等が自分達の実力をきちんと出し切って、80分間の限られた時間の中で、自分達のベストパフォーマンスを追求しているとは思えなかった。
あれがベストだと言ってしまうことこそ、日々努力している彼等に失礼だ。
彼等はもっと出来るのに、それを出せていない。そのことが、つまらなかった。

彼等はひたむきに、とても一生懸命プレーしていて、好感の持てる選手達なのだけれど、ゲームの組み立てを意識的にコントロールして、流れを捉えることがとても苦手だ。地域・時間帯・点差を考えずに、そのフェーズだけをみてプレーしてしまう。ゲームの均衡が今どこにあるのかを意識して、タイトにプレーすべきところはもっとタイトに、落ち着いてエリアを取るべきところは無理をせず、カウンターだけは十分に気をつけて全力でチェースに走る。無駄になるかもしれないけれど、皆で揃えて、トップスピードで相手のスペースを埋めていく。こういう地道なプレーを、辛抱強く続けていければ、ゲームを決める大切なポイントで、均衡を破って大きな流れを掴めるのだけれど、そういう本当の意味での「我慢」が、チームとしてまだ出来ていない感じだ。

パスすべきところで、パスをしない。
自分勝手なタイミングでボールを持ち出して、孤立してしまう。
相手が最も喜ぶのは反則なのに、不必要なペナルティが続いてしまう。
そして、そういったことを試合中に修正できない。

このあたりが変わってくると、彼等はもっと自分達の本来のプレーに集中できる。
ベストパフォーマンスというのは、そうやって組み立てていくものだと思うんだ。
まだ今は、自分の首を自分で絞めている。勝利こそ掴んだけれど、ここが今の自分達のベストだと思ってしまったら、ラグビーの本当の醍醐味に辿り着かない。チーム全員がそのことに気づいて、日々を変えていけば、ラグビーはもっと楽しくなる。
その時には、名古屋大は十分にA1を狙えるチームになってくると思うんだ。

彼等の持っているポテンシャルを考えると、とても歯痒いのだけれど、沢山の経験を重ねて、少しずつ自信を培っていくしかない部分なので、時間がかかるんだ。
だから本当は、「つまらない」というのは正確ではなくて、そういうチームを皆が真剣に目指していってくれるならば、その姿を見ているのは、とても楽しいことなんだ。

4年生にとっては、残されたゲームはたったの2つだけ。
みんな、頑張ろう。
本当に納得できる「ベスト・パフォーマンス」をして、2つとも勝とう。

Monday, September 28, 2009

落日

9月27日(日)トップクラブリーグ公式戦。
北海道バーバリアンズ 30-5 タマリバ(13:00K.O.@月寒ラグビー場)

古巣でもあるタマリバの敗北。
まずは数年来の雪辱を果たした北海道バーバリアンズを称えるべきだと思う。
映像を観ていないので何とも言えないけれど、スコアから察する限り完勝だろう。
ただ、少し寂しい点差なのは事実です。

WMMにとってはチャンスが転がってきたね。
シルバーウィークの最終日に、久々に練習参加したけれど、切れの良いBKの選手が沢山いて驚いた。あのメンバーで緒戦を落としたことの方が不思議です。
高麗にはきちんと立て直して完勝したようなので、次のタマリバ戦が楽しみです。

Sunday, September 27, 2009

仙台にて

2009年9月22日(火・祝)
学生時代のラグビー部の後輩が、仙台で結婚式を挙げた。
彼女のことも知っているので、2人の結婚はとても嬉しかった。
定禅寺ガーデンヒルズ迎賓館で執り行われた披露宴は、2人の人間味が溢れた心温まるもので、なんだかとても心地よかった。披露宴の後には、近くのイタリアン・レストランで2次会。新郎新婦はここまでだったけれど、その後もラグビー部の仲間と共に3次会へ行って、楽しい時間を過ごさせてもらった。

ラグビーを続けていると、結婚式に出る機会はとても多い。
高校、大学、社会人、クラブと15年以上続けているので、所属したチームだけで5つもあり、それぞれのチームに同期がいて、先輩・後輩・仲間が数多くいるのだから、披露宴まで出席するのは限られるとしても、2次会まで含めるともう数え切れない。

なので、「結婚式」という形式そのものに感動することは少なくなっていく。
それに、自分自身が年齢を重ねていく中で、披露宴の「感じ方」も変わってくる。

でも2人の披露宴は、とてもよかった。
心温まる、まさに"heartwarming"な披露宴だった。
披露宴の主役である2人の人間性とやさしさが、すーっと沁み込んでいくような。
そして、2人とご両親との「関係性」、家族の形そのものもまた、印象的だった。
彼は披露宴において、「どんな家庭を作りたいかというのはとても深く難しい問いで、簡単に答えることはできないけれど、自分なりに答えるならば、両親のように、いつまでもお互いを思いやり、お互いの人生を大切にし合えるような家庭を築きたい」というスピーチをした。それは心からの言葉で、誰もが心に温かいものを感じた。
そういった全てのことが、式場に"heartwarming"を充たしていたのだと思う。

結婚おめでとう。

Monday, September 14, 2009

SKIP

ちなみに。
カミナリグモのライブで1曲だけ、カバーがあったんだ。
ギター1本での弾き語りだったのだけれど、本当に素晴らしかった。
TOMOVSKY "SKIP"

「なんにもしてないくせに 無敵になってた」

最初のワンフレーズで、もうやられていた。
聴いてみてください。カミナリグモ・バージョンとはかなり違う印象だけれど。
とにかくオリジナルを、聴いてみてほしいです。

three waves make "flat"

高校時代からの友達の誘いで行った下北沢のライブは、素晴らしかった。

カミナリグモ
「夕立のにおい」レコ発 ワンマンライブ(ツアーファイナル)@下北沢CLUB Que
http://www.kaminarigumo.com/pc/index.html

友達が彼らのPVを撮っていなければ知ることのなかったカミナリグモ。
3人のメンバーそれぞれに色があって、それがすとんと収まる。
そう、収まりがいいんだ。
不協和音のない、擦れる音ひとつしないパズルのピースが揃ったような。
なんだか不思議な吸引力を持っているバンドだった。
つまりは、とても惹かれてしまった。
ワンマンライブという出会い方も、とても刺激的だった。一方的な出会いだけれど。

オープニングから心を掴まれた。
初めて出会ったバンドなので、勿論タイトルさえ知らない。1曲も知らないのだから。
でも、良かった。
この1曲目を聴いた瞬間に浮かんだイメージがあるんだ。
音とはつまり波だとするならば、3つの異なる波が重なる特別な瞬間に、それぞれの波長がピタリと揃って、flatな世界ができあがる、そんなイメージ。

その"flat"こそが、きっと彼らの透明感なのかなと思いながら聴いていた。
他のバンドにはない特別な透明感のあるボーカルは、バンドとしてのサウンドが調和されることで、よりクリアな、より綺麗なものになっていく。きっと彼らの生命線たる「声」そのものを、最も澄んだものにするために、全ての音がある。

多少大袈裟かもしれないけれど、本当にそんな感じだったんだ。

いつか名古屋でライブがあれば、また行きたい。
ステージの温度を感じるくらいの広すぎないライブハウスで、ビールを飲み干して空になった右手の紙コップが音で震えるのを感じながら、また彼らの曲を聴きたい。
PVを撮った大切な友達に感謝して。
http://www.youtube.com/watch?v=eB6g9w6rQjs

Tuesday, September 01, 2009

ステンドグラス

パートナーがまた新しいことを始めた。
子供が産まれて、自由に絵も描く余裕もない日々だけれど、とにかく始めてみようと。
それは、ステンドグラス。

インターネットでキットを購入して、必要な工具を片手に付属DVDで基本的な製作のプロセスを確認して、悪戦苦闘しながらも、小さな壁掛けの鏡が完成した。
基本的なスタンスとして、パートナーは「反キット」的ではあるのだけれど、たとえキットであっても、出来上がった鏡はやはり「作品」だから、嬉しそうだった。
グリーンを基調とした初めてのステンドグラスは煩くないデザインで、1日をスタートするために毎朝必ず通る玄関という場所には、なかなか収まりが良い感じです。

それにしても、ステンドグラス職人というのは完全に凄いね。
パートナーの試行錯誤を傍で見ていると、「ガラスをカットする」というただそれだけのことが、はっきりと「技術」なのだと感じる。カットしたガラスピースは、はんだで繋ぎ合わせていくのだけれど、これがまた難しい。はんだ付けは、おれも少しだけやってみた。中学校の技術科で習ったのが最初で最後だったので、もう約20年振りのはんだ作業ということになるけれど、技術科で習うのはあくまで工作プロセスであって、当然ながら「美」は問われない。でも、ステンドグラスにおけるはんだは、当然ながら作品の「貌」の一部であって、ガラスの美を殺さず、むしろ映えさせることが要求される。盛り上がりが「かまぼこ型」の綺麗なカーブを形成し、かつ燃え滓のような不純物の混入も、極力排除しなければいけない。

欧州を旅することがあれば、本物のステンドグラスを是非とも観たい。
繊細にして大胆、多彩で多様な光を放つアートを創った古の職人を想像して。

Monday, August 24, 2009

本の記録

読書の記録をもう少しマトモに残そうと思って、新しい場所を用意しました。
読書感想文というほどのものでもないけれど・・・。
私的感想文

読書感想文って、とても難しい。
夏休みの宿題になるのも頷ける今日この頃です。

Sunday, August 09, 2009

やさしい音

8月9日、土曜日。
随分久しぶりに、思い切った買い物をした。
エムズシステムの「波動スピーカー」MS0801というモデルだ。
波動スピーカー - Wikipedia
http://www.mssystem.co.jp/index.html

パートナーが以前から気にかけていたスピーカー。
今までは、おれが大学入学時に買ったCDステレオで音楽を聴いていたのだけれど、日常的によく音楽を聴くのだから、より心地よい音であってほしいと。彼女は日中も自宅で育児をしているので、ステレオの傍にいる時間はおれよりもずっと長い。だからきっと、音質が日常にもたらす潤いは、とても大きいのだろうと思う。

ミッドランドスクエア3FのIdea Framesで、初めての試聴をしたんだ。
もう凄かった。実際に聴いてみて、違いに驚いてしまった。
まず、音が伸びる。まさに伸びやかなサウンド。
「音」が空間を伸びていくのに、一切の抵抗がないとでもいうような感じだった。
そして、なんとなく柔らかい。
「音色」とよく言うけれど、「色」というよりも「形」が違う印象だ。
緩やかな河の流れに幾年もその身を預けたような、丸みを帯びた音が響いてくる。
とても驚いて、勿論とても嬉しかった。
そんな訳で、この不思議な円筒型のスピーカーに迷わず決めてしまった。

夕方、自宅に帰るとすぐにCDステレオのスピーカーと交換。
早速、聴いてみた。
チャランガ・アバネーラとかキース・ジャレットとか、坂本龍一とかEgo Wrappin'とか、とにかく自宅にある様々なジャンルの楽曲を試してみた。
実を言うと、Idea Framesで大音量で聴いた瞬間のような、驚くほどの感動があった訳ではないのだけれど、それでも音質は全然違った。パートナーは「今まで届いていなかった種類の音が聴こえてくる」と言っていた。同じ楽曲を聴いていても、思わぬところにベースの存在感があったりして、曲の表情が違って感じるようだ。

1日が経って、今日もまた波動スピーカーで音楽を聴いてみる。
何故だか分からないけれど、昨晩よりもずっと親近感を感じる。
音の丸みというのは、日が経つほどに馴染んでくる性格のものかもしれない。
なかなか気にいっています。

Friday, August 07, 2009

50の質問

日常的に読んでいるblogが幾つかある。
そのうちの1つ、"404 Blog Not Found"にとても面白いエントリーがあった。

『「心に自由を与える50の質問」に答えてみた』

シンプルでウィットに溢れる回答だが、一方で非常に奥行きの深さを感じた。
特に気に入ったのは、このあたりかな。


What is the one thing you'd most like to change about the world?
世の中でたった一つだけ変えられるとしたら、何を変えたい?
Enable the world to change.
「たった一つだけ変えられる」というルールそのもの

Would you break the law to save a loved one?
あなたは愛する人を救うために法律を犯すと思う?
When it comes to your love, you are the law.
あなたの愛に関しては、あなたが法律だ。

Is it possible to know, without a doubt, what is good and what is evil?
一片の迷いもなく、善悪を判断することってできる?
I have no doubt that telling right from evil without a doubt is evil.
「一変の迷いもなく善悪の判断をすることが悪」であることに一辺の迷いもない


そもそも、『心を「心に自由を与える50の質問」から自由にするために答えてみた。』という冒頭が抜群だ。50の質問が心に自由を与えてくれるとは、おれ自身とても思えないけれど、この向き合い方には至らなかった。

ちなみに、50の質問に対するパートナーの回答も載せておきます。
「この程度の質問がネットでは流行っているの?」

Wednesday, August 05, 2009

写真集

楽しみにしていた写真集が、本日自宅に届いた。
diane arbus "An Aperture Monograph"

Robert Frank "The Americans"も一緒に欲しかったけど、今回はお預けにした。
2枚組のCDを買うと、2枚目は意外と聴かなかったりするからね。

それにしても、あまりにも有名なカバー写真。
紐解く前から、言葉にならない存在感が溢れている。
モノとしての写真集には、photo storageに還元されない魅力があるんです。

今日はもう遅いので、明日ゆっくりと封を切ろう。
そして、感想をこの場に書き留めよう。

Tuesday, August 04, 2009

カッター

最近になって気づいた訳でもないのだけれど、文房具が好きみたいだ。
大型書店や東急ハンズなどに行くと、よく文房具を見て、そしてよく買っている。
今日も仕事帰りに久屋大通の東急ハンズに寄って、2つの文房具を買ってしまった。

まずは、外山滋比古さんの『思考の整理学』に記述のあったワンペーパーカッター。
http://www.midori-japan.co.jp/cgi-bin/catalog.cgi?mode=sub&series=1&jancode=4902805496049
恐らく、外山さんの使用しているカッターはこれではないと思う。
正直なところ、意外と切りづらかった。残念ながら、ハズレといったところだ。

次に買ったのも同じくカッター。
多少ニーズが重複するところもあるけれど、変わり種で面白い。
http://www.olfa.co.jp/ja/body/detail/113.html
昨日インターネットで知ったのだけれど、このOLFAという会社はなかなか凄い。
このカッターは、紙やビニールにミシン目を入れることが出来る。
ワンペーパーカッターと共に、実際にはやるかどうかも分からない新聞記事のスクラップをイメージして買ったのだけれど、このカッターは多様なシチュエーションで使えるかもしれない。新聞を切ってみても、なかなか綺麗にミシン目が入るんだ。
そして、グッドデザイン賞を受賞したシンプルで飾らない製品デザインも良い。

ジャンルは異なるが、巷に溢れるクロックスなどよりも遥かにお洒落だ。
「OLFAですか」というのが、ある種の洗練に対する枕詞になり得るかもしれない。
なんてね。

Sunday, July 19, 2009

言葉

最近ずっと仕事に忙殺されていて、苦悩ばかりだった。
何もかも上手く行かず、ミスやトラブルが続いてしまっていた。
ミニマムの自尊感情すら失いかけて、パートナーにはすごく迷惑をかけてしまった。
でも、続発する問題群に苦闘しながらも対処を続けてきて、少し光が差してきた。
トラブルは今も続いているけれど、ある意味で「修練」だと割り切れるようになってきたような気がするんだ。神様が「逃げずに勝負しなさい」と言っているような。

最近になって、1つだけ自分の武器になりそうなものを見つけた。
今更ではあるのだけれど、それは「書く」ということだ。

ビジネスでは、非常に多くの場面で、非常に多くの文章を、多様な形態で書く。
それは、会話し、交渉するための基礎であって、会話し、交渉する行為ほどに華々しくはないかもしれないけれど、書く行為こそが思考に軸と補助線を与えてくれるならば、慎重に選択された言葉の端々が何かを伝えてくれるならば、自分の生きる道になるかもしれない。「言葉」にはずっとこだわってきたつもりなので。

誰も気に留めていなくても、句読点1つにまで心を配って。
今よりもっと繊細に、もっと含意を練り込んで。
「言葉」を大切に、自分の武器にしていこうと思う今日この頃です。

Thursday, July 16, 2009

今したいこと

ラグビーがしたい。
本を大量に読みたい。
最近仕事が忙しいけれど、修練だと思って切り抜けたい。
パートナーとゆっくり晩御飯を食べたい。
英単語の勉強を再開したい。(随分放置してしまった・・・)
トレーニングをしたい。せめて腹筋と懸垂だけでも。
家族との時間を増やしたい。
できれば合宿にも行きたい。(ムリかも・・・)
ハンナの日々の成長を見守りたい。


でも、書き出してみて思った。
自分がしていないだけで、今すぐに出来ることもあるなあって。
腹筋なんて10分あれば出来るし、懸垂台も自宅の2階にあるしね。
単語集だって、見て見ぬ素振りをしているのは自分自身だから。
仕事に忙殺されていても、もっと家族との会話を大切に出来たはずだった。

自分に言い訳してたなあ。

Sunday, June 28, 2009

合同練

6月28日、日曜日。
名古屋大ラグビー部と名古屋クラブの合同練習に参加してきた。

怪我等でお互いに十分な布陣ではなかったけれど、ゲームに近い状況での練習が出来たので、特に名古屋大の選手にとっては有意義だったと思う。彼等にとって名古屋クラブは格上のチームなので、胸を借りて挑戦するという意味でも、良い経験になったはずだ。最後のADは完敗だったけれど、修正点を具体的に洗い出して、もう一度挑戦すればいい。夏にもう一度こういった機会を持てればベストだね。

自分自身も、ちょうど名古屋クラブのCTBが1人不足していたので、ADに参加させてもらって、非常に楽しかった。やはりゲーム形式の練習はやっていて面白い。1人では出来ないことなので、こうして名古屋の様々なチームがプレーの機会を提供してくれることに、改めて感謝しないと。とても貴重な縁だと思っています。

個人的な反省は、イージーミスが幾つかあったこと。
ハンドリングエラーが多かった。
もともと得意な方ではないので、もっと丁寧にプレーするようにしたい。
それにしても、久しぶりに100mを10本も走って、既に軽く筋肉痛気味です。

名古屋大には、練習中も出来る限りメッセージを出すようにした。
彼等にとっての最初の課題は、「自分がプレーする」意識を持つことだね。
例えば、自分のマークだけをディフェンスするのではなくて、ボールに一番近い人間が、誰であろうと構わずタックルする。エキストラのプレーヤーだけに突破役をさせるのではなくて、全員が「自分が抜く」つもりで走る。誰かがスイープしてくれるのを待つのではなくて、自分がスイープする。こうした「小さな自発性」の積み重ねが、きっとチームを強くすると思う。今はまだ、どこかで他人を(特に限られたキーマンを)頼ってしまっているからね。自覚症状はないかもしれないけれど。

名古屋大学は、来週末が春の最終戦と聞いている。
自発的に戦って、勝ってもらいたいです。

コーチング

名古屋大ラグビー部へのコミットが熱を帯びてきた。
非常に楽しくなってきました。

今日はグラウンド練習の予定ではなかったのだけれど、主将にお願いして1時間半の時間をもらい、セッションを組んでみた。たった1回の練習でカバーできることには限界があるけれど、アタックの基本的な考え方を整理して、「ユニットで抜く」という感覚を理解してもらうことが目的だった。

昨年から名古屋大の練習には顔を出しているけれど、コーチングをしたのは今回が初めてだった。正式なコーチでもない立場で、チームの方針を左右する言葉を軽々しくは言えないし、選手に混乱を来たす可能性もあると思っていたので、コーチングするのではなくて、いつも一緒に練習をしていた。学生と一緒に練習するのはとても楽しい経験で、直接彼等と勝負することでコミュニケーションが生まれるし、自分自身のトレーニングにもなるので、基本的にこのポジションで彼等にコミットしていた。

そんな訳で、名古屋では初めてのコーチングだった。
こちらでメニューを組んで、練習の構成と時間配分を考える。
あとは選手の雰囲気を見ながら、グラウンドレベルで多少のアレンジをして。
とても楽しかった。
そして、自分自身にとっても非常に良い経験になった。
学生を見ていて、違和感を感じるポイントを探っていくと、自分自身も気づきがある。
それに、「コーチ」という立場を明確にして練習にコミットすると、より真剣に選手を見るようになるので、今まで気づかなかった特徴がふと目に留まったりする。「この子、ステップ踏む間合いが近いなあ」とか、今までも一緒に練習してたのにね。

またこういった機会を作って、改めてセッションをやってみたい。
色々とアイデアが浮かんできて、次のチャンスが今から楽しみです。

Monday, June 22, 2009

モデル

週末のことだけれど、近所に建設中の分譲マンションのモデルルームを見学した。
特に購入を考えている訳ではないのだけれど、どういったものか気になって。
営業の方には非常に申し訳ない動機だが、なかなか楽しかった。

2つのマンションを見学したのだが、日曜日に見た物件はかなりの代物だった。
最も手頃な部屋でも6千万円台から、というマンションなので、当然といえば当然かもしれないが、立地、周辺環境、設備といった全てが素晴らしく、資産性の極めて高いマンションだと感じた。平たく言ってしまえば、きっと売れるマンションなのだろうと。
勿論、室内空間も非常に良く出来ていて、自分の身の丈を大きく越えた充足感を前にして、内覧に来たことが多少恥ずかしくなってしまうようなレベルだった。広々とした開放感のあるリビング、シンプルかつ機能的でありながら十分なゆとりを感じさせるキッチン、3mの奥行きを備えたバルコニー、子供部屋と間違ってしまうほどの納戸。
当然買えないのだけれど、凄かった。
満足できないポイントを見つける方が難しい。

ただ、そう思いながらも、ふと考えてしまった。
例えば奥行き3mのバルコニー。モデルルームでは、オープンテラスのようにカフェテーブルと3脚の椅子が並べられていたのだけれど、そういった時間の過ごし方というのは、家族が限られた条件の中で求めている豊かさなのかなあと。
のびやかな開放感あるバルコニーがあったら、そんな暮らしをするかもしれない。
でも、なくてもいいかもしれない。
洗濯物が太陽の光を浴びてパリッと乾けば、それで良いかもしれない。

モデルルームを見ていると、部屋に暮らし方を規定されているような感じがする。
モデルルームはどこか「モデルライフ」を想定していて、そしてそれは「マイライフ」ではないのだということが、非常に良く分かって面白かった。

とはいえ、だからマンションが悪い訳では全くなくて、やはり素晴らしかった。
好みの問題はあると思うけれど、一流のマンションというのは品格と風格がある。
資産性も含めて、マンションゆえのメリットは多々あるのだろうと、観ていて感じた。

いつかは家を建てたいなあと、素直に思いました。

Saturday, June 13, 2009

名言

最近、本で読んで心に響いた言葉。

「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ」

リクルートの社訓なのだそうです。
素晴らしい言葉だよね。
ポケットの中の手帳にさっとメモをして、心に刻み込むつもりで。
今というタイミングで、この言葉を知ったのも何かの縁。
自らを変えるために、自ら機会を探して、作っていかないと。

名古屋大

最近、名古屋大学ラグビー部の練習によく顔を出している。
家から自転車で15分なので、とても参加しやすいのが嬉しい。
また正式なコーチではなく、フリーランス的な立場なので、基本的に全てのメニューを一緒に行っているので、トレーニングにもなっている。
やはり1人で走るよりも、グラウンドで学生と走った方が楽しいです。

今日の練習は、明日の試合に向けてAD中心だった。
名古屋大は1年生を含めて30名前後しかおらず、おれがBチームのSOだった。
クラブチームだと、SOは恥ずかしくて出来ないし、実際SOでプレーする機会もないので、ある意味では良い経験かなと思いながらプレーしている。
そしてなんと、今日はキックパスを1本決めてしまった。
ラグビーを続けて15年ですか・・・、初めてキックパス通りました。

名古屋大には、昨シーズンから参加していたのだけれど、言葉にきちんと耳を傾けてもらえる関係が築けてきた感じなので、もう少しコーチングしてみようかな。

Sunday, May 31, 2009

再会

5月31日、日曜日。
13年ぶりに高校時代の友達と再会した。
卒業前にクラス全員が書いたメッセージを預かっていた女の子が、文集としてCD-ROMに纏めてくれて、連絡が取れる人達に渡してくれることになったんだ。
それをきっかけに、7人の同級生が豊橋に集まって。
赤ちゃん同伴の子が3人いたので、芝生の広がる屋外の広場で、2時間ほど話して。

みんな、あまり変わっていなかった。
高校時代を懐かしむでもなく、ずっと子供の話をしていたなあ。
もう少し時間がある時に、一人ひとりに、この10年間のことを聞いてみたいです。

Saturday, May 30, 2009

勝連城跡

もう1週間前のことになってしまうけれど、初めて沖縄に行った。
業務出張だったのだけれど、5/23(土)に1日だけ本島を巡ることが出来た。
たった1日という限られた時間だったけれど、非常に感慨深かった。

背景がある。
5/21(木)にお客様に同行して参加したイベントで、感動があったんだ。
基調講演として壇上に上がったのは、演出家の平田大一さん。
小浜島出身の平田さんは、東京の大学を卒業後、沖縄に戻って農業に従事しながら、地元の中高生による舞台の演出に携わっていく。それが、活動を始めて10年になるという現代版組踊『肝高の阿麻和利』だ。
沖縄県うるま市にあるグスク(城)で、世界遺産にも登録されている勝連城跡。かつてこの城を治めていた王こそが阿麻和利だが、悪政を敷いた前王をクーデターによって討ち滅ぼすことで王となった彼の英雄は、沖縄の正史においては反逆者の扱いを受けていた。その阿麻和利の名誉を復権させると共に、地元の子供達が、自分達の暮らす沖縄の歴史に誇りを持てるようにとの想いから生まれた舞台、それこそが『肝高の亜麻和利』なのだそうだ。

10年前に活動を始めたばかりの頃、子供達は全く集まらなかったという。
少しずつ子供達に喜びと楽しみを与え、友達を誘って連れてきてもらって、舞台の練習そっちのけで遊んで、親密な関係を地道に創り上げていく。ふと気づいた時には、舞台の練習に集まる子供達の数は170人にも達していたそうだ。
"Next generation changes the Next."
平田さんがおっしゃっていた言葉だ。
Next generationたる子供達が、自らの手で「次の時代」を変えていくんだと。
そんな子供達にとって、今最も必要なのは「感動」を体験することなのだと。
平田さんは、170人の仲間が一緒に紡ぎ出す「組踊」のコラボレーションが、子供達にとっての貴重な感動体験となることを信じて、演出家としてのエネルギーを注ぎ込んで、この舞台を創り上げたのだと思う。

この日、1時間30分の基調講演のラスト40分を割いて、平日なのに集まってくれた約40人の中高生が、この『肝高の亜麻和利』のワンシーンを実際に演じてくれた。
それは、涙が出そうな程に、本当に素晴らしい舞台だった。
決してプロではない中高生。でも、彼等の表情は生き生きしていた。
アマチュアだから、子供だからという甘えは、舞台上に全く存在しなかった。
見事な声量が生む迫力と、よく磨き上げられたダンスのキレと統一感。
演出もなかなかにドラマチックで、観るものを惹きつけ、会場に感動の輪を作る。
言葉ではうまく伝わらないかもしれないが、感動的だった。

5/23(土)の午後。
天気予報を良い意味で裏切ってくれた快晴の沖縄で、勝連城跡に行ってみた。
かつて亜麻和利が君臨したというグスクは壮大で、頂からの眺望は美しかった。
眼下に広がる沖縄の海は、日本でないようなブルーだった。


亜麻和利の名誉が、Next generationによって語り継がれていってほしい。
そして現代版組踊『肝高の亜麻和利』、8月の東京公演が決まっているそうだ。
http://amaaka-tokyo2009.jp/fla.html
東京に住んでいるならば、絶対お勧めです。

Tuesday, May 12, 2009

ファースト・ジャパニーズ

『関口知宏のファーストジャパニーズ』というNHK-BSの番組、知っていますか。

5月10日、日曜日。
再放送で、5月のファーストジャパニーズを観たんだ。
ドバイで活躍する建築家、丸山剛史さんの人生の物語だ。
http://www.nhk.or.jp/fjpn/0905/fjpn.html

とても感動した。
心の奥にそっと、これ以上ない優しさで手を差し伸べてくれるような。
丸山さんの言葉、佇まい、身構え、雰囲気、目の色、全てに心洗われる思いだった。
彼に新しい居場所をくれたボスの言葉も最高だった。
「君と一緒にいると、とても居心地がいいんだ」
大企業の論理と現場との葛藤に苦しみ、不況の荒波にあってプロジェクトが何も実現せず、自信を失いかけた時に、新しい場所へと踏み出す勇気をくれた言葉。当時のことを思い出しながら語る丸山さんの言葉を聞いていて、そして一時は精神的に追い込まれゼロまで落ちたというその深い苦しみと、そこに差し込んだ一筋の光の暖かさを想像して、自分さえも「光」をもらったような気がした。

安直な言葉だけれど、勇気づけてもらっているような気がしたんだ。

勿論、丸山さんの設計する建築自身も魅力的だった。
非常にスマートで無駄がなく、それでいて無機質でない洗練された表情のビル。
人工都市ドバイにあって、自然へのリスペクトと調和をコンセプトに据えるスタンス。
ドバイには行ったことがないけれど、その機会が来たら、実物を見に行きたい。
そこに沸騰都市ドバイを象徴する絢爛はないかもしれないけれど、でも貴重な何か、「丸山さんという生き方」が宿した何かを、きっともらえるような気がするんだ。

本当に素晴らしかった。

Wednesday, May 06, 2009

remember April!

2009年4月は、結局一度も書かなかった。
連休が明けた今になってその事実に気づき、多少後悔している。
4月は色々なことがあって、煮え切らない日々だった。
その煮え切らなさを、忘れないようにしないといけない。
まだ今は、この程度しか書けないけれど。

Saturday, March 28, 2009

つながり

先週末/今週末と、ラグビーの試合があった。
本格的な試合ではないけれど、久しぶりのラグビーは楽しかった。

3月21日、土曜日。
母校時習館高校ラグビー部の40周年記念イベントで、25分ハーフの試合をした。
今春卒業する3年生主体の若手OBと、年輩OB(40歳未満)とのゲーム。
場所は豊橋市民球技場。うちの実家から車で5分、とても馴染み深い場所だ。
ラグビーとしてのレベルは恥ずかしいものだったけれど、新鮮だった。高校を卒業してから10年以上の歳月を経ても、こうして昔の仲間とラグビーが出来るのは、それだけで十分に素晴らしい体験だった。30代のOBは数えるほどしか参加していなかったけれど、その中に同期が2人いて、それも嬉しかった。
試合にも勿論完勝して、なかなか心地よい時間だったね。
天然芝の素晴らしいグラウンドを手配してくれた関係者にも感謝しています。

そして3月30日、翌週の土曜日。
今度は名古屋大学ラグビー部の練習に参加させてもらった。
この日は地元高校生との合同クリニック形式で、明和高校、瑞陵高校のラグビー部が参加していた。全体を仕切っていたのは、名古屋大学ラグビー部のコーチをしている星野君。ちなみに、彼が所属している名古屋クラブのメンバー数名も、練習のサポート役として参加して、学生達にアドバイスしていた。
練習は、強度を上げすぎずに、タックルやジャッカルの基本を習得する構成だった。こういうメニューを学生と一緒にやっていると、自分自身にも気づきがあったりします。その後、FW/BKに分かれて、BKは基本的なパスドリル。これがまた、とても良い練習だった。タメを作りながら、ワンダッシュしてキャッチ/パスをするだけなのだけれど、きちんと出来る子はとても少ない。これだけでも、チームは強くなるのにね。

練習終了後は、名古屋大学ラグビー部のOB戦があった。
すると、ある院卒メンバーが「OBチームのインサイドCTBが足りないんです」って。
そんな訳で急遽、前半の25分間だけCTBで出場してしまった。
名古屋大のOBでもなく、ある意味完全な門外漢なのに、ラグビーという共通言語があれば、すっと入って一緒にプレーできる。サインプレーなんてなくても、会話すればボールは繋がる。レベルは人それぞれだけれど、誰もがOB戦を楽しんでいる。

こういうささやかなことが、とても嬉しかった。
ラグビーをずっと続けていればこその、小さな交流。
でも、価値が小さい訳じゃない。他に換え難いラグビーの魅力の1つです。

Sunday, March 22, 2009

The system

最近読んだ2つの対照的なインタビューが、ずっと引っ掛かっている。
1つは雑誌『本人』(vol.9)の冒頭を飾っているひろゆき氏のインタビュー。
言わずと知れた「2チャンネル」の生みの親だ。
もう1つは、文藝春秋(2009年4月号)に掲載された村上春樹さんのインタビュー。
話題を呼んだエルサレム賞受賞の際のスピーチ"Of Walls and Eggs"の全文と共に、「僕はなぜエルサレムに行ったのか」と題されたメッセージが掲載されている。

ひろゆき氏は、「世界の仕組みを解き明かしたい」と言う。
彼の関心は、明確にシステムを志向している。
システムこそが重要で、そこに展開されるコンテンツには、殆ど興味がない。
このスタンスは、ある意味では彼の非常に面白いところで、実際にインタビューを読んでいても、端的に面白い。これは極北のポジションを取る人間ゆえの面白さで、賛否は明確に分かれるだろうけれど、彼の魅力の源泉たるエナジーそのものについては、否定する人間は少ないだろう。

一方、村上春樹さんは「大きな壁と、そこにぶつかって割れる卵があれば、私は常に卵の側に立つ」と言う。それは正しさの問題ではなく、小説家が壁の側に立ってしまった瞬間、そこに何の価値もないのだと、エルサレムの壇上で語っている。
壁とはつまり、システムだ。彼はシステムの側ではなく、卵(つまり個人)を見据える。作品の中心は常に個人であり、ひとつひとつの人生こそが、何にも代え難い無二のコンテンツだ。

システムでしか出来ない変革もあるだろう。
システムの側に立つことは、ある意味では時代を生き抜く戦略かもしれない。
時にシステムが矛盾している時、システムを構想する執念が必要かもしれない。
システムの本質を見ようとしないのは、逃避であり、怠惰でもあるだろう。
一方で、システムの本質とはつまり、システムを見る「角度」かもしれない。
システムにとっての個人に収斂されない個人があるように、徹底的に個人を志向することでしか浮かび上がることのないシステムもあり得るだろう。
まさに村上春樹さんがいうように、これは「正しさの問題」ではないのだけれど。

ちなみに、村上春樹さんのスピーチは、巷の評価に違わず、素晴らしいです。
学生の頃は、彼の全作品を読破していたのに、最近は随分距離が出来てしまって。
もう一度、読み返してみようかな。

Wednesday, February 11, 2009

"I have a dream"

NHKでマーティン・ルーサー・キングJr.のドキュメンタリーを観て、思った。
「I Have a Dream ~キング牧師のアメリカ市民革命~」
(2月11日放送、NHK『その時歴史が動いた』)
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2009_02.html

1つは、つまりは「制度」の問題だということ。
JFKによって公民権法が成立したことが、直截的には世界を変えた。
公営バスのボイコットにしても、制度を変えることを明確に志向していた。
人権思想の啓蒙を通じて人々の意識を変えようとする一方で、制度を変革する為の戦略と具体的施策を、常人の域を越えた熱意で推し進めていった。
制度からの自由ではなく、制度自体を変革することで、自由を担保しようとした。

「制度」との距離を見据えていないが故の迷走は、至るところにあるような気がする。
つまらない話だけれど、会社のような組織でも、同じような構造があるね。

もう1つは、「感染動機」ということ。
『14歳からの社会学』(宮台真司著、世界文化社)を読んで、共感したことだけれど。
動機には、3つのタイプがある。
まずは、競争動機。つまりは、競争に勝利することの喜びを源泉とする動機。
次に来るのが、理解動機。物事を知る/分かること自体の喜びを源泉とする動機。
この2つは、体験的にも分かり易いよね。
ただ、重要なものが残っている。それが「感染動機」だ。
宮台さんの場合、小室直樹と廣松渉という2人の賢人に感染したのだそうだ。
尊敬する人間に感染し、自己の思考/思想を同一化していく。
今、小室直樹ならばどう考えるだろう。廣松渉はどう生きるだろう、というように。
感染した人間の視点を想像し、そこから世界を見つめ、そういった思考の過程を自分のものとして結晶化していく。そしてある時、卒業する。感染していた人間の視点から自由になって、その時に初めて、知識や思考は自分自身のものとなっていく。

マーティン・ルーサー・キングJr.にとってそれは、マハトマ・ガンジーだった。
そういった主旨のコメントがあった訳ではないが、そんな感じがした。
「個性」の時代が喧伝される中で、「感染」はその本質を誤解されている気がする。
感染こそが、変革の契機なのだと、おれは思います。
マーティン・ルーサー・キングJr.においてさえ、ガンジーという源流があったんだ。
オリジナルというのは、感染と離脱の過程にしかないのだと思う。

ちなみに。
あの有名な演説は、今でもインターネットで聴くことが出来ます。
Martin Luther King, Jr. "I have a dream"
もう何度となく聴いた。
番組では伝わらない、本当の演説の魅力が満ち溢れています。
初めて聴いた時には、英語もろくに聴き取れないのに、鳥肌が立ったからね。

Sunday, February 08, 2009

瑞穂にて

2月8日、日曜日。
瑞穂ラグビー場にて、名古屋クラブのイベント・マッチに参加してきた。
タマリバでもやっているover-under matchだね。
30歳未満/30歳以上で分かれて、25分ハーフの(一応)真剣勝負。
over30が前後半ともに風上という好条件も、スタミナ不足は如何ともしがたかった。

個人的にも、久しぶりのラグビー。
爽快だったけれど、全く走れない自分自身に驚いてしまった。
相当走らないと、もう少し踏み込んだ意味での「楽しさ」には、全然辿り着かない。
勿論、ボール持って走るだけでも楽しいことは楽しいのだけれど、折角色々な仲間がいて、瑞穂ラグビー場まで貸していただけるのだから、「ラグビーを」楽しみたい。

でも、まあ今日のところは、ラグビーができたことだけで感謝かなと。
福井や徳地といった昔の仲間もいたし、遠藤や高品さんともプレーできたので。
またやりましょう。

Tuesday, February 03, 2009

敗戦の先

平成21年2月1日(日)全国クラブ選手権決勝。
駒場WMM 17-64 タマリバクラブ(12:00 K.O.@秩父宮ラグビー場)

クラブ創設6年目にして辿り着いたクラブ日本一への挑戦が、終わった。
正確には「ひとまず終わった」ということだけれど。
今シーズンのチームは、この50点差が到達点だったということなのだろう。
シンプルに、タマリバの地力が上回っていた。
勝負の土俵には、間違いなく乗った。ただ、勝利の兆しを掴むには至らなかった。
この差が重要です。1勝が遠かった学生時代を思い出すね。
でも、この差は埋められます。

自分自身は、ジャージを着なかった。
ウォーターボーイとして、ベンチサイドにいた。
土壇場でチームに貢献することができず、複雑な思いです。


タマリバには、凸がいた。
小山も北瀬も三四郎もいた。安川もいた。康治さんは相変わらずだった。
敵ながら、素晴らしいです。

Friday, January 16, 2009

living story

嬉しい。
自分とは全く違う世界を生きている友達に、途轍もない程の刺激をもらった。
全く違うとは言っても、やっぱりそこは世界だから。
おれに世界があるように、彼にも世界があって、それは多元的な、どこまで行っても別々のものなのだけれど、やはり世界ではあるんだ。

「ネットワーク」というものが、おれはあまり好きではなかった。
人脈を中心とした情報ネットワークの価値や重要性を否定するつもりはないけれど、「ネットワークこそ全て」といった風潮に対して抵抗感を持っていたんだ。
シンプルに言えば、功利的な思惑が先行するネットワーク「幻想」への抵抗。
今もその思いは変わることなく脈々とあって、もっとストレートに、もっとダイレクトに、「他者の『生』そのものへの感応」こそがすべてなのだと、それだけで充分なのだと、少なくとも自分自身はそう生きたいと思っています。

"The universe is made of stories, not of atoms."
ストーリーって、いい言葉だね。

Thursday, January 15, 2009

birth

2009年1月14日(水)2:13 a.m.
新しい家族が増えました。
前日の10時頃に陣痛促進剤の点滴を始めて16時間、分娩室の黄色のベッドの上で、小さな命が、産まれたばかりのその顔を覘かせてくれました。
小さな命といっても、3,538グラムの大きな女の子。
産声を聞いた瞬間は、とても感動的でした。

本当に大変な思いをして頑張ってくれたパートナーに、とにかく感謝しています。
今日この日から、また新しい生活が始まります。

Saturday, January 03, 2009

漬かる

随分久しぶりの更新。
暫く書かずにいたら、新しい1年が始まってしまった。
新しい1年間を通じて、もっと自分を成長させていきたい。

年末年始は、基本的にラグビーと映画を観て、本を読んでいた。
勿論、名古屋まで訪れてくれた実家の両親と食事を共にしたり、パートナーとゆっくり過ごしたりもしていたけれど、纏めて振り返ってしまうと、この3つが多かった。

ラグビーは、高校/大学/社会人を問わず、暇さえあれば観ている。
録画したが観ていなかった過去の試合も、この機会に纏めてチェックしている。
昨日も、大学選手権の準決勝2試合をTVで観戦していた。
早稲田大vs東海大(36-12)、帝京大vs法政大(36-10)共に、もう少し接戦になると思っていたのだけれど、最終スコアは予想以上にが開いてしまった。どちらの試合にも共通するけれど、セットプレーとブレイクダウンが明暗を分けた。J-SPORTSで解説していた岩渕さんの言う通りだ。

しかし、ここ数日ラグビーを観ていて思うことがある。
ずばり、高校ラグビーが面白い。大学ラグビー/トップリーグよりも面白いかも。
これは甲子園的な青春の感慨ではなくて、ラグビーとしても輝くものがあるんだ。
特に素晴らしかったのは、常翔啓光学園高校vs東京高校(7-3)のゲーム。
後半ロスタイムに惜しくも涙を呑んだ東京高校。
彼等のシャローディフェンスは圧巻だった。
まさに魂のディフェンス。凄まじい気迫と、肉体を本物の槍に変える確かな技術。
狙い込んで、瞬時に間合いを詰める。気づいた時には、突き刺さる。
ただの特攻じゃない。徹底的に訓練された選手達による、計算し尽された博打だ。

それでも、啓光には紙一重の差で勝てなかった。勝負の世界の厳しい現実。
ただ、東京高校の選手達は本当に素晴らしいラグビーを体現してくれた。
知性/信念/勇気/挑戦/気概/無心、様々語り尽くせない魅力が結実していた。
それを、後半ロスタイムに打ち破ってみせた啓光学園も、勿論素晴らしい。
清清しく闘い、散り際も見事ならば、勝ち様も見事。心から感動させてもらった。

ラグビーのことばかり書いてしまうので、映画のことも。
纏まった量の映画を一気に観るのは、本当に久しぶりのことだった。
短期間に6本観たのは、学生時代以来かもしれない。
学生時代にも、さほど多くの映画を観た訳ではないけれど。

『アキレスと亀』(北野武監督、2008年)
『鉄コン筋クリート』(松本大洋原作/マイケル・アリアス監督、2006年)
『さくらん』(安野モヨコ原作/蜷川実花監督、2007年)
『2001年宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック監督、1968年)
『フェリーニのアマルコルド』(フェデリコ・フェリーニ監督、1974年)
『ロイドのスピーディー』(テッド・ワイルド監督、1928年)

それぞれ思うところ多い作品だけれど、あえて書くならば『鉄コン筋クリート』。
素晴らしい映画だった。作品世界に感覚を没入させていくのに多少時間を要するけれど、ひとたび足を踏み込むと、その後はクロとシロが生きる「宝町」そのものに引力があるかの如く、松本大洋の描く世界観が観る人間の心を侵食して離さない。
もっと早く、劇場で観ておけば良かった。

Sunday, December 07, 2008

早明戦

12月7日、日曜日。
名古屋市美術館で企画展『ピカソとクレーの生きた時代』を鑑賞。その後、丸善あたりをぶらついてから、夕方自宅に戻って、録画しておいたラグビーを観たのだけれど、非常に素晴らしかった。(ピカソの作品も勿論素晴らしかったけれど。)

関東大学ラグビー対抗戦 最終節
明治大 24-22 早稲田大(14:00K.O.@国立競技場)

「メイジ」の魂というか、気迫は凄まじかった。
明治大のゲームを観るのは3試合目だけれど、今までとは全く違った。
自分達のプライドを意地でも守り抜いてみせるのだという強い意志を感じた。
「存在証明」というと大袈裟かもしれないけれど、それだけの迫力があった。

まさに学生ラグビー、それも「伝統の一戦」ゆえの劇的な展開。
「学生ラグビー」というものの魅力/怖さ/可能性、色々な要素が詰まっていた。
「勝つことでしか自分達の4年間は証明できない」とでもいうような、明治の4年生達の闘志溢れる突進と激しいタックル。「俺達は明治なんだ」と叫ぶような接点の激しさと執拗なコンテスト。本当に素晴らしかった。
ゲームコントロールには粗さもあったし、幾つか致命的なミスもあったと思うけれど、彼らの信念を覆すほどには致命的ではなかった、ということかもしれない。

こういう試合を、東大ラグビー部の皆にも観てもらいたい。
きっと観ているとは思うけれど、自身の闘争心に照らしながら観てほしい。
気持ちだけじゃないのは事実。
でも、気持ちがこれほどまでに劇的にチームを変えてしまうこともある。
これだって、紛れもない事実だ。
早稲田のメンバーも、きっと闘争心を持って臨んだはずだ。慢心していた訳でも、気を抜いた訳でもないと思う。でも、本当の意味で崖っ縁に立たされた人間が開き直った時の「強さ」が、早稲田フィフティーンを凌駕したのだと思う。

勿論、伏線はあったはずなんだ。
1つは、明治のメンバーはやはり底力を持っていた、ということ。
もうひとつは、開き直った時に立ち返る場所(「前へ」)があったことだと思う。
信念のある学生チームは、ここぞという時に強いね。
時には信念が制約となり、柔軟性と創造性を失わせてしまうこともあるけれど。

さて、幾つか気になったことがある。
あくまで結果論に過ぎないし、現場には様々な思惑があるのだろうけれど。

後半に入ると、早稲田は次々とメンバーを交替した。
一方の明治は、怪我による交替の他には、PRを1人替えただけだった。
早稲田は何故、交替カードを切ったのだろう。
疲労したスターターを替えて、チームに勢いを与えようとしたのか。
あるいは、タイプの異なる選手を投入して、流れを変えようとしたのか。
でも、こういう試合においては、もう1つの重要な要素として「メンタリティ」を考慮しても良かったのではないかと、個人的には思ってしまった。
早稲田のリザーブは、劣勢の状況で投入された経験は殆どないだろう。
更に言えば、今季の戦績を見れば、敗北など誰1人として予想していなかったはずの大舞台「早明戦」での劣勢だ。そう考えると、多少酷な場面だったかもしれない。
リザーブの選手達の性格や特徴を何も知らないので、勝手な推論になってしまうけれど、レギュラーのプライドに託した明治とは対象的だった。
ただし、4年生は別だ。
大学ラグビーにおいて、4年生の心意気は特別なものだと思う。
その意味では、上田選手の投入はむしろ遅いのではと思ってしまったけれど。

一方の明治は、メンバーを替えなかった。
それは、スターターのプライドを信じ抜いているように感じられた。死ぬ気で闘っているレギュラー15名を、1人として替えられない。彼等に失礼なことは出来ない。そんな思いがあったのではないかと、勝手に想像してしまう。
結果的には、これは正解だったと思う。明治フィフティーンは、チームの期待に応えた。疲労困憊の状況でも、最後まで前に出続けて、死力を尽くして闘った。
偏った見方かもしれないけれど、そう思いたくなるようなパフォーマンスだった。

勝手な意見で、関係者には本当に申し訳ないけれど・・・。
色々な意味で、心を打つゲームであり、学ばせてもらったゲームだった。

Sunday, November 16, 2008

Good News

今週末は名古屋にいたのだけれど、東京から良い知らせが届いた。
東大ラグビー部が、19-17で学習院大に見事勝利したとのこと。

本当に良かった。
2002-2003シーズンに対抗戦Bリーグへと降格して以降、東大は学習院大に一度も勝ったことがなかったけれど、6年の時を経て、ようやく白星を勝ち取ってくれた。
まずは、グラウンドで戦った学生のみんなを讃えてあげたい。
こうやって、1つずつ自信を培っていけばいいんだ。
ずっと勝てなかった相手を乗り越えて、チームはまだ成長していくはずです。
今季のラストゲームとなる成城大戦では、この自信を胸に、もっと成長しよう。
きっと強くなれるし、逞しくなれるはず。


ちなみに、土曜日は名古屋大ラグビー部の練習に顔を出してきた。
最近ちょくちょく参加させてもらっているのだけれど、学生と接するのは楽しいです。
彼等は思うような結果が出ずに苦しんでいるけれど、なかなか良い選手もいて。
何度か勝手に参加しているうちに、少しずつ「関係」の芽が出来てきたかも。

Sunday, November 09, 2008

タマリバ戦

11月9日、日曜日。
東日本トップクラブリーグ、決勝。
駒場WMM 16-34 タマリバクラブ(14:00K.O.@秩父宮ラグビー場)

敗戦。
非常に悔しいけれど、個人/チーム共に、今持てる実力は出せたと思う。
この20点こそが、数年に渡ってトップクラブであり続けるタマリバとの差だね。
気持ちの乗ったプレーが随所にあり、手応えを掴めるシーンも少なくなかったけれど、一方で、様々な意味でチームの「弱さ」を露呈するプレーもあった。
こういうタイトなゲームにおいて、その弱さを如何に消し去れるかが、次の課題です。

試合に出られなかったメンバーやスタッフの皆には、本当に申し訳なかったです。
苦渋の決断でメンバー選考をした首脳陣の期待に沿えず、本当に申し訳ない。

ちなみに。
個人的には、三四郎や高村と試合ができたことは、とても嬉しかった。
北瀬がスターティング・メンバーで本当に嬉しかった。
宮原がいなかったのは残念だったけれど、トドコロと対戦できたのも良かった。
また試合しよう。今度はうちが勝つけれど。

Sunday, November 02, 2008

青学戦

11月2日、日曜日。
関東大学ラグビー対抗戦Bグループ、第5戦。
東京大 15-91 青学大(14:00K.O.@青山学院大学淵野辺グラウンド)

完敗。
特に後半は、何もできなかった。
結局のところ、個々のコアスキルが足りなかった。
タックルを倒し切れない。相手より早くセットできない。インサイドショルダーで相手を追い込むことができない。ボールコントロールを正確にできない。
戦略/戦術の前提となるベーシック・スキルが、目標のレベルに遠く及ばなかった。
悔しいけれど、この悔しさを糧に、次へと向かうしかない。

素晴らしいリーダーに成長した石渡を、チーム全員で勝たせてあげたい。
限られた時間の中で、少しでも成長して、全力を振り絞って残された2試合を闘おう。
悔いを残さないように。

Tuesday, October 28, 2008

reducted

日曜日のことだけれど、久しぶりに映画を観に行った。
ブライアン・デ・パルマ監督・脚本の『リダクテッド』という作品だ。
http://www.cinemacafe.net/official/redacted/

イラク戦争の惨禍の渦中にあって、米軍兵が15歳のイラク人少女をレイプし、家族を惨殺する。現実に起こってしまった悲惨な事件を題材としながら、あくまでフィクションとして「戦争の裏側」にある残虐を描いた作品だ。(実際の被害者は14歳)

作品の評価は様々あると思うけれど、個人的にはすっきりしない感触が残った。
レイプ事件の現場にあって、それを制止できなかったマッコイを描いたラストシーン。
彼は深い絶望と後悔に涙するけれど、次の瞬間のカットに疑問を覚えてしまった。
アメリカ国民にとって、また彼の友人達にとって、彼は「英雄」だったとしても・・・。

それがアメリカの「現実」だと言うならば、あのカットこそが問題提起の本質なのかもしれないけれど、個人的には釈然としない「異物感」が、どうしても残ってしまう。
挑戦的で、手法としても興味深く、良い映画だとは思うんだけどね。

Sunday, October 19, 2008

タマリバ戦

東日本トップクラブリーグ第3戦
駒場WMM 10-64 タマリバクラブ(15:00K.O.@保土ヶ谷ラグビー場)

敗戦。
仕事できなかった。
個人的には、前半のディフェンスミスが全て。あれで終わってしまった。
悔やんでも悔やみ切れない。

何故ツメてしまったのだろう。
単純なミスなのだけれど、何故それほど単純なミスを・・・。
今更ながら、また最初から全部やり直すしかない。


同じ日、東大ラグビー部の対抗戦もあった。
主将の石渡から連絡があって、上智大に38-28で勝利したとのこと。
昨年の雪辱を晴らしてくれて、本当に良かった。
試合の応援に行くことが出来なくて、彼等にはとても申し訳なかった。
彼等と一緒に勝利することができれば、一番良かったのだけれど。

Monday, October 13, 2008

高麗戦

10月13日(月・祝)、東日本トップクラブリーグ第2戦。
駒場WMM 50-19 高麗クラブ(12:45 K.O.@熊谷ラグビー場)

⑩森山が後半5分で負傷退場したので、SOで出場。
我ながら酷かった。落ち着いてプレーできなかった。
もう少し上手く捌けるイメージを持って臨んだのだけれど・・・。
反省点が多すぎて、書き切れないけれど、とにかくチームが勝って良かった。

小寺さん、SO教えてください。

Monday, October 06, 2008

赦す境地

『生かされて。』(イマキュレー・イリバギザ著、PHP研究所)、読了。

ルワンダで実際に起きたツチ族虐殺の渦中を生き延びた女性の物語。
信じ難いこの凄惨/残酷/狂気の全ては、つい10数年前に実際に起きた悲劇だ。
虐殺で肉親/兄弟の全てを失った彼女が、深い祈りの先に辿り着いた境地。
彼女の深い信仰心、人間への愛情、深淵なる「赦し」に、心を打たれると思う。

多くの人に読んでもらいたい。

Monday, September 29, 2008

無為

んー。
今日は勿体ない1日を過ごしてしまった。
なんとなく、エネルギーが分散してしまっているような・・・。
仕事に対して、ちょっと受身になってしまっていたのかもしれない。
齋藤孝じゃないけれど、「身体」から入らないと。

Sunday, September 28, 2008

明暗

今週末のラグビー。
駒場WMMのトップクラブリーグ緒戦と、東大ラグビー部の対抗戦があった。
どちらにも参加できなかったのだけれど、明暗が分かれる結果となった。

駒場WMMは、北海道バーバリアンズを37-29で撃破。
後半40分に逆転というから、激戦だったのだと思うけれど、勝って良かった。
東京都4部からスタートしたチームは、まだ公式戦で負けていない。
この勢いに自分自身も上手く適応して、今シーズンも勝負していきたい。
次は10/13(月・祝)、高麗クラブとのゲーム。
個人的に乗り遅れたけれど、次は行きます。まずは22人に潜り込まないと。

そして、東大ラグビー部。
対抗戦第2戦、明学大とのゲームは残念ながら26-12で敗戦となった。
インターネットで結果を知っただけで、映像を見ていないけれど、非常に悔しい。
入手次第、映像を確認するつもりだけれど、この敗戦を糧にするしかないね。
対抗戦2部には、昨年降格してきた青学大を除けば、飛び抜けたチームはない。
10回勝負したら、5勝5敗するようなチームばかりだ。
これを10勝、少なくとも9勝1敗に引き上げないといけない。
ただ、そのために必要な努力というのは、5勝5敗を拾うのとは全然違うんだ。
もっと逞しいチームになってほしいし、その為のサポートをしていきたい。

いずれにしても、まずは映像を見ることだね。
チームの今の課題を洗い出すのがスタートラインだから。

Wednesday, September 24, 2008

ルワンダの涙

久しぶりに、パートナーと映画を観た。
「難民映画祭2008名古屋」において公開された『ルワンダの涙』という作品だ。
http://www.rffn.org/index.html
http://www.r-namida.jp/index.html

1994年、ルワンダで実際に起こった凄惨な虐殺を描いた作品。
人間がこれほどまで残酷になってしまうという現実に、言葉を失った。
奇跡的に生き延びたツチ族の人間も存在するが、それをもってReliefとは言えない。
フツ族とツチ族の間にある絶望的なまでの断絶/歪んだ憎悪と人間性の喪失。
ルワンダの今を、恥ずかしながらおれは全く知らない。
今まで知ろうともしなかった。
ルワンダの「今」はどうなのだろうか。
断絶の氷解が想像の枠外としても、どこかに融和のきっかけはあるのだろうか。

Tuesday, September 16, 2008

おしらせ

パートナーのアトリエのアドレスを変更しました。
Treasuryuka
今後はこちらまで。

Sunday, September 14, 2008

シーズン開幕

2日間、ラグビーに明け暮れてしまった。
パートナーには迷惑をかけてしまったけれど、有意義な2日間だった。

9月13日、土曜日。
まずは、11:30から1時間程度で、東大ラグビー部Jr.メンバーのコーチングをした。
1vs1のタックル練習をしたのだけれど、思った以上にスキルは低かった。
タックルを教えるのは、とても難しい。
様々なアプローチがあり、正解はないのだけれど、あるチームのある時点を明確に意識して考えた時に、ある程度の妥当性は判断できると思う。ただ、この日の練習メニューそのものや、コーチング・アプローチは必ずしも適切ではなかったかもしれない。
コーチの齋藤さんと練習後に議論して、少し考え直した。
本質は間違っていないと思うのだけれど、アプローチをもう一度整理してみたい。

その後、13:00からは、翌日に今シーズンの開幕戦を控えたAチームの練習を観て、チームの雰囲気や仕上がり具合をチェックしていく。試合前日なので軽めのメニューだけれど、久しぶりに練習をみると、思うところも多く、様々な気づきがあった。
15:30までにジャージ授与式まで終えると、16:00からは駒場WMMの練習。
自分自身がプレーするのは久しぶりで、多少身体は重かった。
コンタクトプレーが完全に落ちてしまっているので、戻していかないと。
タックルの際の踏み込みが浅くて、フィジカルも以前より弱くなっているので、どうしても思ったようなタックルができない。1mと言わず、もう1歩でも深く踏み込めれば、全然違うのだけれど。こればかりは、グラウンドで取り戻していくしかないね。

9月14日、日曜日。
10:00-11:00で駒場WMMの練習に参加した。
前日に痛感した踏み込みの浅さを少しでも矯正しようと意識したのだけれど、自分の思うようなタックルはできなかった。肩先だけで行ってしまっている。
最近トップリーグをJ-Sportsでよく観ているけれど、接点でも踏み込みや、間合いの詰め方/詰めるスピード、踏み込んでからの激しさは、さすがに凄い。
同じことはできないけれど、イメージをもって今後の練習に臨んでいきたい。

練習を早めに切り上げて、シャワーを浴びた後、駒場から朝霞に向かう。
東大ラグビー部の今シーズンの開幕戦だからね。

東京大 30-17 武蔵大
14:00 K.O.@武蔵大学朝霞グラウンド

昨年5位の武蔵大が相手だったけれど、辛くも勝利をものにした。
まずは開幕戦をきちんと勝利できたことは、チームにとって大きかった。
内容そのものは、正直に言って決して良くなかった。
自分たちの強みを見失ってしまい、相手のペースに呑まれる時間帯が多かった。
まずはディフェンスを立て直すことだね。
前に素早く出て、鋭くプレッシャーをかけることが、今年のチームの生命線。
その為に必要な、ポジショニング/ノミネート/ブレイクが、全く出来ていなかった。
これは修正できるはずだし、修正しなければいけない。
昨日の練習から、その予兆はあったんだ。
結局のところ、練習の緩慢はゲームに如実に出てしまうからね。
もっと細部にこだわって、もっと1つ1つの動きを大切にしていこう。
きっと強くなれるはず。

次のゲームは2週間後。相手は昨年苦杯を嘗めた明治学院大だ。
雪辱戦だね。ディフェンスで圧倒して、チームを完成させていこう。

book-self

先日、自宅の2階に本棚を作ったので、今度はインターネットで。
book-self
読んだ本のことを、少しずつでも記録していこうと思って。
"books make myself" であり、"bookshelf" でもあれば良いかなと。
パートナーは「自分自身を予約するんだね」と言っていたけれど。

Sunday, September 07, 2008

休日

久しぶりの更新。
今週末はどこにも出掛けず、ゆっくりと過ごした。
近所のジャスコで本棚を買って、溢れ返っていた本を整理したくらいだ。
おかげで2階は、とても気持ちの良い部屋になった。

トップリーグが開幕したけれど、J-Sportsで3試合ほど観戦した。
サントリーvs三洋電機、九州電力vsコカコーラ、IBMvsサニックスの3試合だ。
新ルール対応に加えて、レフリング変更が大きく左右しそうだ。
特にシーリングは、チームとして意識を徹底しないと、かなり取られる気がする。
セットプレーは非常に重要になるが、特にラインアウトの獲得率はキーポイントになるかもしれない。新ルールでALL menが増えてくると、ショート・ラインアウトを活用したムーブでの獲得は相対的に難しくなるような気がする。サイズに劣るチームの生きる道を本気で考えないといけない。

3試合を観て感じたのは、ゲームは「構成するもの」だということ。
どの試合も、ゲームの構成に長けていたチームが勝利を拾ったように思う。
典型的なのはエリア・マネジメントだけれど、勿論それだけではなくて。
「理由をもって攻める」ということだと思うのだけれど、これが難しいんだ。

今後のトップリーグの展開が、楽しみです。

Monday, August 04, 2008

film atmosphere

1週間以上も前のことになってしまったけれど・・・。
8月2日、土曜日。
パートナーと2人で、久しぶりに映画を観に行った。
アルベール・ラモリス監督作品、『赤い風船』と『白い馬』の2本だ。

場所は、新栄町から徒歩5分ほどのところにある名演小劇場。
50席ほどの古くて小さなシアターだけど、雰囲気のあるところだ。
名古屋にも、少ないながらも魅力的なミニシアターがあるんだね。

『白い馬』は、1953年カンヌ国際映画祭グランプリ作品。
そして『赤い風船』は1956年のカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。
アルベール・ラモリスという名前さえ、この映画を観るまで知らなかった。
50年近く前のフランス映画に、転勤先の名古屋で出会えたのも、嬉しい偶然だ。

作品は、36分+40分の短編。
どちらも素晴らしかった。
1時間にも満たない映像世界において、語り過ぎず、でも語り尽くされている。
表現というのはつまり、こういうことなのかなと、思った。

「映像詩」と呼ばれる表現世界に触れて、改めて映像の持つ深い魅力に驚いた。
映像というよりも、「絵/画」、あるいは「描」の方が近いかもしれない。
スクリーン上に、世界観が描かれているような感じがするんだ。
台詞も殆ど存在しない、レトロで美しいフィルム。
まさに"film"だ。殆ど忘れられかけている映像そのものの魅力が溢れていた。

必ずしもハッピーエンドではないけれど、心を洗われる思いがする。
それはストーリーの力というよりも、映像の力ではないかと思ったりするんだ。
『赤い風船』のあまりに美しいラストシーン。
本当に素晴らしかった。


そんな訳で、微力ながら「赤い風船応援団」に名を連ねることにしました。
Click the red ballon! (右側の下の方にあります。)
飛んでくる風船の中には、時々スペシャル風船があって、それをクリックして、住所を記入して申し込むと、本物の「赤い風船」が届くそうです。

Monday, July 21, 2008

チック・コリア

久しぶりに新しいCDを買った。
"CRYSTAL SILENCE" by Gary Burton & Chick Corea
http://www.universal-music.co.jp/jazz/best200/UCCU-5076.html

チック・コリアは、高校時代に音楽の授業で習った記憶が、微かに残っている。
キース・ジャレットと並び称されるジャズ・ピアニストの天才だと。
その後、キース・ジャレットについては、ひょんなことから名盤"Köln Concert"を聴くことになり、その情感溢れる旋律の美しさに心を奪われてしまったのだけれど、チック・コリアの音楽に触れる機会はなかったんだ。
東京出張からの帰り途、品川駅構内のCDショップが目に映ると、何故だか急にCDを1枚買いたくなった。随分新しいCDを買っていなかったので、この機会にと思って、新幹線の待ち時間を潰しながら適当に探し始めると、チック・コリアの名前があった。
数枚の作品が置いてあったのだけれど、"CRYSTAL SILENCE"を買った。
チック・コリアの楽曲は聴いたことがなかったので、直感に頼って。

聴いてみると、素晴らしかった。
キース・ジャレットとはまた違う魅力があるね。
"CRYSTAL SILENCE"に関して言えば、クリアで透明感のある音に驚いた。
ゲイリー・バートンの奏でるヴィブラフォンの硬質な音も絶妙だ。
旋律は全般的に静謐な印象で、その中に情感を丁寧に織り込んだような感じだ。
長谷川潔の銅版画に描かれた小鳥が羽ばたくようなイメージ。
ちょっと違うかもしれないけれど。

高校の授業で、確かに聴いたはずなんだ。
名前は忘れず覚えていたのに、旋律の印象が全くなかったのは何故だろう。
でも、名前だけでも微かな記憶に残っていたから、15年後にCDを買うことになった。
あの時の先生に感謝しないといけないね。

Saturday, July 19, 2008

コーチング・コース#2

前回のコメントが誤解を招いてしまったようで・・・。
名古屋開催コースの運営をしてくださったある方から丁寧なメールを頂いた。
暑い中、ワラタスのコーチング・スタッフを日本に招待いただき、当日の運営にご尽力いただいた方にとって、自分の書き方は気分を害するものだったかもしれない。
そのことは、本当に申し訳なく思っています。
また今更ですが、当日は本当にありがとうございました。


豪州ファンデーション(レベル1)コースを受講して感じたことを、改めて纏めたい。
小寺さんがコメントをくれたように、コースの内容は「ベーシック」そのものだった。
パス、キャッチ、ラン、コンタクトといったIndividual Skillに加えて、ラック/モールやスクラム、ラインアウト等のUnit Skill、リスタート(キックオフ/ドロップアウト)やチーム・アタックなどのTeam Skill、更にはルールの理解やコーチングの基礎理念まで網羅的にカバーした内容で、1日という限られた時間の中で可能な限り、ラグビーの全ての構成要素を「ベーシック」という切り口で捉え直すことが目的のコースだ。

目新しいことは多くない、と前回のコメントに書いた。
(厳密には幾つかあるのだけれど、詳細まではここでは書かない。)
ただ、そのことに不満を感じた訳でも、意義を感じなかった訳でもない。
むしろ、ベーシックとは本来そういうものだと思う。
例えば、社会人ラグビー時代に豪州ワラタスのコーチが練習に来てくださったことがあるけれど、その時の指導内容は、今回のコースと極めて高い類似性があった。
様々な環境で15年近くラグビーをしていると、様々な出会いがあるからね。

本当は「目新しさ」が重要な訳ではないんだ。
目新しさに無批判に溺れてしまうことの方が、遥かに危険だから。
「基礎を徹底する」ということは、精度/正確性にこだわることであり、プレッシャー下においてもぶれないスキル・レベルにまで落とし込むことだと思う。
それは、目新しさとは正反対のもので、地道で、持続的なものなのだと思う。
その意味では、豪州ワラタスのコーチング・スタッフの姿勢には敬服する他ない。
基礎への徹底と、その熱意は本当に素晴らしかった。
今回のコースの最大の意義は、この点にこそあるのだと思う。

今回のコースを経て、自分が考えているのは、その手前なのかもしれない。
「ベーシック」というものにも、取捨選択があるのではないか、ということなんだ。
チームが異なれば、選手のレベルも置かれた環境も異なる。
民族が異なれば、身体特性も心理的な特徴も全く異なる。
更に言えば、ラグビーと向き合う理由だって、人それぞれ異なる。
その時、ラグビーにおいて志向する「ベーシック」にも差異はあるんじゃないか。
勿論、普遍的なものだってあるだろう。
結局、ラグビーであることは変わらないのだから。
でも一方で、それぞれのチームにとって、選択的なものや、可変的なものがあっても良いのではないかと、おれは思うんだ。
徹底するベーシックには、水準と順序があるような気がするんです。
そして、あるチームにとっては、より大胆な選択もあり得るような気がするんです。

今回のコースを最大限に生かす為にも、ベーシックを忘れてはいけない。
彼等のベーシックへの姿勢を忘れずに、チームに落とし込むのがコーチの役割だ。
でもその前に、立ち止まって考えてみることが大切だと思うんだ。
何故それがベーシックなのか、って。

Saturday, July 12, 2008

休日

久しぶりの休日。
朝早く起きて、コメダ珈琲店にモーニングを食べに行った。
名古屋ではとても有名な喫茶店で、本店が近くにあるんだ。
ハンバーガーはかなりのビッグサイズだったね。
あとは自宅でのんびりと、寛ぎながら過ごした。
録画してあったパシフィック・ネーションズ・カップのオーストラリアA vs ニュージーランド・マオリを観て、少し寝て、今度はフランツ・カフカ原作の映画『城』を観て。
こんなにゆっくりしたのは、随分久しぶりな気がします。

『城』は未完の小説なのだけれど、映画も原作に忠実で、きちんと未完で終わる。
小説はそれでも良いのだけれど、映画だとしっくりと来ない感じがするね。
映画としての『城』というか、『城』の映画性が、正直あまり見出せなかった。

Monday, July 07, 2008

コーチング・コース

7月5日、土曜日。
豊田自動織機大府グラウンドにて、コーチング講習を受けてきた。
豪州ファウンデーション(レベル1)コーチング・コースというもので、コース終了後、テストと30時間のコーチング・レポートを提出すると、豪州NSW州協会公認のコーチング資格を取得できる。

きっかけは、先週末の名古屋大戦。
試合終了後のアフターマッチファンクションで、名古屋大コーチの星野君と話していて、このコースの存在を教えてもらった。彼は名古屋大でのコーチングの傍ら、名古屋クラブで自身もプレーしていて、おれは何度か一緒に練習をさせてもらったことがあったんだ。
このコースの存在を聞けたのは、とてもラッキーだった。
申込期限後にも関わらず、色々と動いてくれて、彼にはとても感謝しています。本当にありがとう。

朝9時から夕方18時くらいまで、みっちりとコースが行われた。
ベーシック・ドリルの勉強があったり、ラグビーの基本的なスキルに関する講義があったり、大半の時間はグラウンド上で過ごした。

参考になったことの1つとして。
パスの放り方のセッションがあったんだけど、Vertical/Horizontalという2つの放り方が紹介されたんだ。TVで観ている豪州代表のパスの仕方は確かに日本人とは違うのだけれど、なんとなく仕組みがイメージできた。ただ、Horizontal Styleが日本人にも向いているのかどうかは、良く分からない。手の長さだったり、身体の柔軟性だったり、色々なことを考慮しないといけないのだろうね。更に言えば、多くの人間が高校生からラグビーを始める環境において、どのようなアプローチが良いのかも、十分に考えた方がいいような気がする。

今回のコースには、社会人時代の先輩、肥後さんも参加していた。
終了後に金山で軽く呑みながら、コーチングの実際のところを色々と聞かせてもらったのだけれど、参考になることが沢山あった。
フルタイムコーチとして過ごす日々というのは、苦労の絶えないものだと思うけれど、それだけの魅力と喜びが、きっとあるのだろう。

Sunday, June 29, 2008

名古屋大戦

久しぶりの更新。
なかなか書けなくて・・・。

6月29日、日曜日。
東大ラグビー部の春シーズン最終戦があったんだ。
東京大 24-0 名古屋大(13:00 K.O.@名古屋大グラウンド)

生憎の雨だったけれど、零封できたのは良かったね。
学生のみんな、春シーズンお疲れ様でした。
でも、彼等はもっと出来るはずなんだ。
今年のチームの課題がはっきりと浮かび上がったのは、ある意味では収穫だったのだけれど、見ていて歯痒さも残るゲームだったね。
まずは1週間、身体を休めながら、自分達の課題を整理しよう。
今日のゲームの中に、ヒントは沢山あるはずだからね。

ちなみに。
Aチームの試合終了後、Bチームも20分ハーフの試合をしたんだ。
怪我人続出の学生だけでは人数が足りず、おれも前半だけプレーした。
ゲームは残念ながら負けてしまったのだけれど、とても楽しかった。
レベルは低かったけれど、学生と共にラグビーができる機会は滅多にないからね。
入部して3ヶ月程度の1年生も、同じグラウンドにいた。
彼等がこのゲームから何かを掴んで、成長していくのが楽しみです。

Tuesday, June 03, 2008

『察知力』

中村俊輔著『察知力』(幻冬社新書)、読了。

幼少期から中学/高校時代、その後のJリーグ時代を経て、セルティックでプレーしている現在に至るまで、中村俊輔のサッカー人生の軌跡が綴られた自伝的エッセイ。
特別なことは言っていないと思うけれど、なかなか面白かった。
報道/メディアから想像される中村俊輔のイメージとは異なる部分が多かったね。

「特別なことは言っていない」というのは、「特別じゃない」ということじゃない。
著作を読んで思ったけれど、中村俊輔は、プロのアスリートとして当然のことを、当然に遂行してきたプレーヤーだからこそ、特別な存在になったのだということ。
「『ガムシャラにやる』だけじゃ足りない」という言葉は、非常に印象的だった。
何をどのように頑張るのか。何故そこにこだわるのか。
考え抜いて、その上で、時間を惜しまず練習する。
とても難しいことだけれど、やはり一流のプロフェッショナルは流石だね。

Sunday, May 25, 2008

マリオ・ジャコメッリ

久しぶりに日曜美術館を見たんだ。
「この人が語る私の愛する写真家 辺見庸 私とマリオ・ジャコメッリ」
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2008/0525/index.html

ジャコメッリはプロの写真家ではない。
週末にカメラを持つアマチュア・カメラマンだったそうだ。
すべてモノクロームのプリント。
時に粗く、時に鋭く、時に静かで、時に激しい。
印象的なプリントだった。

辺見庸さんの視点には、心に深く問いかけてくるものがあった。
思ったのは、「簡単に分かってはいけない」ということだ。
辺見庸さんは2004年、講演中に脳出血で倒れ、長期入院生活を送ることになる。
その時の経験が、辺見庸さんの問いかける視座の根幹にあるのだと思う。
ジャコメッリの写真には、一面的でない訴求力の深みがあって、歳月を経た後にそのプリントをもう一度目にしたら、きっと自分への立ち現れ方は異なっているだろう。
決して辿り着かない深みのようなものを、強烈に感じさせるプリントだった。

写真というものを、改めて考えさせられるね。
実際のプリントを見てみたかった。

Saturday, May 24, 2008

鈴木邦男という生き方

理論社が発行している「よりみちパン!セ」シリーズを3冊読了。

小熊英二著『日本という国』(よりみちパン!セ04)
鈴木邦男著『失敗の愛国心』(よりみちパン!セ34)
森村泰昌著『「美しい」ってなんだろう?―美術のすすめ』(よりみちパン!セ26)

「よりみちパン!セ」シリーズは、なかなか面白いね。
少年少女のために書かれた平易な文章で、それでいて本質を失っていない。
はっとすることや、新鮮な驚きを感じることが沢山あって、読み耽ってしまう。

特に衝撃だったのは、鈴木邦男さんの『失敗の愛国心』だね。
自分の知らない世界に、本当に様々な人生があるのだと思い知らされる。
四十年間、右翼の活動家として生きてきた人間の、実直なる言葉が溢れている。

鈴木邦男という人間の思想的信条に共感できるかどうかは問題ではなくて、「彼は、自分が考える『正義』を突き進んできた」という端的な事実こそが重要なのだと思う。

正義なんて、どこまで行っても相対的なものだからね。
法治国家における「法の正義」だって、結局のところ、誰かが決めただけのことでしかないのだと思う。立場が違えば、法を犯す「正義」が成立する地平もあるだろう。

重要なのは、正義を絶対化しないこと。
そして、その認識の上に立って、己の信念としての正義を見つめ直してみること。
四十年間という長い歳月を、右翼の運動家として激しく生き抜いてきた鈴木さんは、この著作を通じて、そんなことを伝えようとしたのかあと、読んでいて思った。
鈴木邦男という「生き方」が、強烈な迫力をもって、突きつけられているよ。
とにかく、凄いです。

Sunday, May 18, 2008

上智戦

5月18日、日曜日。個人的には春シーズン初の練習試合だった。
駒場WMM 50-14 上智大(11:00 K.O.@駒場ラグビー場)

収穫と課題がはっきりしたゲームだった。
後半は危なげなく、ある程度コントロールされたゲームが出来た。
前半は度重なるミスから自滅してしまった。
この差を埋めて、コンスタントにゲームをコントロールすることが、今後の課題だね。

前半は、あらゆるフェーズでミスが頻発した。
接点の間際、あるいは接点の中で、意図的にボールを放していくことで、ラックを極力避けて継続することを狙ったのだけれど、思うようにパスが繋がらなかった。
ゲームの評価として間違ってはいないけれど、それだけではないよね。
もっとイージーなミスが沢山あったはずだ。
接点でのボールコントロールミスやノックオン。接点でのスイープミス。
単純なハンドリングエラーも多かった。
こういったミスの方が、致命的だ。
コミュニケーションの問題じゃない。プレーヤーとしての責任の問題だと思う。

個人的には、思ったよりもプレーできたような気がする。
川合さん、本間と一緒にゲームに出られたのは、やはり楽しかった。川合さんと両センターを組むなんて、社会人時代にもなかったけれど、比較的上手くいったかな。
社会人ラグビーを引退して約3年間。
こうしてまた同じグラウンドでラグビーできるとは、当時は思っていなかった。
この3年間、様々な環境で必死に続けてきて、本当に良かった。
今シーズンの1年間でもっと上手くなろうと、改めて思える1日になりました。

まず最初の課題は、フィットネスを高めることだね。
プレーの合間の運動量が、どうしても落ちてしまう。
メイクラインの遅れがミスを呼んでいたケースも少なくないと思う。
FWが枯れている状況を認識していながら、足が止まってしまうシーンもあった。
フィットネスを上げるだけで、もう少しプレーの選択肢が増えるような気がします。

Wednesday, May 14, 2008

人間が撮る

菅原一剛さんの著作を通じて知った、「ほぼ日」にわか写真部。
http://www.1101.com/niwaka_photo/index.html
ほぼ日刊イトイ新聞で提供されているコンテンツの1つなんだけどね。
菅原一剛さんが講師となって展開される対談で、これがとても面白いんだ。

たとえば。
「おいしそうな写真を撮るには?」という問いに、菅原さんは明快に答える。
「おいしそうだなあと思って撮ることです」って。

素晴らしいよね。
こういう人間的で温かく、魅力的な言葉が、プロのカメラマンによって語られることに、とても嬉しい気持ちになってしまう。写真に対する眼差しが、とてもやさしくて。

写真を全く撮らない人は、少ないと思う。
デジカメはかなり普及しているし、携帯でも綺麗な写真が撮れるからね。
写真と接する機会は、実は日常的の中に溢れているはずなんだ。
だからきっと、菅原さんの想いには、沢山の響き方があるのだと思う。
シンプルな言葉の中に、深いやさしさと写真に対する想いがつまっています。

龍さんのエッセイ

村上龍さんの新刊エッセイを読了。
『それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい』(幻冬舎)

相変わらず、シンプルな思考が面白いね。
20代~30代前半の若手女性からの様々な質問に、村上龍さんが自らの視点で回答していく形式で、雑誌の連載をベースに再構成した作品なのだけれど、明確に読者を想定した書き方が、なかなか興味深い。
ただ、本来の読者層ではない自分にとっては、どうでもいい話題も多いけどね。
それでも、剥き出しの質問に対する龍さんの捌き方は、やはり面白い。
男が読んでも、それなりに説得的に感じることがあるんじゃないかと思います。

Tuesday, May 13, 2008

一面化への抵抗

松岡正剛さんの『誰も知らない世界と日本のまちがい』(春秋社)、読了。
『17歳のための世界と日本の見方』の続編として、国民国家(ネーション・ステート)誕生以降の近現代史を中心に、現代社会を読み解く思索の鍵が綴られている。

前作に劣らず、非常に刺激的だった。
ただ、前作と比較すると多少コンプレックスだったね。
それは「近現代」そのものがコンプレックスだということかもしれないけれど。

グローバル資本主義/新自由主義というものが無批判に受容され、支配的な空気となって蔓延する現代日本に対して、松岡正剛さんは疑問を投げかける。
歴史と文化の多様性を無視して、「自由主義」の名のもとに、一面的な価値観が世界を覆い尽くすのは「まちがい」ではないかと。
こうした松岡正剛さんの問題提起を前にして、ふと思い出したのは、社会学者の宮台真司さんが、自身の著作において語っていた「ラディカルな自由主義」ということだ。
端的に言うならば、「自由を否定する自由を認める」という立場だよね。
自分自身はこの立場が結構好きで、本来の自由主義とはそうあるべきではないかと考えているのだけれど、自由を相対化することが「空気として」許されない土壌というのは、実は結構息苦しいのかもしれないね。
自由を相対化した先に何を見出すか、ということは別にしても。

Wednesday, April 30, 2008

光のあたたかさ

素晴らしい本に出逢った。
本当に夢中になって読んでしまった。

菅原一剛著『写真がもっと好きになる。』(ソフトバンククリエイティブ)
http://www.1101.com/books/photo/index.html

菅原さんは「光のあたたかさを撮りたい」と語っている。
そんな菅原さんの語る言葉の端々に、菅原さん自身の心のあたたかさがあるんだ。
挿し込まれている写真も、眼差しがやさしくて、心に沁み込んでいく。
最近よく見掛ける写真には、明るく透明感のあるプリントで光を強調したものが多いけれど、菅原さんの作品にはむしろ「暗部」が多い。
それなのに、光のあたたかさと存在感が伝わってくるんだ。
被写体に質感がある。
そして、そういう被写体があるからこそ、そこに降り注ぐ光を感じるのかもしれない。
綺麗で透明感のあるピュアな写真は、どこか被写体の質感を失っているからね。
勿論、一概には言えないけれど。

タイトルの通り、この著作を読み終えて、また写真が好きになった。
もっと撮ろうと思った。カメラを持って外に出よう、って。
菅原一剛さんという写真家のことも、心から好きになってしまった。
被写体となる全ての光に、菅原さんのようなやさしい眼差しを向けることが出来たら、きっと写真を撮ることがもっと素晴らしいものになるんだろうね。

Monday, April 21, 2008

松岡正剛

松岡正剛さんの『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)、読了。
少々前のことになるけれど。

必読の1冊だね。
是非多くの人に読んでもらいたい。
氾濫する情報の波から、何をどう抜き取って、どう解釈するのか。
歴史から人間そのものを学ぶ、ということのヒントがつまっています。

戦略的思考、或いはロジカル・シンキングといったものに代表されるように、「方法論としての思考」ということが、昨今よく謳われるのだけれど、なんだか迫力がない。
一方、松岡さんの提唱する「編集工学」というスタンスには、どこか雰囲気がある。
それはきっと、松岡さん自身が体現されている「知の手法」の迫力なのだと思う。
学生への講義をベースにした著作なので、穏やかな語り口調で全編が展開されるのだけれど、その言葉の端々から滲み出す思考の深みに、感嘆してしまう。

世界史/日本史の勉強は、ある時期かなりやったんだけどなー。
宗教や民族、文化に対するごく基本的なことさえ知らないことを痛感しました。
事象/名称ではなくて、その意味するところを理解していない、ということだけれど。
歴史の学び方を知らなかったんだね。

Tuesday, April 15, 2008

青き闘球部

『青き闘球部 東京朝鮮高校ラグビー部の目指すノーサイド』(李淳馹著)、読了。
ノンフィクションとして素晴らしい作品だった。
「素晴らしい」と表記してしまうのが適切かどうか分からないけれど。

東京朝鮮高校ラグビー部は、いまだ花園への出場経験はない。
でも、自分達が生まれた頃には、そもそも花園予選への参加資格さえなかった。
そんな東京朝鮮高校ラグビー部の物語。
監督の申鉉秀さんを中心として、様々な想いを持った人間がラグビーというスポーツを通じて繋がっていき、日本の社会全体の変化の流れと相まって、ほんの小さなものだった可能性の芽が、少しずつ伸びていく。

特別なことをしている訳ではなくて、想いが特別なんだね。
特別に強い魂を持っているからこそ、彼らは今の舞台まで辿り着いたのだと思う。
東京朝鮮高校ラグビー部のグラウンドには、1度だけ足を運んだことがある。
タマリバ時代に高麗クラブとの合同練習があったんだ。
東京朝鮮高校ラグビー部の生徒には、その日の練習後に簡単なコーチングをした。
バックスのラインアタックをみていて、パスが上手いなあと感じたのを覚えている。
あの時の高校生にも、きっと沢山の想いがあるんだね。
いつかきっと訪れるであろう、東京代表として彼らが花園ラグビー場に辿り着く日が、また新しい東京朝鮮高校ラグビー部のステップになっていくことを願うばかりだ。

金元樹という保護観察中の少年のエピソードがある。
彼はラグビーと出会って、当初の予定よりも早く保護観察が解除されることになる。
この少年のエピソードが、おれは一番好きです。
ラグビーって、素晴らしいね。

Wednesday, April 02, 2008

言葉

名古屋に移り住んでもうすぐ2ヶ月。
パートナーが新しいチャレンジとして、フランス語の勉強を始めたんだ。
本山という閑静な街にある教室に、昨日から通い始めて。
3ヶ月のカリキュラムで、フランス語の基礎を勉強するみたい。
まだスタートして2日だけれど、楽しそうにテキストを読んで復習しています。

言葉って、とても面白いよね。
自分自身の感性でコミットしていける世界を拡げてくれる。
パートナーには、もうひとつ「絵」というイメージの世界があって、そこには言葉の壁はないけれど、彼女の絵が触媒となって創り出されるコミュニケーションが、相手の言葉を理解することで、きっと彼女の想像を越えて、より深いものになっていくんだ。

言葉にできなかったものが、ちょっとずつ言葉になっていくといいね。

パス

ラグビーボールを買ってしまった。
自宅でハンドリング練習しようと思って。
こんなことなら、5年前の社会人ラグビー時代に買っておけばよかった。
でも、自宅に届いてから、肝心の空気入れがないことに気づいて・・・。
仕方ないので、しばらくは空気抜きで遊ぼうかなと思っています。
毎日ボールに触れていたら、少しはハンドリングが良くなるかなー。

Thursday, March 20, 2008

シャロー

「心の主導権」
今日、最も心に残った言葉だ。

早稲田大学OBで、元ラグビー日本代表CTBの横井章さん。
大西鐵之祐監督率いるジャパンの主将を務めたパスの名手だ。
その横井さんが、東大ラグビー部の臨時コーチングとして、駒場に来てくれた。
コーチングは、3/19-20の2日間に渡って行われたのだけれど、おれは2日目の3/20(木)だけ参加させてもらった。

横井さんの名前は、学生時代の恩師である水上さんから何度も聞いていた。
現役時代は「パスの名手」として名を馳せた日本を代表するセンター。
指導者としても、京都成章高校のコーチとして伏見工を撃破し、同校を花園出場へと導くなど、数々の実績を持つ名コーチだ。
その横井さんが、東大ラグビー部の学生に何を語ってくれるのか。
ずっと楽しみで仕方なかった。

この日は生憎の雨だったこともあり、大学の教室でのレクチャーとなった。
午前/午後の2回に分けて、映像を交えながら、セッションが進められた。

まず驚いたのは、横井さんが現役として出場している当時のジャパンのVTRだ。
「伝説のシャロー」というものを、初めて映像として見せてもらった。
狂ったように鋭く早いプレッシャーは尋常じゃない。強豪国とのテストマッチで、相手SHからのパスを受けたSOを、ジャパンの選手はツメ切っていたからね。
個々のプレッシャーの鋭さもさることながら、チームとしての徹底力も凄い。
次から次へと湧いて出てくるタックラー。
明確な意図を持って、緻密に構成されたシャローなのだということがよく分かる。
そして、伝説に違わないパス。
絶妙の間合いでパスが放たれた次の瞬間、横井さんは倒され、隣の味方は見事に生かされている。スペースにボールを置いてくるような、柔らかいパス。
本当に凄かった。

セッション自体も非常に興味深かった。
学生時代に水上さんから教えてもらったラグビーそのものだったね。
特別なことを言っている訳ではないのだけれど、すっと腹に落ちる。
論理を貫く原則が明確で、とても分かりやすかった。

「心の主導権」は、今回のセッションの中で繰り返し発せられたメッセージだ。
ラグビーを考える上で、横井さんは常に「心の主導権」を念頭に置いている。
相手陣内でPKのチャンスを得たとする。
ゴールを狙うのか。タッチに蹴り出して、LOモールからトライを狙うのか。
正解はないけれど、横井さんは「心の主導権」を考える。
3点を先行することで得られる優位は勿論あるだろう。しかし一方で、敵陣深くで攻め続けることの優位だってあるかもしれない。ゲームを支配する為の選択というのは、その時の試合の状況や彼我の能力等によって考え方は様々だと思うけれど、判断の根拠として「心の主導権」を据える姿勢に、非常に新鮮な感覚を覚えた。

こういう部分にこそ、横井ラグビーの本質があるのかもしれないね。

Monday, March 17, 2008

性格

3月16日、日曜日。
名古屋での研修を終えた母親が、八事の新居に遊びに来てくれた。
パートナーと3人で話していて、子供の頃のことが話題になったんだ。
おれは子供の頃、「宿題」はやるけれど「自主学習」は一切やらなかったらしい。
小学校の頃の担任の先生も呆れていたそうだ。
自主学習をしてくると貼れるシールがあったのに、全く溜まらなかったみたいで。
自分自身では覚えていないんだけどね。

とにかく、好きなことしかやらないんだね。
いまだに基本的な性格は変わっていないような気もしてしまいます。

新しい環境

3月15日、土曜日。
名古屋大学ラグビー部のグラウンドに初めて足を運んだ。
名古屋での練習環境を探そうと思って。

昨シーズンの1年間は、コーチとして東大ラグビー部に携わってきた。
ラグビーを通じて学生と向き合う作業は、とても楽しく、貴重な体験となった。
名古屋への転勤で、彼等とグラウンド上で接する機会は限られたものになってしまうけれど、今シーズンも出来る範囲で、学生との接点を継続していくつもりだ。

でも、とにかく生活の拠点は名古屋に移ったのだから、新たな土地で、新たな環境を探していこうと思っていたんだ。駒場WMMで迎える今シーズンの公式戦の為にも、自分自身のコンディションを作っておく必要があるしね。
実は、転勤が決まった時に、すぐに思い浮かんだチームが2つあるんだ。
1つは名古屋クラブ。全国クラブラグビー選手権にも出場経験のあるチームだ。
そしてもう1つが、名古屋大学ラグビー部。
東大ラグビー部とは定期戦での交流があって、馴染みのあるチームなんだ。

もう2週間ほど前になるけれど、名古屋クラブの練習には顔を出させてもらった。
バイスキャプテンの服部君を宋から紹介してもらって。
結論としては、とても楽しかった。
2時間程度の練習にたった1度参加しただけで、このクラブが好きになった。
ラグビーが好きな人間が、自分自身の自由な意志で、自然と寄り集まっているという雰囲気を、ものすごく感じるチームだね。日程が合えば、今後も参加するつもりだ。
ただ、おれにとっての難点は、土曜日の練習がないこと。
その分、水曜日/金曜日にも平日練習をしているのは素晴らしいけどね。
もう1つは、自分自身が車を持っていないこと。
練習場所によっては、車がないと参加しづらいことも多いみたいで。

さて、もう1つの候補として考えていた名古屋大学ラグビー部。
東大ラグビー部との定期戦を見ているので、おおよそのレベルは分かっている。
トップレベルのラグビーとはいかないけれど、学生は一生懸命で、よく走るからね。
コーチとしてではなくて、プレーヤーとして、一緒に練習させてもらうことが出来れば、学生と触れ合う良い機会になるし、自分自身のトレーニングにもなると思って。
更に、名古屋大学のグラウンドは、八事から自転車で行ける距離なんだよね。
2年ほど前に人工芝化されたそうで、練習環境としては申し分ない。
そんなことを勝手に考えながら、飛び込みでグラウンドに足を向けてみたんだ。

自転車に乗って、パートナーと2人でグラウンドまで出掛ける。
綺麗な人工芝のグラウンドで、沢山の学生が練習をしていた。
この日はちょうど高校生との合同練習で、基本プレーの確認が中心だったね。
自分自身は練習には参加しなかったけれど、見ていて楽しかった。

暫く練習を眺めていると、知った顔を見つける。
先日、名古屋クラブの練習でお会いした福嶋さん。
名古屋大ラグビー部のヘッドコーチをしている星野さんにも挨拶させてもらった。
その後、可愛らしいマネージャーの大野さんを紹介してもらって、今のチームの状況を教えてもらったり、キャプテンでCTBの中村君に簡単に挨拶させてもらったりして。
1時間もいなかったけれど、ラグビーを通じて、また新しい出会いがあった。

コーチとしてではなく、プレーヤーとして、名古屋でも学生とバトルしよう。
来週末の練習から、早速参加してみようと思っています。


ちなみに肥後さん。
名経大の練習にも必ず参加させてもらいますので。

Wednesday, March 12, 2008

ラグビーマガジン

ラグビーマガジン4月号に、所属している「駒場WMM」の特集が掲載されてます。
"Spotlight on team"(p64-65)という記事です。
書店に並んでいるので、是非読んでみてください。
http://www.sportsclick.jp/magazine/rugby/0804/index.html

Sunday, March 09, 2008

京都

週末を利用して、パートナーと2人で京都に出掛けてきた。
恥ずかしながら殆ど日本の名所旧跡を訪れたことがないので、とても新鮮だった。
書きたいことは沢山あるのだけれど、また時間がある時に。

それにしても、清水寺境内にある随求堂の「胎内めぐり」は、かなり凄かったね。
暗闇があれほど深くて怖いとは思わなかった。

新しい住処



随分遅くなったけれど、引越が無事に完了した。
2月21日(木)に移ってきたので、やっと2週間くらいかな。
まだ落ち着いた感じはないけれど、少しずつ「生活」が始まった感じがするね。
名古屋に移って、部屋に光が入るようになったので、パートナーは喜んでいます。

折角部屋が広くなったので、今までずっと欲しかったものを、遂に買ったんだ。
それが、この懸垂台です。
ヨガマットも買ったので、名古屋で肉体改造しないとね。

Thursday, February 14, 2008

考えるヒント

最近、小説を読んでいない。
なので、本当は小説のことを書きたいのだけれど、実用的な書籍のことを。

小宮一慶著『「1秒!」で財務諸表を読む方法』(東洋経済新報社)、読了。
この手のタイトルの書籍はあまり好きではないけれど、これは非常に面白かった。

読んでもらえば分かるけれど、「1秒で読む」というのはつまり、「(1秒という)限られた時間の中で、いかに数字を読み解くか」ということ。つまり、財務諸表に記載された数字に意味づけを行い、読み解く上でのプライオリティを与えていくんだよね。

読み物として十分に面白いけれど、作品全体を貫徹している著者の思考プロセス、或いは論理の根拠を辿っていくと、非常に有意義だと思う。「考える」という作業には一定のプロトタイプのようなものが成立し得る余地があると思うのだけれど、こういう著作の中には、そのヒントが隠れているような気がするよね。

本当に重要なのは、そこから先なんだけどね。

Thursday, February 07, 2008

スタイル

名古屋で業務を始めて1ヶ月。
営業という職務は変わらないけれど、全てが初めてのことで、若干戸惑っている。
担当のお客様が変わったことは勿論だけれど、ワークスタイルが全く違うんだ。
東京では3人チームで営業活動をしていたけれど、此処では1人だからね。

戸惑っている、というのは「何をすべきか分からない」ということじゃない。
動き方を変えなければいけない、ということを日々痛感している、ということ。
「すべきこと」に正解はないのだから、きっと自由に動けばいいんだ。

今まではチームの誰かが考えてくれていたこと、というのが本当に沢山あるんだ。
1人になると、そういった「周辺の厚み」とでもいう存在の大きさを感じるよね。
名古屋では、他の誰でもなく、自分自身がその溝を埋めていかなければならない。
簡単なことではないけれど、やりがいがあるよね。

自分のスタイルというのはきっと、こんなことから始まるのかもしれないね。
そんなものを自分が持てるのかどうかは分からないし、自分のスタイルを確立したいという思いを強く抱いている訳ではないのだけれど、でも何かを掴みたいよね。
格好良いものでなくてもいいから、この場所で。

Wednesday, January 30, 2008

変わるチャンス

随分久しぶりの更新。
なんだか文章の書き方を忘れてしまったような感じがします。

新しい1年が始まって、もう既に1ヶ月が経とうとしているね。
この1ヶ月間、本当に様々なことがあって、いまだ激動の只中といった感じだ。

まず、名古屋に転勤になった。
本当に突然のことで、昨年末に転勤を告げられた時には、とにかく驚いた。
正確に言うと、自分のことなのに、自分自身にきちんと落とし込めないような感覚。
ショックという訳ではなくて、その意味するところを「実感」できなかったんだよね。

新年早々、パートナーと2人で新しい住処を探した。
ちょっとしたトラブルもあって、結局は東京~名古屋間を2往復することになってしまったけれど、最終的には、納得できる良い物件を見つけることが出来た。
八事という街にある、なかなかお洒落なテラスハウス。
唯一の難点は、即入居可能な物件じゃないってことだね。
2月中旬まで引越が出来ないので、暫くはオフィス近辺のホテルで暮らします。

名古屋への転勤に伴い、当然ながら業務内容も変わった。
営業職ということは変わらないけれど、担当エリアが変更になった訳です。
今までお世話になったお客様にご挨拶をして。
自分を支えてくれたチームの皆様にご挨拶をして。
そして、新しく担当させていただくお客様に、新任としてのご挨拶をして。
この1ヶ月間は、それだけであっという間に過ぎていった感じだ。

こうして自分の周囲の環境は、この1ヶ月で全く新しいものに変わっていった。
引越も終わっていない今は、まだ落ち着いた感覚もないね。
今まさに変化している。変化の途上といった感じだ。新しい生活のリズムが出来て、日常が安定してくる為には、もう暫く時間が必要なのだと思う。

でもね、この環境の変化はきっと、自分にとって最大のチャンスなんだ。
自分の意志とは関係なく、変わる為のきっかけを与えてもらったのだから。
きっと自分は、変わらなければいけない時期に来ていたんだ。
仕事のみならず、様々な意味でね。
今に安住するのは簡単。常に変わろうとし続けることは容易じゃない。
環境変化に適応する為に「変わらざるを得ない」というのは、ある意味では恵まれているのかもしれないよね。ポジティブな変化を創り出して、成長するチャンスだ。

今年は成長してみせます。
名古屋に寄ることがあったら、遊びに来てください。

Monday, December 24, 2007

入替戦

駒場WMMの今シーズン最終戦。
東日本トップクラブリーグへの昇格をかけた入替戦に臨んだ。

12月23日(日)緒戦。
駒場WMM 14-0 新潟アイビス(14:00 K.O.@駒沢補助グラウンド)

12月24日(月・祝)決勝。
駒場WMM 32-17 サッテツクラブ(12:30 K.O.@駒沢補助グラウンド)

きちんと2連勝して、来シーズンの東日本トップクラブリーグ昇格をものにしました。
試合会場に足を運んでくれた皆様、本当にありがとう。
新さんと宋が5年前から思い描いてきたステージに、ようやく辿り着いたね。
ゼロからチームを創り上げた2人には、ひとまずはお疲れ様と言いたい。
そして、今シーズンが始まる頃に、自分を強く誘ってくれたことにも感謝しています。
良い経験をさせてもらいました。


まあでも、ゲームそのものは決して良くなかった。
もっと安定したゲーム運びで、きちんと勝てるレベルの相手だった。
やっぱりベーシックが足りないよね。勿論、まずは自分自身だけれど。
試合後、FWの核として安定した活躍をしていたNo.8の山崎選手とも話したけれど、「基本」がないと、ラグビーそのものが面白くなってこないような気がする。
相手DFを突破する。タックルが決まる。綺麗なパスが通る。
それはそれで楽しいけれど、ラグビーの面白さは、もう少し先にあるはずなんだ。
WMMでのラグビーは、もっと楽しいものになると思うんだけどね。

そんな訳で、もうこの試合のことは忘れました。
来シーズンに向けて、ベーシックトレーニングしていきます。
若手には負けたくないので。

Sunday, December 23, 2007

忘れない執念

12月23日、日曜日。
2007年度の東京大学ラグビー部の最終戦、京都大との定期戦が行われた。

東京大A 15-73 京都大A
東京大B 25-5 京都大B

このゲームをもって、2007年度のシーズンは終了した。
今シーズンでラグビー部を去っていく4年生のみんな、お疲れ様でした。
自分自身は、駒場WMMでのゲームが重複してしまい、学生の最終戦をグラウンドで観ることが出来なかった。1年間コーチとして付き合ってきたチームの集大成なので、駒場のグラウンドに居てあげたかった。学生の皆には申し訳なかったです。

惨敗のラストゲーム。悔しかっただろうと思う。
でも、悔しさなんて、すぐに忘れるからね。
本当に悔しくて、来年借りを返したいと思うならば、忘れない執念が必要です。
ずっと悔しさを忘れないというのは、とてもしんどいことだけれど。

来シーズンは、もっと強くなろう。

Tuesday, December 04, 2007

MAGNUM

12月1日(土)の練習後、パートナーと映画を観に行った。
ずっと公開を楽しみにしていたドキュメンタリー・フィルム。
『MAGNUM PHOTOS マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』

ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモアの4人によって60年前に創設された、世界を代表する写真家集団「マグナム」。
その内情と、60年を経て次なる舞台へと向かう彼らの思いが垣間見える映画だ。

非常に興味深かった。
マグナムのメンバーは、写真に対する己の立ち位置を明確に意識している写真家ばかりで、彼らの語る言葉はシンプルでありながら、写真というメディアの可能性を考え抜いていることを、写真家として生きる姿勢を、しっかりと感じさせるものだった。

また、彼らが実際に撮影に臨む姿を収めたシーンもあったのだけれど、それがまた良かった。単純に「すごいなー」って。被写体とコミュニケーションを取りながら、大胆に、素早く、連続してシャッターを切っていく。
特別なことは何もない。当たり前のことなのだけれど、難しいことだと思う。
プロフェッショナルとしての彼らのそうした姿は、なんだかとても洒落ていた。

この映画を観て、マグナムが一枚岩ではないことは分かった。
様々な写真家がいて、写真への対峙の仕方は人それぞれだと、明確に理解できた。
でも、揺るぎない共通項だってあるのかもしれない。
ひとつ言えることは、アンリ・カルティエ=ブレッソンのラストシーンを見てしまうと、写真家集団「マグナム」が創り出していく今後の写真表現が、新たな地平を切り開くものであってほしいと思わずにはいられない、ということです。

Sunday, November 25, 2007

東日本制覇

11月24日(土)、東日本クラブ選手権大会 準決勝。
駒場WMM 27-20 ツクバリアンズ(12:40 K.O.@熊谷ラグビー場 Bグラウンド)

東日本クラブ選手権における、おそらく一番の難敵。
なかなか思うようにいかないゲームだったけれど、なんとかものにしました。

タマリバとの差はどこだろう。
昨シーズン、タマリバ時代に対戦した時には、88-7で勝っている相手だからね。
ツクバリアンズには新たに外国人CTBも加わっていて、当然ながら昨年のチームと単純な比較はできないけれど、今年対戦しても、多分タマリバは圧勝するだろう。
この差を埋めないとね。
まずは、簡単に3トライを失ってしまったディフェンス。
自分自身、トライに繋がるタックルミスが1本あった。これをゼロにしないとね。
そして、当然のことだけれど、フィットネス。
「後半に走り勝つ」と言いながら、先に足が止まったのはWMMだった。
タマリバをイメージして考えてみると、1人ひとりのプレー回数と、プレーの切り替えにおける反応で、残念ながらWMMはかなり劣っていると思う。
不必要な反則や、勿体ないキックも多かった。
苦しい時間帯に、チームとして弱気になっていた証拠だ。

試合終了後、みんな冴えない表情だった。
同じようなことを、きっと皆が感じていたはずなんです。
課題が沢山見つかったので、今後の練習に目標が出来て、ある意味良かった。
もっと強くなりましょう。

翌日の11月25日(日)、同じく熊谷で決勝戦があった。
自分自身は所用で欠場だったのだけれど、WMMは紫波オックスを64-17で降して、東日本クラブ選手権の優勝を決めてくれた。
クラブという枠ではあるけれど、東日本制覇です。

ナイスゲーム。

Saturday, November 24, 2007

ラストゲーム

11月23日(金・祝)、対抗戦Bリーグ最終戦。
東京大 21-23 一橋大(14:00 K.O.@国立グラウンド)

2007年度シーズンの最終戦は、非常に残念な結末だった。
一橋大の選手たちの方が、勝ちたい気持ちが強かったということだと思う。
彼らもこの1年間、4年生だったら4年間、きっと一生懸命にやってきたんだからね。

コーチとしては、勝たせてあげたかった。
言い訳ではなく、実力で劣っていた訳ではなかった。はっきりと、勝てる相手だった。
それ故に、コーチとしての責任を感じています。

学生時代の恩師、水上さんに翌日会って、シーズンの総括を伝えた。
チームは生き物だ。良い経験したね。
水上さんはそう言ってくれたけれど、4年生にはラストシーズンだったからね。

もっと出来ることがあったんだろうなー。

Sunday, November 11, 2007

明学戦

11月11日(日)、対抗戦Bリーグ第6戦。
東京大 31-0 明治学院大(14:00 K.O.@駒場ラグビー場)

ディフェンスが安定していて、総じて良いゲームだった。
残念ながら入替戦への出場は、前節で上智大に敗れたことで絶望的になってしまっていたのだけれど、来年に繋がっていくゲームになったと思う。

今日のディフェンスをベースラインにしていかないとね。
ディフェンスは東大ラグビー部の生命線。
今日の出来は良かったけれど、彼等はもっと出来るはずだから。
残された試合はあと1つだけとなったけれど、もっと激しく、もっと反応を早く。
そして、最高のゲームにしよう。